国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み( 「上に政策あれば、下に対策あり」の特性が顕著にでた中国人

2016/12/18

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)12月19日(月曜日)
        通算第5140号   <前日発行>
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 「上に政策あれば、下に対策あり」の特性が顕著にでた中国人
   外貨預金、住宅ローン、ビッドコイン、そしてシャドーバンキング復活
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 異常というより不気味である。
 過剰流動性のカネが、異様な方向へ膨らんでいる。中国人民銀行が頭を抱えている。

 第一に外貨持ち出し制限が強化されて以来、中国国内で出来る「外貨預金」へ、預金が殺到している。11月だけで204億ドルも増えて合計すると中国の「外貨預金」の総額は7026億ドルに達した。このカネはすでに流出した外貨とは別枠である。いずれ帳尻を合わせるために中央銀行は理論上、ドルを予約しなければならない。

 第二に住宅ローンの貸しだしが驚くほど急増し、1174億ドル(人民元で7946億元)に達している。
新規借り入れが71・6%増加していると、中央銀行報告書がいう。
 この二つだけでもバランスを破壊していることは明白で、人民元売りドル買いの為替介入による人民元レートの死守は困難を極めてきた。

 第三にシャドーバンキング復活という、これまた異常な現象である。
 シャドーバンキングの貸し出しは1兆7400億元と見積もられている。通年では一月と二月の旧正月前に資金繰りのためにシャドーバンキングを利用することは統計上明らかだったが、11月に増えているのだ。
 
 第四がビットコインである。
 中国人の投機は、架空通貨のビッドコインに向かって殺到し始めた。
 世界銀行による統計で11月のビッドコイン取引は1億7471ビッドコイン(邦貨換算で15兆円)。このうち90%を中国人が買ったとされ、価格も10%値上がりしている。

 現在、中国では外貨両替が一年間に5万ドルに制限されているが、ビッドコインの制限はない。架空通貨とは言え、国内で取引され、国際決済に使えるわけだから、事実上の外貨流出である。

 かくして10月にSDR入りした筈の人民元に対して中国人の反応は逆であり、誰も人民元預金を信じないで、外貨交換のためには外貨預金、ビッドコイン。また将来の元暴落を見越して、住宅ローンで借金をつくり、或いはシャドーバンキング復活となった。

 どう考えても、人民元暴落に庶民がいまのうちに交換できる通貨、不動産、そしていま人民元で借金しておけば有利とばかり、当局の裏をかいていることになる。

 まさに「上に政策あれば、下に対策あり」という中国人の特性が顕著に現れてきた。人民元暴落は秒読みである。

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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)日本文化チャンネル桜から新春番組のお知らせです。
番組名:「闘論!倒論!討論!2017 日本よ、今...」 
テーマ:新春経済討論「平成29年 経済大予測」(仮)
放送予定日:
平成29年1月7日(土曜日)20:00−23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!528チャンネル)
「YouTube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト
インターネット放送So-TV
(パネリスト:50音順敬称略)島倉原(経済評論家・(株)クレディセゾン主任研究員)
高橋洋一(嘉悦大学教授・「政策工房」会長)、田村秀男(産経新聞社特別記者・編集委員)
野口旭(専修大学教授)、藤井聡(京都大学大学院教授・内閣官房参与)、
三橋貴明(経世論研究所所長)、宮崎正弘(作家・評論家)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)



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(読者の声2)12月21日 NO FENCE集会のお知らせです
テーマ;(1)池明観氏講演 「今こそ北朝鮮を語る}
(2)12月8日、ワシントンで開かれた、北朝鮮政治犯収容所をめぐる国際模擬法廷の報告
   記
日時 12月21日 午後5時から
場所 人権ライブラリー
   東京都港区芝大門2-10-12 KDX芝大門ビル4F
   http://www.jinken-library.jp/access 
交通アクセス | 人権ライブラリー
www.jinken-library.jp
本、ビデオ、展示パネル、各種資料を. 人権に関する条約、法律、行事など<自治体、省庁、国連機関など> 
連絡先 小川 090-9329−7734
http://www.nofence.jp/event
  (三浦生)



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(読者の声3) 日露首脳会談は一般的には「期待外れ」でしょうが、プーチンとしてもやはり2018年の大統領選前に、領土問題で日本に譲歩する訳にはいかなかったのでしょう。
 また私は既に10月段階で、安倍総理の言葉として「12月の日露首脳会談では大きな進展はない」ということを当欄で紹介しております。
 今日(18日)のTBSサンデープロジェクトで元毎日新聞主筆の岸井成格氏が「これで1月解散、2月総選挙は難しくなりました」と、さも新事実の如く言ってましたが、私は先の総理発言を紹介した際、同時に「1月解散は難しい」という総理発言にも言及しております。何を今更です。
(加藤清隆)



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(読者の声4)あの「海道東征」(交声曲)東京公演が決定しました。4月19日、東京芸術劇場です。
 大作曲家、信時潔が作曲し、北原白秋が作詞した「海道東征」は日本の建国神話を雄大にえがく大カンタータです。これは新保祐司教授(文藝評論家)が著作『信時潔』で覚醒させ、保守派のなかに再演を望む声が広がり、昨年の大阪公演は大好評でした。
 演奏は東京フィルハーモニー。大坂公演が大好評の裡におわり、満を持しての東上です。

とき   4月19日(水)午後7時
ところ  池袋「東京芸術劇場」コンサートホール
曲目   シベリウス「フィンランディア」。交声曲「海道東征」ほか。
主催   産経新聞社 (後援 神社本庁)
チケット S席8000円 A席7000円(明日12月16日から発売)
チケットぴあ 0570−02−9999
問い合わせ  東京音響(03−5774−3030)
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(休刊のお知らせ)小誌、12月23日から25日は休刊となります。
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(年末年始の休刊)小誌は12月28日から2017年1月5日まで休刊です。
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  宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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