『週刊マナー美人』の発行者さんのご回答
つき合って6年目で彼氏の実家に泊りに行くとは、もちろん結婚を意識してのことと思います。
とすれば、これはまさに「決戦の時」といえましょう。
いうまでもなく、あなたと彼氏のお母様との決戦です。
母親というのはいくつになっても息子がかわいいのです。
その息子をとってしまうかもしれないあなたに敵意がないと思ってはいけません。
彼氏と彼氏のお父様は問題外。戦う相手はお母様のみ。
しかしこの勝負、あなたが勝ってはいけません。お母様に勝っていただくのです。
それにはお母様に「いろいろと教えてもらう」という謙虚な気持ちが必要です。
がさつな性格は仕方のないことでしょう。
しかしマナーが悪いとは思い込まないことです。
マナーは意識して精進すれば上達します。
まずは相手を思いやり、気を配るところから始めましょう。
彼氏の家で粗相をしたら、その場ですぐに謝ればよいのです。
またすぐに顔に出てしまうとのことですが、何を言われてもニコニコしてればよいのです。
気の利いた話を無理にすることはありません。
むしろ相手の話をしっかり聞く気持ちのほうが大事です。
彼氏のお母様の呼び方ですが、決してお母様と呼んではいけません。
まだ正式にはお母様ではないのですから。
もしお母様などと呼んだら「あなたにお母様と呼ばれる筋合いはない」
と思われてしまいます。
食事の手伝いは積極的にしたほうがいいでしょう。ただしこの場合も主役はお母様です。
あなたは手伝うのみ。お母様はおそらく息子の好みを良く知っているはず。
いろいろ聞いてしまいましょう。お母様は上機嫌で教えてくれるはずです。
お泊りということですが、一番気になるのがどこに寝るのか?ということです。
まだ結婚前なので、自分から彼氏の部屋に寝てしまうのはちょっと待ってください。
それまでの苦労が水の泡になる恐れがあります。
どこに寝るかは寝具を用意するお母様に任せましょう。
お母様が彼氏の部屋に寝具を用意したら、
彼氏との関係を大いに賛成している証拠にもなります。
お母様があなたの寝具を彼氏とは別に客間などに用意したら、
まだまだ警戒している証拠です。
またお母様と一緒に寝るように寝具を用意するかもしれません。
この場合は逆に信頼の度合いが高いです。
いずれにしてもこの決戦に勝利を納めるには最後の最後まで気を抜かないことですね。
健闘を祈ります。
『そのマナーみっともないですよ!』の発行者さん
ご自分のマナーについてずいぶん悩んでおられるようですが、
一朝一夕に品のよい人に変わることはできません。
よいマナーを身に着けるには自分のわるいところを直す努力をすることです。
さてあなたが彼の実家を訪れたとしましょう。
初対面の場合は第一印象が大切です。
まず訪問時のマナーですが、玄関ではコートは脱ぎ、
折りたたんで玄関脇におきます。
はきものはキチンとそろえて上がります。
そして「はじめまして○○です。よろしくお願いします」と挨拶をします。
また、大切なことはご両親を避けるような態度はとるべきではありません。
お母さんが料理を作っているときなどは「お手伝いしましょうか」と
声をかけることです。
食後の後片付けもすすんで行うことです。
お正月ですからお酒を酌み交わすこともあるでしょう。
お酌をするときには両手をそえて、受けるときは左手はグラスの底にそえます。
料理をいただくときは少量ずつお皿に取り、一言「おいしい」の
言葉をそえることです。
ガツガツ食べたり口の中にものを入れたまましゃべることはみっともありません。
ご両親との会話ですが、日常の生活(仕事)のこと、趣味のこと、
旅行のこと、気候のことなどあまり固く考えないで何でも話をすればいいでしょう。
彼氏にも入ってもらえば話が弾むかもしれません。
それから「お母さん」と呼ぶのに抵抗があるようですが、結婚はしていなくても
彼氏の母ですから「お母さん」でいいと思いますよ。
ここまであなたが滞在中のマナーについて書きましたが、キリがありません。
大事なことは滞在中だけでも”ゆったりとした気持ちで笑顔をたやさない”ことです。
最後に「がさつでイライラする」あなたに一言。
あなたはいつも不平、不満をもっていませんか?
不平や不満は往々にして自分勝手な気持ちからでてくるものです。
こうしたら、またはこう言ったら相手はどう思うだろう。
きっと嫌な思いをするに違いない、
と相手の気持ちになって考えてみてはどうでしょうか。
そのような気持ちになれば、あなた自身がいつも明るい気分でいられます。
物事の良い面をみていれば不快な気分が去ります。
人に対する思いやりの心を持つことで態度や言葉も自然とやさしくなるのです。
それでは彼の実家で迎える新年が、あなた方おふたりとご家族の皆様にとりまして、
幸多き年でありますようお祈り申し上げます。