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映画関係者必読のメールマガジン。プロデューサー、監督、評論家、映画館支配人など、さまざまな立場からこれからのドキュメンタリー映画を熱く語ります。

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ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン neoneo 172号 2011.7.15

発行日:7/15

∽∽∽∽∽∽ HEADLINE ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

 †01 ■ドキュメンタリー映画のかたち
       シネミンガは何を目指すか (4)  溝口 尚美
 †02 ■ワールドワイドNOW ≪ベルリン発≫
       原子力とその後先をめぐるドキュメンタリー映画  梶村 昌世
 †03 ■neoneo坐7月後半の上映プログラム
 †04 ■広場
     ■ゆふいん文化・記録映画祭記録集 モンスーン3号発刊のお知らせ
     ■「自作を語る」などの原稿募集!
     ■上映の告知の有料化とカンパのお願い
 †05 ■編集後記  伏屋 博雄


★バックナンバー閲覧はこちらまで
     まぐまぐ配信   http://blog.mag2.com/m/log/0000116642/ 
     melma!配信    http://www.melma.com/backnumber_98339/ 



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┃01┃□ドキュメンタリー映画のかたち
┃ ┃■シネミンガは何を目指すか (4)
┃ ┃■溝口 尚美
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●どう発信するのか? (映画祭への出品・初挑戦!世界4都市同日上映会)

映画が出来た!通常、次は映画館・映画祭・テレビ・各種上映会など、制作者は発
信する手法を考える。シネミンガが先住民と共同制作する作品は、どちらかという
とコミュニティ内部へ発信する方が重要だと考えていて、映画祭に出して賞を狙う
のがゴールではない。私達プロの立場からすると正直、トレーニングしているとは
いえ、アマチュアと一緒に作った映像は作品としては不満足な所もある。ただ私達
は、国際的なチームという特色と、様々な国の先住民族を映像でつなぎたいという
想いから、作品を多言語に翻訳して、世界に発信する目的を持っている。これまで
に選んで来た発信方法は、コミュニティ上映会・先住民映画祭への出品・自ら企画
した世界4都市での上映会だ。

南米コロンビアでは、最初にコミュニティ上映会を行った。シネミンガが上映会を
企画するというより、様々な機会に行われる集会のついでにという形で上映してき
た。 (*1)。
インターネットやテレビが殆どなく、山岳地帯に点在して暮らす先住民のコミュニ
ティで、自分たちの事を描いた映像を上映するインパクトは大きい。ローバーさん
の殺人事件や、ナサ民族のヒーローとも言える運動家、キンティン・ラメに関する
ビデオの上映後は、「学校で教材に使いたい」「3時間位の長編を作るべきだ」など、
当事者や文化に近しい観客ならではの反応があった。映画を見た子どもが、近所の
人が役者として大画面に映っているのを見た翌日に、その人が、まだ画面に映って
いるか見に行った、という映画の草創期のような微笑ましいエピソードもあった。
スペイン語ではなく、民族の言葉を使っているので、より親しみがわくのかもしれ
ない。
私達は、母語で作る事にこだわっている。それは、言語の消滅を防ぎ、後世に伝え
るという目的があるからだ。「言語の消滅」は、世界の先住民族に共通する課題だ。
100を越える先住民族が暮らすコロンビアには、64の言語 (*2)が存在する。シネミ
ンガは、いずれ、簡易な衛星を使ったインターネット技術を駆使して、コミュニテ
ィ放送を行い、多くの人が、母語で発信・受信できる環境を作りたいと考えている。

国内外の映画祭では、先住民映画祭にフォーカスして申請してきた。コロンビアで
は、「DAUPARA(ダウパラ)」という先住民映画祭を2009年から共催し、ボゴタなど都
市部の人たちに発信する活動もしている。海外では、カナダの「ImagineNATIVE」と
いう国際映画祭、ニューヨークでは、北南米の先住民映画を扱った「2011 Native
American Film + Video Festival」、日本では、世界のアートとオルタナティブ映
像を紹介する「恵比寿映像祭」でシネミンガの作品が上映された。映画館の大画面
で観るのは、やはり気持ちがいいが、それよりも上映後のディスカッションや、同
じジャンルに強い興味を持った人々との交流が特に意味深かった。ニューヨークの
映画祭では、シネミンガに最初から関わっているナサ民族のヘオディエルが招待さ
れ、国内外の企業がいかに土地を奪い、関連して、殺人事件が頻発している現状を
当事者の立場から語った。ラジオやテレビ、ロンドンの研究者からも取材を受け、
彼にとっては忙しい滞在となった。3年前、アンデスの山岳地帯でトレーニングを始
めた時、彼がニューヨークに来る事など考えてもいなかったが、彼自身が映像制作
に情熱を持って続けてきたからこそ実った成果であり、舞台やカメラの前で堂々と
しゃべっている彼が誇らしく、嬉しかった。

他の団体が主催する映画祭にのっかるのではなく、自分たちで企画したのが2010年1
1月に初めて行ったイベント「世界4都市同日上映会」だ。 (*3) 東京・パリ・
ニューヨーク・ポパヤン(コロンビア)で、時差を利用して、同じ日に上映会を行
い、Skypeというビデオ付きのインターネット電話を使って、コロンビアに居る作家
と各地の観客が、質疑応答を行った。シネミンガの作品だけでなく、コロンビア北
西部に暮らすワユ民族が作った短編も上映した。
日本語・フランス語・ 英語・スペイン語という4カ国語の字幕制作に加え、私達が
全ての場所には行けないので、各地で通訳・司会・会場の手配をせねばならず、想
像を超える大変な作業だった。趣意に賛同して手伝ってくれたボランティアの人た
ちに、深く感謝している。アクシデント続きで、大成功とはいかなかったが、合計
約180人が会場に足を運んでくれた。アンケートや人々の反応を聞くと、直接顔を見
ながらの質疑応答が興味深かったようで、インターネットというメディアの有効な
使い道を実感する事ができた。今後、インフラさえ整えれば、山岳地帯やアマゾン
で暮らす人たちとの企画も可能だと思う。

多くのスタッフを抱え高額な予算で作られる商業映画から、1人でも少額で制作でき
る市民メディアまで、今、映像制作者は世界中に溢れている。
インターネットのおかげで、誰もが手軽に発信・受信できるようになった。そんな
時代に、誰がどんな事を発信するのか。それを視聴者が、どう受け止めるのか。商
業メディア・公共メディア・市民メディアは、どのように共存、あるいは役割分担
して行くのか。作り手と受け手、両者が、考えなければならない時だと思う。シネ
ミンガが行っている映像制作は、社会に大変革を与える物ではないが、私なりの立
場から、そんな「メディアのあり方への想い」を最終回に書きたいと思う。
(つづく)

*1 関連ブログ
 http://blog.canpan.info/cineminga/archive/40 (ローバー・グアチェタ上映会)
 http://blog.canpan.info/cineminga/archive/91 (キンティン・ラメ上映会)

*2 先住民族団体の集計による

*3 関連ブログ
 http://blog.canpan.info/cineminga/category_13 


■溝口 尚美 (みぞぐち・なおみ)
兵庫県出身ニューヨーク在住。シネミンガ共同設立者。
準備の大変さを思うと、少々、気合いが居りますが、世界同日上映会のイベントは毎
年続けたいと考えています。今年は秋頃を目標に計画中です。今回も手弁当になりそ
うな予感ですが、見に来たい方・企画に興味がある方・関わってみたい方は、案内を
送りますので、気軽に御一報ください。naomi@cineminga.org まで。



┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃02┃□ワールドワイドNOW ≪ベルリン発≫
┃ ┃■原子力とその後先をめぐるドキュメンタリー映画
┃ ┃■梶村 昌世
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

福島第一の原発事故から4ヶ月が立ち、時間が立つとともに、収束はより遠く離れて
いくことが明らかになってきた。今回の事故は1986年のチェルノビリ以来の最大想
定事故、そして津波・地震・原発事故の3重の被災は日本にとっては第二次世界大戦
以来の試練であろう。ドイツでは、福島第一の原発事故をきっかけに昨年末に政府
が決定した2035年までの原発の運転延期を見直し、一番古い8機の即座の運転停止、
残り9機の2022年までの運転停止を決定した。原子力というテクノロジーにドイツで
はついに終止符を打ったようだ。

今年の2月、まだ誰もがこのような展開を予期していなかった時に、ベルリン国際映
画祭のフォーラム部門でドイツ人のフォルカー・ザッテル監督のドキュメンタリー
映画『Unter Kontrolle』(『アンダーコントロール』)が世界初公開を迎えた。こ
の映画でザッテル監督は自身でカメラも担当し、3年間を渡ってドイツとオーストリ
アの原発と原発関連の機関を撮影した。美しいシネマスコープの映像はまるで70年
代のSF映画のような原発の風景を、テクノロジーと建築に焦点を置いて滅多に観ら
れない原子力発電所の内側を探索する。このような映像を撮るために、相当のリ
サーチと準備をして、そして撮影制限の条件も飲んだという。産業映画のジャンル
を思い出させるこの映画は、機能性の魅力にそって原子力というテクノロジーのリ
スクと制御、美しさと脅威の狭間を揺れ、そしてその衰運を描く。ドイツのプレス
批評で「現代社会の大聖堂」と名付けられた原発は、確かに巨大な規模の建造物と
して空にそびえ立ち、原子力は20世紀のユートピアの一つとして人類に膨大な希望
と絶望を与えてきた。

このような風景の中で、防護服と除染設備の間で淡々と日々の原発運転のコント
ロールを務めている従業員たちは迷い込んだ異物のように見える。ザッテル監督は
ナレーションや音楽などのコメントを使わずに、ゆっくりじっと日々の作業風景と
原発という建造物、その中での運転過程を見つめ、一見無機質ささえ感じさせる。
反原発側はほぼ出演の場がなく、ドイツでは熱く議論されて来た原発問題をここま
で冷静に見せられると、いったいこのテクノロジーの中で人間の立場とは何かと聞
きたくなる。ところが現在運転中のグローンデ原発から地下五百メートルの低中レ
ベル放射性廃棄物処分場モルスレーベンを経て、長い争いの結果運転されることな
くレジャーランドと化した高速増殖炉のカルカール原発のシュールな風景が流れ、
グライフスヴァルト原発の減築、そして未完成のまま終わった原発シュテンダール
の巨大な廃虚に辿り着くと、テクノロジーの魅力と美しさは崩れていき、人の傲慢
は今後の世代にとんでもない遺産を残していくという事実がじわじわと押し寄せて
くる。

今日まで核廃棄物の問題は解決されていない。持続的な処理計画もなければ、最終
処分場もはない。この課題に取り組むもう一つのドキュメンタリー映画がある。
様々な映画祭で受賞したデンマーク人の監督ミヒャエル・マドセンの『Into 
Eternity』(『100000年後の安全』)はフィンランドの最終処分場オンカロを探査
する。オンカロとはフィンランド語で隠れ場所を意味する。世界初の永久な最終処
分場として企画、設計され、18億年の岩盤の地下500メートルに巨大なトンネルシス
テムが建設されつつある。フィンランドとスエーデンの共同企画として20世紀の70
年代に発足、2100年代に完成が予定されている。この最終処分場にはウラン、プル
トニウムなど原発の核廃棄物が保管されるわけなので、10万年という、人の想像を
絶する期間封じられたままである必要がある。そうすると、実践的に切実な、同時
に哲学的な質問が出てくる。10万年後、人類は滅びているかもしれない。もしかし
て存在しているかもしれない。または違う生態系が生まれているかもしれない。

いずれにしろ、10万年後の文明に、最終処分場オンカロを封鎖したまま開けてはな
らないことをどう伝えるという問題にぶつかる。言語も文字も知能も10万年後の人
間は全く異なっていることが予想される。どのように未来の人間とコミュニケーシ
ョンをとるか、如何にして情報を収めるか、北欧の専門家が思い悩む。『アンダー
コントロール』とはスタイルが全く異なるこの映画は、タイムカプセルのような建
設中の最終処分場を発破工に付いて探索し、最終処分場をめぐる様々な要素を専門
家たちが会議で議論しているかのようにカメラに向かって語る。監督自身も10万年
後の未来の人間に語りかけるというナレーションの手段を取り、映像の撮り方、音
楽の使い方も現実を超現実的なものにしていく。実際、10万年の歳月を考えると、
現実というものはとてつもなく小さくなっていく。未来が如何に予想できないこと
かが明らかになり、そして人間の存在、私たちの想像の限界が見えてくる。わから
ないという事実だけが確かに見えてくる。

今私たちの家庭に送られてくる原子力によって発電された電気は、このような計り
知れない後難がある。原子力というテクノロジーが生み出した様々な問題は、末永
く人間に付き添い、被曝と放射能汚染という危険はなくなることがない。戦後、原
子力のいわゆる平和利用が始まってから平均で10年に一度世界のどこかで起きた大
きな原発事故と核軍拡競争への反応としてドイツでは60年代から根強い反核運動が
生まれ、人々は高い問題意識を持っている。そして1986年のチェルノビリ原発事故
で放射能雲が西ヨーロッパまで届き、健康と生活を脅かされる経験をする。今回福
島第一の原発事故で、地球の反対側にあるドイツがここまではっきりと脱原発に踏
み出したのは、そういう背景がある。

しかし、似たような過去を持っている日本とドイツが現在こうにも違う状況にある
のには、もう一つ理由があるように思える。第二次世界大戦で同盟国として加害者
であった二つの国は、戦後戦争責任への取り組みが国レベルでも、個人のレベルで
も異なっている。日本では原爆投下の被害によりアジア各国での戦争犯罪を充分に
伝えれることなく、広島・長崎の経験者でありながらも原発を促進してきた。ドイ
ツは、ホロコーストと60年代から向き合い、その反省が社会全体に対する批判的な
姿勢を促し、根強い社会運動と環境保護運動を生み出した。過去に向き合い、責任
を持つことは、未来を育てることでもある。今回の大きな試練を機に、日本人一人
一人が自分と社会の繋がり、そして自国の歴史を見つめ直し、自分と世界、日本と
世界の関係を考え、今後少しでも暮らしやすい環境を作っていけたら、今回の大き
な犠牲もまたチャンスであるに違いない。

付記:
『アンダーコントロール』はイメージフォーラムが11月に日本公開予定。ぜひご覧
下さい。また、下記のサイトで二本の映画についての詳細が読めます
  http://www.unterkontrolle-film.de/ 
  http://www.intoeternitythemovie.com/ 


■梶村 昌世(かじむら・まさよ)
1976年ベルリン生まれ。東ドイツに囲まれた「西ベルリン島」に育ち、壁の崩壊後、
旧東ベルリンのフンボルト大学で文化学・美術史修士取得。その後、映画制作や映
画研究を継続。



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┃03┃□neoneo坐7月後半の上映プログラム
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会場はいずれも神田・小川町のスペースneo(都営新宿線小川町駅B5出口より徒歩1分
JR御茶ノ水駅聖橋口より徒歩5分)です。詳細と地図はneoneo坐のHPをご覧下さい。
  http://www.neoneoza.com/

■「知られざる短篇映画を見てみる」上映会
「短篇調査団」

16mm上映 会費500円(作品資料付き/映画は鑑賞無料)
追加情報はblog版短篇調査団へ

原子力特集 その2(4本立・計112分)
(112)―オイルショックの影― …2011年7月21日(木) 19:30〜21:45

『明日をになうエネルギー ―原子力発電のおはなし―』
1974年/20分/カラー
制作:鹿島映画/企画:九州電力/プロデューサー:岩佐氏寿・石田昭夫/
脚本・監督:秦康夫/撮影:金子慈夫
■原子力発電の基礎知識として、原子爆弾との違いや、原子力発電のしくみ、放射
線などを、アニメーションや実際の原子力発電所でやさしく解説する。

『核燃料の魔術』
1975年/27分/カラー
制作:東映教育映画部/企画:科学技術庁/プロデューサー:布村建/
脚本・監督:藤本孝明/撮影:川崎龍彦
■原子と原子力についての基礎的な問題を、アニメーションや人間をモデルにして
わかりやすく描く。原子炉のしくみや、ウラン資源の有効な利用を可能にする高速
増殖炉の原理などについても説明する。

『地上の太陽をもとめて ―私たちと原子力―』
1976年/30分/カラー
制作:日経映画社/企画:日本経済教育センター*1/プロデューサー:山本彰伸/
脚本・監督:山添哲/撮影:守部甫
■ラジオ・アイソトープの医学利用、核分裂反応による原子力発電、プルトニウム
利用による原子炉、核融合反応による原子力…これらを通して、開発の歴史、最新
技術の開発のあり方を描く。

『21世紀へつなぐ ―エネルギー源の多様化をめざして―』
1979年/35分/カラー
制作:岩波映画製作所/企画:電源開発/プロデューサー:内田収/
脚本・監督:山内登貴夫/撮影:成瀬慎一/音楽:宮崎尚志
■オイルショック後、石油供給は不安定な状態が続いている。石炭の見直し(火力
発電)、揚水式発電、原子力発電、太陽エネルギーの利用、地熱発電など、電力の
安定供給をめざす国策会社の電源開発の活動の模様を紹介する。

【料金】会費500円(作品資料付き/映画は鑑賞無料)
【お問合せ】清水 E-mail: shimizu4310@bridge.ocn.ne.jp 



┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃04┃□広場
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ゆふいん文化・記録映画祭記録集 モンスーン3号発刊のお知らせ

第12回(2009年)と第13回(2010年)のゆふいん文化・記録映画祭のトークおよび
シンポジウムを採録した記録集『モンスーン第三号』(価格 1,200円)が発刊され
ました。

主な内容は第12回が
・「花はどこへいった」ゲストトーク(坂田雅子監督×吉岡忍さん)
・「嗚呼 満蒙開拓団」ゲストトーク(奥村正雄さん)
・第2回松川賞シンポジウム(池内了さん×吉岡忍さん×森達也さん×森まゆみさん
  司会 野村正昭)

第13回は
・「平成熊あらし」「叉鬼」ゲストトーク(岩崎雅典監督×内山節さん×辻信一さ
  ん)
・「アリサ・ヒトから人間への記録」ゲストトーク(秦昭二さん)
・科学映画特集 ゲストトーク(池内了さん)
・「沈黙を破る」ゲストトーク(土井敏邦監督)
・第3回松川賞シンポジウム(池内了さん×内山節さん×辻信一さん×関口裕子さん
  司会 野村正昭)

ゆふいん文化・記録映画祭の魅力であり、醍醐味であるのがゲストトークです。こ
れは映像や映画の専門家だけでなく、物理学者や作家、人類学者に哲学者、ジャー
ナリストなど多彩なゲストが、上映されたドキュメンタリーについて語っています。
様々な角度、視点から語られることによって、ドキュメンタリーの持つ多様な可能
性が提示されていると言っても過言ではありません。その採録集を「モンスーン第3
号」として発刊いたしました。松川賞シンポジウムも様々な視点から受賞作品が分
析されており、松川賞にこれまで応募された方、これから応募する方にも是非お勧
めいたします。ゆふいん文化・記録映画祭を知らない方は、この1冊でその全容が見
えてきます。当映画祭のガイドブックとしてもご一読いただければと思います。

☆詳しいお問合せ先は、
〒879-5102 大分県由布院盆地川上2863 Tel/Fax 0977-84-4424
  http://movie.geocities.jp/nocyufuin/home.html 
e-mail: kayako@ace.ocn.ne.jp 


    ◇────────────────────────◆◇◆    


■「自作を語る」などの投稿、歓迎!
「自作を語る」欄は、監督自らが作品について語るコーナーです。制作した動機や
撮影のポイント、編集で心がけたこと等を内容に盛り込んで頂きたいと思っていま
す。その他の投稿も歓迎します。「自作を語る」は1600字程度。監督のプロフィー
ル(150字)、作品のデータ、上映スケジュール、HP等をお知らせください。
原稿締め切り:配信日(1日&15日)の5日前までに、下記に送信ください。
E-mail: visualtrax@waltz.ocn.ne.jp  伏屋まで



     ◇────────────────────────◆◇◆    


■上映の告知の有料化とカンパのお願い
■伏屋 博雄(本誌編集長)

neoneoの購読は無料ですが、経費を(その大部分は稿料ですが)賄うため、上映等の
告知は有料にしています。なおカンパにもご協力くださいますよう、お願い申しあ
げます。

(1)上映等の告知料は、 40字×30行(行数の空きも計算)以内につき
3,000円(税別)です。それ以上の行数の場合は比例して加算します。
(2)カンパのお願い 一口2,000円。何口でも。

送金先:みずほ銀行小金井支店、普通口座、1211958 ビジュアルトラックス
(入金を visualtrax@waltz.ocn.ne.jp にお知らせください。)
以上、neoneoの継続ため、よろしくお願い致します。



┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃05┃■編集後記:伏屋 博雄(ふせや・ひろお)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●シネミンガは先住民と共同制作することを中心的課題にしている。したがって完
成した作品は一般の映画が映画館や映画祭での上映を目指すのとは異なり、まず何
よりも先住民に見せること、そうした場をつくることによって彼ら自らの「問題」
を徹底して考えることを第一義としている。溝口尚美さんたちは、昨年秋に「世界
4都市同日上映会」を開催したが、これは凄いことだ。構想の大きさといい、実現し
ようとする情熱、エネルギーに感嘆してしまう。先日、東日本大震災を撮影してき
た監督に会ったが、彼も溝口さんの記事に感銘していた。本誌の読者は3200名余に
なるので、応援したくなった方は多いと思う。

●ベルリン在住の梶村昌世さんから、原子力を題材に取った2種類の作品についての
寄稿があった。読めば、興味深い作品であることがわかる。原発は日本にとって火
急の問題。現在各地では原発をテーマにした作品が上映され、相当な関心を呼んで
いるようだ。重いテーマだが、たじろがず立ち向かい、真剣に考えざるを得ない時
期に来ている。梶村さんが最終部分に書いている文章には、ギクリとした。「第二
次世界大戦で同盟国として加害者であった二つの国は、戦後戦争責任への取り組み
が国レベルでも、個人のレベルでも異なっている。」としたくだりである。梶村さ
んは戦争責任の引き受け方の徹底性において、両国の著しい差異を指摘している。
原発廃止を決定したドイツと、今なお真っ当に討議していない日本の違いである。
この指摘は重い。

●清水浩之さんが主宰するneoneo坐の「知られざる短篇映画を見てみる」上映会は、
先月に引き続き「原子力特集」である。オイルショック後に制作された作品4本が上
映される予定で、まことに時宜に適った企画である。



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