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”産地直送” 気軽に楽しむイタリアワイン

イタリアソムリエ協会公認ソムリエが現地の生情報とともにイタリアワインの魅力をローマからお届けします。どなたでも気軽にさらっと読めるマガジンです。

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”産地直送” 気軽に楽しむイタリアワイン vol.96 【2005年のワインは?】

2005/11/14

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  ◇週刊◇
    ”産地直送”気軽に楽しむイタリアワイン 
         vol.96(2005年11月14日)

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こんにちは〜♪ イタリアワイン好きのみなさん、今日も
【”産地直送”気軽に楽しむイタリアワイン】
を読んで下さいまして、ありがとうございます!


◇【”産地直送”気軽に楽しむイタリアワイン】のバックナンバーは
 全てこちらに公開しております。
 興味のある方はどうぞごゆっくりご覧ください。
 
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     http://www.melma.com/backnumber_97687/


☆★本日のメニュー★☆
■今日のトピックス
  ★2005年のワインは?
■今日のワイン
  ★ブルネッロ ディ モンタルチーノ
■今日のエリア
  ★ヴィットリア
■今日のローマ便り
  ★きれいになったテルミニ駅
■編集後記

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■今日のトピックス
 2005年のワインは?
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11月6日、ノヴェッロが解禁になりましたね〜。
皆さんはもう飲まれましたか?
私は解禁日前日にノヴェッロの試飲会に行きまして、
「うん、ノヴェッロだ」と納得して(?)帰ってきました。

ノヴェッロというのは、新酒です。できたてほやほやの新酒!
9月(場合によっては8月)に収穫したブドウを発酵させて、あっという間に
ワインにして、ボトルに詰めて、販売して、すぐ飲む。
そう、この「すぐ飲む」、というのが肝心なんです!!
間違っても寝かせたりしないでくださいね!!
「すぐに飲んでもらうため」に造られたワインたちなんです。
「これは私好みの美味しいノヴェッロだな〜」というものが見つかったら、
どんどん飲んでしまいましょう〜
こういう飲まれ方をされてこそ、ノヴェッロも生まれた甲斐があるのですから。

さて、今日のトピックスは2005年のワインの出来について。

9月、10月の大雨がたたって、生産量は落ちてしまうとIsmeaが発表。
(Ismeaというのは農業生産物の各種統計を取っている機関です)
ここ最近では2002年の生産量の低さが記憶に新しいですが、
今年はどうやら49億リットル程度になるとか。
昨年が53.3億リットルだったそうなので、かなり減ることになりますよね。
(49億リットルって、それにしてもすごい量ですよね)

『生産量が少ない→気候条件が悪い→ワインの質が悪い』
とついつい思ってしまいますが、そういうわけではありません。
ダメージを受けたブドウをどんどん取り除き、健康なブドウを選り分ける。
あるいは、ダメージを受ける前に(これが一番難しいと思うのですが)
思い切って収穫してしまう。
生産者たちがそれぞれ知恵を絞って収穫するんですよね〜

ところで、8月末までは「最高の年だ」と言われていた今年、現に、
早い段階で収穫を終えているフランチャコルタなどは「非常にいい出来」
のワインができると関係者を喜ばせているようです。
また、早熟の品種のメルローなども、悪天候の影響をほとんど受けていないそう。

年毎に違う味わいを楽しめる。これもワインの醍醐味でございます。




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■今日のワイン
 ブルネッロ ディ モンタルチーノ
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秋も深まったところで、恋しくなるのはやっぱり赤ワイン。
もちろん、年がら年中赤ワイン飲んでいてもいいのですが、
「じっくり赤ワインを飲みたいなあ」と言う気分になるのも、やっぱり
寒くなってから。

四季のある国に生活していて、本当によかったと思う今日この頃。
ワインも四季のある国でなきゃ作れないですもんね。

で、恋しくなっていきなり登場するのが
「ブルネッロ ディ モンタルチーノ」とは、いい感じです。
お値段もいい感じなので、めったに飲めませんが(笑)。

ブルネッロ ディ モンタルチーノ、すなわち、
モンタルチーノのブルネッロ。
くどいようですが、モンタルチーノで作られるワインです。使うブドウは
ブルネッロ。本当はサンジョヴェーゼなんですが、モンタルチーノでは
ブルネッロという名前で呼ばれています。

モンタルチーノ市はシエナから南に約40km行ったところにある、
人口6000人ほどの小さな町(でも面積は広くて243K!))。

モンタルチーノでのワイン作りは文献に初めて登場した16世紀以降、
途絶えることなく続けられていました。が、ブルネッロ ディ 
モンタルチーノを世に誕生させたのは、この人「FERRUCCIO BIONDI SANTI」。
もっとおいしいワインはできないか、と試行錯誤の末、ワインを樽で熟成
させることに。長く寝かすほどに味わいも色の具合もトータルの質も
全く違うものになり、劇的に美味しくなることがわかったのです。

現在のブルネッロ ディ モンタルチーノは法定熟成期間が50ヶ月、
そのうち最低2年間はオーク樽で熟成させること、と決められています。
リゼルヴァタイプになるとなんと62ヶ月間も熟成させちゃうことに!
だから、今年のワインが飲めるのは、2010年なんですよね〜。。

今、手に入るのは通常タイプで2000年、リゼルヴァタイプで1999年
のものが最新。でも、一般的な飲み頃は10年〜20年後と言われている
ブルネッロ、今飲んでもそりゃあ美味しいけども、ちょっと我慢したら、
数年後に「待っててよかった!」と思えるかもしれませんよ。




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■今日のエリア
 ヴィットリア(ラグーザ)
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ヴィットリアはVittoriaと綴りまして、その意味は「勝利」。
サインはVのVictory、です。

街の名前は1607年にヴィットリア伯爵夫人がこの街を造ったことに
由来するそうですが、なんとなく縁起のいい名前(なんてったって
「勝利」やし!)だからでしょうか、このたびこの街の名前が付いた
シチリアのワイン、「チェラスオーロ ディ ヴィットリア」が、
シチリア初のDOCGに昇格いたしました〜 パチ パチ パチ!

例のピンクのテープがボトルの首に巻かれるのは、2005年から。
早飲みタイプのワインも作られているので、来年にはお目にかかれることが
できるでしょうね。

シチリア島の南東部に当たるラグーサ県ヴィットリア市は、リバティ様式の
建物があふれる、とても美しい街なんです。
ワイン作りも市設立当時から盛んで、シチリア島内はもちろん、マルタ島へも
輸出されていたとか。

あまり馴染みのない場所ですが、いつか是非訪れてみたい街ですね。




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■今日ローマ便り
 きれいになったテルミニ駅
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1ヶ月ぶりにローマに戻りました。

私が日本に帰ったとき(10月の頭)はまだ残暑で、日が暮れるのも
それほど早くなかったのですが、今は5時ぐらいにはもう暗くなって
くるし、当然寒いし、とてもカプレーゼなど食べる気分にはなれません!

昨日はミネストローネを友人の家でご馳走になりました。
やっぱり冬には冬の食べ物。鍋が恋しい〜〜

さて、約1ヶ月ぶりに国鉄のテルミニ駅に行ったのですが、驚きました〜。
切符の自動販売機の数が恐ろしいぐらいに増えている!しかも、デザインが
なんか近未来系?で、うまく表現できませんが、なかなかかっこいい。
「もう窓口なんかに並ぶなよ!これだけあるんだ、機械で買えよ!」
と、窓口の国鉄職員が言ったかどうかは知りませんが、間違いなく彼らの
負担が減ったに違いありません。

駅の切符売り場は、イタリアでいらいらさせられる場所の3本の指に入るの
ですが、これで混雑解消!と思いきや、相変わらず窓口には人の列が。。。

でも、その窓口がまたきれいになっている!ガラス張りで、カウンターも
きれいになって、不思議とそこにいる国鉄職員が優しく見えてくる・・・。
(そんなはずはないか!?)

何でかな?何でこんなにきれいになったのかな?と考えたのですが、
そうそう、来年はイタリアでオリンピックがあるんですよね。開催場所の
トリノはローマからかなり離れているとはいえ、イタリアの玄関口のローマ
にも大勢の外国人が訪れる。きっと、それに向けて頑張っているんだ〜と。

自信を持って言えますが、国鉄ミラノ駅に比べて断然きれいです!
(今年の8月に見た限りですが。変化を遂げていたらごめんなさい)

ローマ市バスの車両もどんどん新型が増えてきて、2,3年前に比べて
本当に快適になっているし、この勢いでバスのサービスもよくなって
いって欲しい、と切実に感じる今日この頃です。




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■編集後記

イタリア人に聞かれる質問で最も多いものに、
「日本からイタリアまで(飛行機で)何時間かかるの?」
と言うものがあります。

答え:約13時間

「ひえ〜、そんなにかかるの〜」
と、たいていのイタリア人は大げさに驚きます。

(そうそう、そうなのよ。遠いのよ日本は。)

飛行機に乗ってしまうとすぐなんですけどね。
でも、今回私は往復の飛行機の中でほとんど眠れませんでした。
・・・以前はすぐ眠れたのに。年のせい???

おかげで行きと帰りで7本も映画を見てしまいました。

その中の「亡国のイージス」、面白かったです。
日本映画ってほとんど見ないのですが、認識が変わりました。

もしかすると、「(日本語だから)せりふが全部理解できる」と言う理由が
大きかったのかもしれません。
(うそうそ、本当に面白かったです!それに、真田広之って本当に上手い
役者ですよね〜。見ごたえがありました。)

でもまあ、イタリアに戻ったことですし、またイタリア語で映画を見て、
勉強することにいたします。


それではまた来週!

〜”産地直送” 気軽に楽しむイタリアワイン〜
発行者:高井 晶子(Takai Akiko)
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創刊日:2003-08-21  
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