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神戸マルチメディア・インターネット協議会 情報メール

2001/11/01

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
                           KMICニュース  
          〜神戸マルチメディア・インターネット協議会 情報メール〜
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

                      2001.10.31号(通刊第129号)
          Copyright(C) 神戸マルチメディア・インターネット協議会

【NEWS】
 01:協議会「情報交流会」(11月21日)のご案内
 02:神戸市看護大学第4回国際フォーラム(11月3日)
    「21世紀情報活用時代の健康と医療」〜オーストラリアにおける
    テレヘルスの紹介と日本の現状〜 のご案内
 03:「インターネットセミナー2001in ひょうご」(11月8日)ご案内
 04:「京都ブロードバンド・ビジネス・セミナー」(11月9日)
   〜京都流ブロードバンドの活かし方〜 のご案内

【SPECIAL EDITING】
 05:デジタル映像セミナー(9月21日)のレポート(寄稿)
 06:神戸市「モバイルバス」プロジェクトのご紹介
   〜全国初のバスIT化の試み〜

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【DETAIL】
■01:協議会「情報交流会」(11月21日)のご案内

 11月の協議会「情報交流会」を下記の要領で開催します。
 この度は当協議会会員の日本ヒューレット・パッカードから講師をお迎え
します。
 ますます盛んになるインターネット。この便利なメディアの利用の上で問題に
なってくるのが「いかにセキュリティーを確保するか」ということです。セキュリ
ティーを確保すればするほど利用者にとっては不便な物になりがちですが、
セキュリティーを確保した上で、利用者の利便性の向上を図る物としてコン
ピューター業界で注目を浴びているのが「シングル・サイン・オン」というソリュー
ションです。
 今回の講演会では、この「シングル・サイン・オン」はどういったものか、そし
て、日本HP社からはどのような解決策をもってお客様にご提案しているのかを
紹介していただきます。ご期待ください。
 また、講演会の後、会員相互の理解と交流を深める交流会を開催しますので、
協議会ご担当者および関係者の多数のご参加をお待ちしています。

【日時】2001年11月21日(水)
    講演会:18:00〜19:00
    交流会:19:00〜21:00

【場所】デジタルクリエイターカレッジWAO!神戸校
     神戸市中央区三宮町1-3-1 富士銀行ビル地下1階
     TEL:078-392-2021
     http://www.dcc-wao.co.jp/wao/
【内容】
   ・講師:大石 正彦氏(日本ヒューレット・パッカード(株)
              HP コンプリメンタリプロダクト事業部)
   ・テーマ:「インターネット・セキュリティ・ソリューション『シングル・
        サイン・オン』」

【参加費】会員:2,000円
      非会員:3,000円
      
【申込締切】2001年11月20日(火)正午

【参加申し込み要領】
 以下の部分に記入の上、メールにて事務局(小林)( kobayashi@kimec.com)
までお送りください。
 ・ご出席:交流会(  )人=氏名
  ・会社名・団体名:
 ・所 属:
 ・役 職:
 ・連絡先メールアドレス:
      電話番号:
      FAX番号:

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■02:神戸市看護大学第4回国際フォーラム(11月3日)
    「21世紀情報活用時代の健康と医療」〜オーストラリアにおける
    テレヘルスの紹介と日本の現状〜 のご案内

【趣旨】
 このフォーラムでは、情報化社会におけるIT(情報技術)が、保健・医療・福祉分
野でどのように応用され、発展してきているかを紹介します。インターネットに代表
される情報ネットワークによる社会環境の急速な変革、新しい情報技術、情報システ
ムなどの活用、整備が必要とされる中、時代に即応すべく、それぞれの分野における
日々の研究や実践の中で得られた成果を報告していただきます。
 医療現場と在宅の双方向の情報交換、ITによるヘルスプロモーションの新たな実
践方略など、多岐にわたって紹介いたします。そして、看護の中のIT活用やこれか
らの展望について提言していきます。

【開催日時】2001年11月3日(土)10:00〜16:30

【会場】神戸市看護大学 W13講義室
      http://www.kobe-ccn.ac.jp/
      神戸市西区学園西町3丁目4
      (三宮から市営地下鉄「学園都市駅」下車、徒歩約10分)

【講師紹介】
・クリストファー・キング(Christopher King)博士:オーストラリア
 ラトロボ大学
講師
・水流聡子氏:広島大学医学部保健学科助教授
・松浦尊磨氏:五色町健康福祉総合センター所長 兼 五色診療所長
・宮本正喜氏:神戸大学医学部附属病院助教授 医療情報部副部長
・村井雅之氏:GE横河メディックシステム e-business推進部長

【プログラム】
10:00 開会あいさつ 神戸市看護大学学長 中西 睦子
第1部:基調講演(10:05〜12:00)
「オーストラリアでのテレヘルスの進行状況と応用」クリストファー・キング氏

第2部:シンポジウム(13:15〜16:00)
・「双方CATVを活用した在宅療養支援システム」松浦尊磨氏
・「診療支援のための情報システム、電子カルテの概念と活用」宮本正喜氏
・「情報機器の普及状況と今後の可能性」(仮題)村井雅之氏
・「看護の中のIT活用状況と今後の展望」(仮題)水流聡子氏
コーディネーター:吉岡隆之氏
         (神戸市看護大学 神戸市看護大学健康・行動科学系講師) 
16:00〜16:00質疑応答

16:00 閉会  神戸市看護大学国際・地域交流委員会委員長 成清美治

【参加費】5,000円

【問い合わせ先】
神戸市看護大学国際地域交流委員会
「第4回国際フォーラム事務局」
TEL:078-794-8080

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■03:「インターネットセミナー2001in ひょうご」(11月8日)ご案内

 当協議会は、「インターネットセミナー2001in ひょうご」(「日経インター
ネットアワード2001」と同時開催)の後援をしています。
 会員の皆様におかれましても、ぜひご参加いただきますようお願いします。

【開催日時】2001年11月8日(木) 10:00〜17:00
【会場】神戸ポートピアホテル南館1階「大輪田」
      (神戸市中央区港島中町6-10-1)
【内容】
 (1) 講演会(10:30〜12:30)
  ・テーマ:ブロードバンドが創る社会
  ・講 師:石田 晴久(いしだ はるひさ)氏
        多摩美術大学メディアセンター所長/教授
        日本ネットワークセキュリティ協会会長
 (2) インターネットの体験コーナー
   インターネット、ブロードバンドが体験できる機器、技術等の紹介
【その他】
  「日経インターネットアワード2001」が同時開催されます。
    (http://www.nikkei.co.jp/award/)

【参加申込み方法】
参加希望の方は、下記申込書をE-mailもしくはファックスしてください。
 メールアドレス: jirou_ookita@go.phoenix.pref.hyogo.jp
 FAX番号:078-362-9477

【お問い合わせ先】
 「インターネットセミナー2001in ひょうご」事務局(兵庫県情報政策課内)
 担当:大北、小原  電話:078-362-9467

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜参加お申し込み書〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

◇参加希望イベント(ご希望に○印をお付け下さい。複数選択可)
 (  )講演会   〔 10:30〜 大輪田 〕
 (  )体験コーナー〔 10:00〜 大輪田ホワイエ 〕
◇会社名:
◇所 属:
◇お名前:
◇ご住所:
◇電 話:
◇FAX:
◇E-mail:

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■04:「京都ブロードバンド・ビジネス・セミナー」〜京都流ブロードバンドの
    生かし方〜 のご案内
    http://www.kyoto-venture.net/seminar/20011109/

 来るべきブロードバンド時代の到来を見越し、京都におけるブロード
バンドの生かし方、ネットワーク事業のあり方を京都のベンチャー企業
や学生の皆さまと共に考え、京都の発展に役立てていただくために開催
します。
 ブロードバンド・ビジネスにご興味がある方々など、多数ご参加ください。

【日時】2001年11月9日(金) 17:00〜20:30
【場所】リーガロイヤルホテル京都(京都市下京区堀川通塩小路)
【内容】第1部セミナー(比叡) 17:00〜19:10(開場16:30)
      第2部パーティー(貴船・愛宕) 19:15〜20:30
【参加費】先着150名様無料(要事前申込)

第1部内容:基調講演1 17:05〜17:35
                「『遊び』が支える京の文化産業」
                株式会社トーセ 代表取締役 齋藤茂氏

        基調講演2 17:35〜17:55
                [ブロードバンド時代のネットワーク」
                NTTコミュニケーションズ株式会社
                 ネットワーク事業部 事業部長 田代道郎氏

        パネルディスカッション 18:00〜19:10
        「『温故知新』にブロードバンドは使えるか」

        コーディネーター 京都経済新聞社 編集長 築地達郎
        パネリスト      株式会社トーセ 代表取締役 齋藤茂氏
                    国際日本文化研究センター
                          助教授 森洋久氏
                   ウェブマックス有限会社 
                          代表取締役 渡辺康一氏

第2部内容:19:15〜20:30
       京都ブロードバンドコミュニケーションパーティー

【主催】京(みやこ)バレー、京都経済新聞社
【共催】NTTコミュニケーションズ株式会社
【後援】京都商工会議所 京都ビジネスモデル推進センター(申請中)

【参加申込】下記サイトの申込フォームからお申し込みください。
http://www.kyoto-venture.net/seminar/20011109/

【お問合せ先】京(みやこ)バレー内
        「京都ブロードバンド・ビジネス・セミナー」事務局
        E-mail: info@kyoto-venture.net

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■05:デジタル映像セミナー(9月21日)のレポート(寄稿)

 毎年、阪神・淡路地域におけるデジタル映像分野の人材育成と、既存産業への
デジタルメディアの利用や普及へつながる情報発信の場として本セミナーが実施
されてきました。(今年度で3回目。主催は(財)阪神・淡路産業復興推進機構)
 現在、急速な情報通信技術の革新とその中でも特に注目すべきデジタル映像は、
さまざまな媒体を通して配信されています。今年度はその動向をとらえ、今後の映像
の利用方法、制作手法や産業振興における役割などの方向性を探るべく、本セミナー
が9月21日に神戸商工会議所会館3階「神商ホール」で開催されましたので、レポー

します。

【基調講演】
講演者:松本 真尚 氏(ヤフー株式会社経営企画部マネージャー)
テーマ:「インターネットビジネスとYahoo! JAPAN」

 インターネットユーザーの増加する推移に比例して、1996年4月1日サービス立ち上
げ以降、Yahoo! JAPANのウェブサイトユーザー数も年々増加しています。その理由と
して欲しい情報が確実に手に入るといった便利なサービスであること、ユーザーの環
境に応じたサービスが提供できるようにしていること、パトロール部隊の設置で安心
して使えるサービスであることがあげられます。
 また、インターネットの双方向性を生かした、ユーザーによりインパクトを与える
広告商品の開発を進めています。インターネット広告では、ブラウザクッキー情報の
利用や、ユーザーの属性に合わせた広告ができます。さらに今年8月からADSL &コン
テンツサービス「Yahoo! BB」を開始し、映像や音楽、オンライン教育などのブロー
ドバンド・インフラを最大限活用したさまざまな情報 コンテンツサービスも実施し
ています。ブロードバンドコンテンツが配信されるようになれば、インターネットが
生活必需品になるのではないかと考えています。Yahoo! JAPANですでにEコマース
やインターネットショッピングビジネス、オークションビジネスを実施しています
が、今後は、モバイル市場の開拓も視野に入れ、よりよいサービスを提供していきた
いと考えています。

【講演】
講演者:春日井 良隆 氏
    (アドビ システムズ株式会社 プロダクトマーケティングマネージャー)
テーマ:「ストリーミングを活用したWebサイトの制作過程と実例の紹介」

 ストリーミングとは、ネットワークの中で、映像や音声データを流すための技術で
す。通常では3分850MBという大きな映像データを、スムーズに流して見るために
圧縮します。ストリーミングのデータの種類はウィンドゥズメディアフォーマット、
クイックタイムストリーミングフォーマット、リアルフォーマット(以下RM)となっ
ており、RMは85%のユーザー数です。また、ここで、圧縮には空間圧縮と時間
圧縮という2種類に分かれています。また、ストリーミングはダウンロード形式と
違って、データが送られてきたら捨てる、といった方法なので、著作権保護にも
向いています。では、ここで、ストリーミングを使ってどのようなサイトができるの
か、デモを行います。(以下、PCにてプレゼンテーション)
・映像を含めたインタラクティブWEBサイトを紹介
・プレミアを用いたストリーミングの動画編集を実例
・ Go Liveを用いてWEBサイトの構築方法を実例
 今後の課題として、モバイル端末でのコンテンツ作成についても、サポートしてい
きたいと考えています。現在は、Go Liveでiモード用のWEBサイトの作成が可能な
機能を備えています。また、Photo Shopでは携帯電話の壁紙が作成できる機能も
あります。これらについてもどんどん取り組んでいきたいと思います。
 最後に、ブロードバンドの普及に伴い、ストリーミングコンテンツは不可欠になっ
ていくと思われます。さらに常時接続が主流になると、インターネットをより身近な
ものになっていくでしょう。雑誌やテレビと同じメディアとしてまた、能動的に情報
を得ることができるツールとして生活に密着する存在になるのではないでしょうか。
ネットでしか見ることができない、ネットだからこそ見られる映像コンテンツが楽し
めるよう、我々としてもブロードバンド時代に向け、積極的にコンテンツソフトの
開発に取り組んで行きたいと考えています。

【パネルディスカッション】
○コーディネーター:光森 史孝氏(神戸新聞社 メディア局顧問)
○パネリスト:
    畠山 乃生彦氏(アイテック阪神(株) 取締役マルチメディア事業部長)
    塚田 清志氏(株式会社毎日放送 デジタル計画部長)
    水野 五郎氏(株式会社アクス 常務取締役)
    岩根 正氏(兵庫県産業労働部 IT産業振興室長)
    パンフィリア・ポー・リ・リアン氏
     (パンフィリア クリエイティブ アソシエーツ)

○テーマ: 「ブロードバンド時代の映像コンテンツ」
  "ネットワーク" "メディア" "ブロードバンド・インフラ"の融合において新たに
創出されるサービス・市場の将来像とビジネス戦略について討論していただき
ました。

<議題1>
(光森氏)ブロードバンド時代と聞いて持つイメージをお聞かせください。

(岩根氏)ブロードバンド時代では、ブロードバンドを意識しない生活になっている
のではないでしょうか。コミュニケーションツールとして普通に使用できる時代、例
えば、家族で旅行をする前に、旅先の映像を見て旅行プランを練り、それから出かけ
る、といったような生活になるのではないかと思います。

(畠山氏)90年にケーブルテレビを立ち上げた当時はコンテンツがなかったのです
が、今はインターネットが登場し、デバイスがデータ化になったことで、双方向の
機能を生かすことが可能となりました。しかし、ブロードバンドにはなったが、それ
は例えるなら高速道路ができた、といった状態であり、最終的には、お客様が実際
に使えるようにするにはどうすべきかが課題だと思っています。快適なコンテンツを
いかに楽しんでもらえるかが大切ではないでしょうか。

(塚田氏)通信と放送の融合がブロードバンドの象徴だと思います。将来的に有線、
無線、モバイルの環境においてブロードバンド化されるでしょう。そこで、我々が問
題点として挙げているのが、著作権・肖像権をどのようにクリアするかということで
す。地上波テレビは2003年にデジタル化になりますが、デジタルというのは、品質を
損なわずコピーがいくらでもできてしまいます。それらの問題をクリアにし、皆さん
に楽しんでいただけるコンテンツを配信することが、今後の課題です。

(水野氏)私の場合、映画、ビデオ、ノンリニア、ブロードバンドと時代の変化に伴
い、業務内容を変えてきました。もうすぐ迎えるブロードバンド時代になると、CMが
インターネットで流され、つまりは世界の垣根がなくなっていくでしょう。というこ
とは、日本の経済構造は変わります。新しいことは失敗が必ず起きます。ブロードバ
ンドもどうなっていくかわかりませんが、やってみないとわからないので、取り組む
姿勢が大切だと考えています。

(Mrs.リアン)私はシンガポールでe-learningに携わっています。シンガポールは日
本に比べてブロードバンドが進んでおり、政府でも21世紀に向かってブロードバン
ドを使ったプロジェクトを掲げています。淡路島ほどの国土のシンガポールでは、天
然資源は恵まれていないので、情報というキーワードが国として生きるキーとなって
います。情報のハブを国として変え、他国とのコラボレーションを大切に考えていま
す。産業構造においても、製造業の人材から知識を密着させ新たな産業を生み出そう
という動きに変化しています。よって、学校の教育についても、さまざまな知識やさ
まざまな情報を身に付けるよう、インターネットに取り組む環境が整っています。ま
た、情報媒体はCD-ROMからインターネットへ移行している動向もみられます。例え
ば、子供たちが自宅からパソコンを使って、インターネットから作品コンクールに応
募をするサイトも作られています。学校のPCルームは楽しく学べる環境を整えていま
す。また、裕福な家庭のパソコンを政府が買い取り、貧しい家庭に寄付する仕組み
ができています。国立図書館では、各地の図書館がオンラインで結ばれており、
データベースの情報を入手することができるのです。

<議題2>
(光森氏)ブロードバンドを用いた事例をお聞かせください。

(Mrs.リアン)現在、ブランドコンサルタントの業務におけるプレゼンテーションコ
ンテンツとして、映像を含めたデータを用いていますが、将来的にはローカルで再生
していたものをインフラにおいて配信する予定です。他にもデザインスクールにおい
ても、ブロードバンドを活用したいと考えています。

(水野氏)〔パワーポイントにて自社の業務内容を紹介〕これは、パワーポイントに
動画を貼り付けていますが、ブロードバンドになると、これがそのままインターネッ
トで配信できます。また、このデータは自宅のパソコンを使って一人で、かつ一日で
作成したものです。つまり、だれでも放送局ができるようになる、ということです。
また、クロマキー合成や多重画面といった複雑な技術も、制作機器・ソフトのコスト
低下に伴い、だれでも作れるようになっています。つまり、学生をはじめ若い方に
はチャンスがいっぱいあるといえるのではないでしょうか。
 ただし、ブロードバンドのデメリットとして、クレジット決済のように、商品を買
いやすくなることが問題になる可能性も考えられ、我々制作者側は、社会に与え
る影響も考えて作らなければいけないと思います。(成熟したコンテンツを流さな
ければいけない)

(塚田氏)毎日放送では、JCBと松下電器産業と共同でクレジット決済サービス
をスタートしました。これはデジタル素材を販売するシステムです。我々はコンテン
ツを集めて販売し、その利益をクリエーション側に還元するという仕組みとなって
います。また、著作権保護については、ストリーミングにおいてコピープロテクショ
ンを施したデリバリーを予定しています。現在、放送はBS,CS,地上波と分かれてい
ますが、2006年にはすべての放送局が地上波のデジタル化を実施し、2010年には
アナログ放送を止めることが法律で決まっています。局内ではデジタル化を利用した
マルチユースは浸透しているのですが、放送において果たしてどうなるのか、例えば
放送番組でCMを見て、そこに出ているURLのリンクから通信上のコンテンツへ飛べ
る、といったことが可能になるかもしれません。また、セットトップボックスを用い
たデータ自動蓄積システムといったビジネスモデルの展開も予測されています。
ユーザーにとって、単に選ぶものが増えるのではなく、インタラクティブに選ぶ世界
が開けていくと思います。そこにおいて、どういうビジネスが生まれるのかわかりま
せんが、個人の個性が羽ばたく一歩手前まで来ている、コンテンツが自由にビジネ
スとして成立するのがブロードバンドだと思います。

(畠山氏)アイテック阪神では、バーチャル甲子園という事業を行っています。これ
を立ち上げる当初、ナローバンドで世界に甲子園の中継を流したい、という思いから
インターネットを用いました。最初はShockwaveを用いてアニメーションを作成し
ていました。その他、チャットを取り入れたりしていましたが、当時のCPUの性能
やネットワークが未熟であったため、コンテンツとシステムが追いつきませんでし
た。現在、ケーブルテレビインターネットになり、お客さまからそのメリットを
尋ねられます。500kのストリームを流していますが、今後、帯域が太くなると、通常
の野球中継のように複数のカメラを使い、お客様が、自分の見たいカメラを選択でき
るようになるのではないかと考えています。
 しかし、現実的にはパソコンのスペックの点で難しいのです。我が社ではケーブル
テレビインターネットの帯域を今年4月に1MBに、9月には2MBになりました。これに
より、マルチキャスト、マルチストリームができるのではないか、と現在実験を行っ
ているところです。

(岩根氏)兵庫県では、14年4月に情報ハイウェイを作り、県全域でのいろいろな施
設をつなぐインフラの整備を予定しています。この帯域1.8MBのうち、1.2MBを民間に
使っていただきます。光ファイバーを開放しており、信頼性があります。使い方は自
由にする予定です。期間は5年間となっています。12月にはどの企業に使っていた
だくかとの審査結果がでます。これが兵庫県のIT産業の活性化につがることに期待
しています。

<会場からの質問>
(来場者1)今後、映像配信の媒体が多様化することで、大衆(ユーザー)が分散化
しますが、それで本当にメリットがあるのでしょうか。

(塚田氏)デジタルハイビジョンでは6MB bpsのデータ量を使用しなければいけない
規定となっています。よって、ハイクオリティーな映像が配信されます。もちろん、
3ch(BS、CS、現地上波のデジタル放送)になることで、放送局側では設備投資が
必要です。ユーザーにとっても新しい機器を購入しなければいけません。そこでマー
ケットが動き、メーカーやコンテンツサイドが潤うのではないでしょうか。

(来場者2)現在、テレビ放送においてCMは強制的に見せられている仕組みですが、
ブロードバンドが普及したらCMを見ないようユーザー側は選択するのではないで
しょうか。
(塚田氏)見たいと思っているコンテンツの前にCMを流す、といった方法など、広報
収入は色々なやり方が見いだせると思います。

(畠山氏)インターネットによって産業構造が変わってきています。ブロードバンド
によってさらに変化は加速し、だれもが使える新たなビジネスチャンスが生まれるの
ではないでしょうか。コンテンツとコストは今後、変わっていくと思います。

<最後に>
(岩根氏)究極のところ、人が大事なのだと思います。これからの学生に自分たちの
ためのブロードバンドイメージを持ってもらいたいです。

(畠山氏)ブロードバンドといっても、まだ幹線ができたところです。これからが次
のステップにいくためのスタートだと思います。また、SOHOが注目されていくと思い
ます。自宅で大きなボリュームのコンテンツが作れるようになりました。しかし、今
のところビジネスチャンスが東京にしかありません。これをいかに地方へ分散してい
くかが課題です。そういうビジネス環境を創る仕組みを作っていきたいと思います。

(塚田氏)コンテンツを分散し、コラボレートしながら1つの作品を仕上げる、それ
をインフラで行えればいいな、と考えます。

(水野氏)これからは、さまざまな会社とコラボレートしてやっていかなければいけ
ないと思います。その際に大事なのは、信頼関係を築くことです。今後もコミュニ
ケーションと信頼関係を大切にしていきたいと思います。

(Mrs.リアン)コミュニケーションの形態は変わっていっています。日本とシンガ
ポールは飛行機では6時間かかる距離にありますが、ブロードバンドを用いるとわず
か6秒です。2カ国の関係もより身近になるのではないかと期待しています。

<まとめ>
(光森氏)本日、ネットワーク、メディア、インフラの分野でのお話をしてきて、ブ
ロードバンドやIT革命において、人がどう輝くのか、あるいはその人がどのようなコ
ミュニティーを作るのかに深く関わりがあるのだと感じました。コミュニケーション
が豊かになる世界が現れ、豊かにしながらどのようなコミュニティーを作っていくの
かが大事になってきます。それぞれ個人の創造性・感性が輝ける道具が生まれて
くる、それを最大限に生かして人間として生きていくレベル、人間が構成している
社会のレベルを上げていこうという志を持って、ブロードバンド時代を迎えたいと考
えます。
 昨今、IT革命の旗色が悪いと言われていますが、本当のIT革命は今日のパネリ
ストの方々にご紹介いただいたように、深く静かに進行しています。もっと広い範囲
で進行して大きく世の中を変えようとしています。その変えようとする力を、これか
ら私たちがどのように生かせるか考えていきたいと思います。その変えようとする
力、つまりウェーブを起こし、変えていこうという志をもって、どうすればその
ウェーブを具体化できるのか考えることで、新しい本当の意味でのIT革命を起こす
ための一つの力となればいいと思っています。

【寄稿:(株)ミップ/桜井香織】
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■06:神戸市「モバイルバス」プロジェクトのご紹介
    〜全国初のバスIT化の試み〜

 今年10月に実証実験の研究がスタートした「モバイルバス」は、最新の無線データ
通信技術と非接触ICカード技術を利用した次世代の公共交通機関として注目を集めて
います。同プロジェクトの概要について、その研究を国から委託されて行っているキ
メック(株)技術部の小林次長にお話しをお伺いしました。

キメック株式会社 技術部ネットワーク担当次長
小林 英明(こばやし・ひであき)氏
http://www.kimec.com

◆まず、プロジェクトの概要を教えてください。
 モバイルバスの実証実験は、公共交通機関のIT化を推進する国のプロジェクトの一
環です。キメックが総務省の認可法人である通信・放送機構に提案し、今年度正式に
研究委託を受けました。無線データ通信技術を利用した情報ネットワーク構築など、
システム全体の研究と実証実験を実施します。非接触型ICカードの開発研究に関して
は国内通信機器事業者の技術協力を得て進めて行きます。また、コンテンツ開発に関
する情報提供などを神戸市などにもお願いし、移動体内のコンテンツの有効性を確認
します。

◆具体的な研究内容を教えてください。
 大きく分けると、以下の3つの研究を行っています。いずれの研究も今年度はイン
ハウス(研究室レベル)での技術検証を中心に行い、操作性やレスポンス、セキュリ
ティーの評価などをチェック。来年度以降に神戸市の協力を得て、回送バスでの実証
実験をスタートしたいと考えています。

(1)バスロケーションシステム
 従来のバスロケーションシステムとの大きな違いは、“カーナビ”でおなじみの全
地球測位システム(GPS)の技術を応用する点です。バスと市交通局やバスセンター、
停留所にGPSのゲートウェイを設置し、情報ネットワークを構築。バスの位置確認や
渋滞状況、到着時刻の予測などの情報配信をリアルタイムで更新し、利用者の利便性
を向上させます。

(2)乗車券のキャッシュレス化
 非接触型ICカードを用いたキャッシュレス決済で、バス内に設置した読み取り機に
かざすだけで運賃精算が可能になります。個人データを自動確認できるので、紛失し
たり盗難に遭った場合でも不正乗車をイチ早く防止できるのが大きな特徴です。非接
触のため、既存のカード読み取り機のように機械部分がありません。そのため読み取
り機のメンテナンスも頻繁に発生することがなく、交通機関事業者の業務効率がよく
なりコスト削減につながるというメリットもあります。また、カードのメモリ容量が
大きくバリューチャージして繰り返し使用できることから環境対策にもなり、将来的
にICカード1枚でさまざまの決済システムにも活用できます。技術的には、他社の
公共交通機関との相互利用も可能です。

(3)車両・車内向け情報配信(想定されるサービスとして)
 (1)と(2)の複合技術。バスロケーションシステムで各車両に対して沿線情報や天
気、ニュースなどのさまざまな情報を配信。バスの車内にも無線ネットワークを構築
し、車内の電子掲示板や乗客のPDA端末に各種コンテンツが閲覧できるようにするこ
とを考えています。これらの情報源として、神戸市のタウン情報サービス『神戸はい
からCityWalk』( http://www.haikara.kimec.ne.jp/ )とのコンテンツ共有も視野に
入れています。ICカードに蓄積された個人情報と連動させれば、性別・年齢などの
フェイスデータ別にカスタマイズした情報提供(例;スポーツ好きの乗客にサッカー
の競技場に近づいたらチケット情報を流す、女性客に商業施設のセールやイベント
情報を流す、など)や、課金残高の確認や回数券や定期券の継続手続きがいつでも
行えるようになるでしょう。

◆でも、なぜ研究の対象が鉄道ではなくバスなのですか?
 鉄道に関してはプリペイドカードのICカード化の動きが見られ、ターミナルも時刻
表や乗り換え案内の情報画面が流れるなどのデジタル化が進んでいますが、バスは立
ち遅れているのが現状だからです。高齢者の利用頻度が高いバスのIT化を実現させて
利便性を高めることで、当社の「地域社会に貢献したい」という願いを具現化したい
と思っています。
 また、鉄道は固定路線・定刻運行ですがバスは厳密に言うとそうではありません。
道路の渋滞や天候などに左右されやすく、ダイヤが大幅に乱れることがあります。高
層ビルやトンネルなど、電波障害が起きやすい環境にあるのも事実です。つまり、IT
化実現の難易度がいちばん高い交通機関と言えるからこそ、課題をすべてクリアでき
ればあらゆる交通機関での技術応用が可能になるとにらんでいるのです。

◆考えられる大きな課題は何ですか?
 技術レベルでは十分に早期実用化が可能なプロジェクトですが、最大のキーポイン
トとなる課題はコンテンツです。内容はもちろんのこと、よりタイムリーな情報提供
のためにはスピーディーな更新作業が求められます。そうしたコンテンツの運営管理
の費用をどこから補てんするのかということも、これから検討する必要があるでしょ
うね。コンテンツを有料化すれば、エンドユーザーである乗客の皆さんの理解を得る
ことは難しくなるでしょうし……。商業施設のセールやイベント、医療機関などの沿
線情報を“次世代の車内電子広告”ととらえ、その広告収入をコンテンツの運営管理
費へ活用するのがいちばん理想的ではないかと考えています。

◆日本のほかの地域や外国では、公共交通機関のIT化はどこまで進んでいるので
しょうか?
 乗客が携帯電話を利用して路線バスの到着時刻が確認できるサービスは京都市の市
バスが実施していますが、GPSを使うことでより精度の高い位置情報の検出できるの
が今回のシステムの特徴です。非接触型ICカードに関しては実用化の事例として香港
が有名です。香港ではほとんどの公共交通機関で採用され、数年前に「オクトパス
カード」の名称で運営されています。現在、850万枚のICカード発行済みです。た
だ、バスの情報化という点では徹底しているレベルまでは到達していないそうです。
このプロジェクトが実用化すれば、神戸市のバスが世界最先端になるかも知れません
ね。

◆モバイルバスの誕生は、神戸市の活性化の追い風になりそうですね?
 当社の最終的な目的も、そこにあります。神戸市の『神戸国際マルチメディア文化
都市構想(KIMEC構想)』の中核的機能として位置付けられている当社の役割は、神
戸市と協調しながら21世紀につながる地域発信型の新しいビジネスを探求していくこ
とです。モバイルバスが実証実験の段階から実用化に向けて動き出せば、神戸市域の
多数の企業にも協力を求めることになるでしょう。このプロジェクトをきっかけに、
地域企業やベンチャー企業の活性化と市民生活の向上の両方に貢献できれば、うれ
しいですね。

【取材:野村ゆき】
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◆「KMICニュース」の講読申し込み、送付先変更、神戸マルチメディア・インター
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 神戸マルチメディア・インターネット協議会事務局
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◆事務局からのお願い
 ・「KMICニュース」は、多くの方に目を通していただきたいと思いますので、
  社内での回覧もお願いいたします。
 ・会員様主催の催し物、その他PRされたい事項がございましたら
  事務局までお知らせくださいますよう、よろしくお願いいたします。

◆編集後記
【編集委員/村上健一郎】
 先週、業務で数年ぶりに福岡に行って来ました。マンションの建設ラッシュという
街は、神戸よりも人口が18万人少ないのですが、道行く人の歩くスピード、地下鉄車
内のお客の数など、街の活気は神戸を凌いでいるように感じられました。「アジアの
交流拠点都市」として立派な港もあり、博多から10分のところには国際空港もあり、
NTT西日本の回線上に「福岡MAN」も張り巡らされようとしており、まさに九州の「州
都」の趣。情報化の中心には、大分から進出してきた「天神コアラ」
( http://tenjin.coara.or.jp/ )が頑張っています。うまい食い物はさておき、私
たちが参考にするべきことが多いのではないでしょうか。

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発行人  神戸マルチメディア・インターネット協議会 代表幹事 山田  昭
編集長  神戸マルチメディア・インターネット協議会 幹事 池田敏明
「KMICニュース」に掲載された記事を許可なく他の媒体に転載することを
禁じます。
(C)1998 Kobe Multimedia Internet Council
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