SOHO

日刊「SOHOのツボ!」

SOHOの集まる事業協同組合が日刊で発行。様々なSOHOとしての立場からのリアルな体験談から、マネジメントの話まで、業界重鎮からの熱いコラムをお届けします。

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★日刊「SOHOのツボ!」2004.10.27/「R&D:事前調査」

2004/10/27

===== イベントのお知らせ ==============================================

カンデジヒューズ1st
「関西発でヒト&ビジネスのネットワークを拡げよう!」

       11月3日(水・祝)12:00〜16:30
       大阪産業創造会館 イベントホール 参加費:3000円(交流会含む)

■ 株式会社ネットエイジ 西川潔社長が緊急提言!
■ 関西ソーホースターが大集結のトークバトルも!

くわしくはこのメールの下へ! お申込みはこちらから
http://www.kansai-soho.or.jp/seminer/kandigifuze01.html

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2004.10.27 Vol.200 ━━━━━
 ☆☆★★★
 ☆☆★☆☆ 日刊「SOHOのツボ!」
 ★★★☆☆              http://www.soho-union.com/soho/
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                                    配信部数 951部

「稼げるSOHOに必要なこと」(#008)
                     オリカサ@ペンギンファクトリー

【○】本日のお題「R&D:事前調査」━━━━━━━━━━━━━━━━━━

オリカサです。

「R&D」とは、Research & Development の略で、「研究開発」のことです。
また、その業務や部門を指すこともある、よく使われる経済用語です。最近では
この「R&D」を肩書きに持つ事業部のある企業も多くでてきました。

「R&D」は一般的には、中長期的視点で研究を行う「基礎研究」と、事業への
適用を目的とした「応用研究」とがあります。

「R&D」「研究開発」と文字にしてしまうと、なんだかたいそうに聞こえます
が、そう難しく考える必要はありません。普通頭に浮かぶのは、大企業が1社で
研究のための人員をごそっと抱え込んで、基礎的領域から積み上げるものですが
これは「基礎研究」にあたるもので、時間もコストも大きく必要になるために、
SOHO事業者にはあまり馴染みません。

SOHOに必要なことはどちらかといえば「応用研究」で、他社の技術や製品・
サービスを活用して、短時間で事業化することです。たとえば、今ウワサの「ラ
イブドア」なんかも最初はSOHOだったんですよ。と聞けば、判りやすいので
はないでしょうか。

ちなみに、日本企業の競争力が低下し諸外国に各分野で大きく乗り遅れたのは、
米国型企業が「応用研究」を強化したのに対して、日本企業は「基礎研究」を大
事にし過ぎたからだとも言われています。
このあたりは「大企業偏重」「ハイテク」「技術大国・日本」など、昔よく聞い
たフレーズに集約されるのではないでしょうか。

実際の「R&D」は、こんな感じで落とし込んでいきます。

・明確な目標を設定する
・中核となる事業に必要な技術を洗い出す。
・保有している技術や今後自社で開発可能なものと、外部から調達が必要なもの
に分け、調達が必要なものについては事前に調査する。

この中で、重要なものは調達するものが何かを見極めることです。
自社で全てまかなえれば自社のスキルとなり、後々の展開が有利になるので言う
ことなしですが、あまり自社保有にこだわると、先にも書いたとおり、時代の流
れは速いので「基礎研究」にあたる部分は大部分を外部に委託してしまうのが得
策でしょう。「応用研究」に注力し、どの部分で他社と差別化を図るのかが重要
になってきます。

最近、うちの会社では「おいしい水」に凝っていたりするので、目標は「おいし
い水をいつまでも飲める社会の実現」。とします。次に、事業目標として将来ブ
ームが来るであろう「ロボットの開発」にターゲットを絞ります。そんなことを
考えて、最近、中部地方の大学が中心となって研究がスタートした、魚型の水質
浄化ロボットをアイデアソースに何かできないか考えてみることにします。仮に
形をうなぎ状にして泥水中をぬるぬると泳ぎ嫌気環境の水質を浄化するような「
うなぎ型ロボット」を思い立ったとします。ラフスケッチしてみて利用方法を想
定してみます。せっかく作っても、どこかに行ってしまったら話しになりません
ので、エリアを特定してその範囲だけに行動範囲が限られるよう、位置情報把握
のための受信システムやロボットとの通信技術が必要になってくることでしょう
。また、ロボット本体は泥水にもぐることを考えて密閉性の高い本体で電気式で
一回の充電である程度の時間潜っていられるものが必要となるでしょう。浄化を
どうやって行うかも重要ですね。ヘドロを掻き分けて無酸素状態を改善していく
のも方法ですし、泥水を濾して固形化していくような形もいいかもしれません。
施工場所によっては「うなぎ型ロボット」が潜りやすいようにポンプや重機を使
ってかき混ぜる必要があるでしょうし、一度では水質が改善するのは難しく継続
的な実施のために水質の改善状況の測定技術も必要ですね。うちの会社でできる
とすれば、この中で三角測量を応用した位置情報の把握や、無線を使った通信技
術のあたりになるでしょう。それ以外は外部調達の必要があります。
人脈やネットや専門誌などのニュースソースを駆使して探していきます。泥水化
する機器や業者はすぐに見つかるのではないかと思います。浄化方法については
大手のメーカーになるでしょうか。不織布などが意外と使えるかもしれません。
また、国内には対象となるアライアンス先が見つからない場合もあるでしょう。
その場合は、グローバルな視点でアジアやヨーロッパの会社で関連技術を保有す
るところを探す柔軟な視点も必要です。実際問題として工業用は研究期間も長く
かかりコストが大幅にかかりすぎるかもしれません。最終的な目標を少し際に伸
ばして研究をしながら販売を行うビジネスモデルも検討の価値ありでしょう。観
賞魚用の水質浄化フィルターとして、エアーで動くおもちゃ的なものに最初に着
手して徐々に本格化していく。なんてのもありですね。と、色々探していった結
果、偶然にも「シーラカンス型ロボット」として水底を這い回るロボットが見つ
かったとします。そうすると話は変わってきます。事業的には「ロボットの開発
」が目的だったわけですが、既に近いものがあるので「おいしい水をいつまでも
飲める社会の実現」には、そっちを使ったほうが格段に近道になります。さて、
どっちを選びましょうか。技術を追うのか、目的を追うのか。起業家にとっては
どちらのチョイスも間違いではないと思います(^^)

話は大きくなってしまいましたが、SOHO事業者は常に厳しい競争に晒されて
います。色んな局面でこの「R&D」が必要になります。

少し考え方は違いますが、技術面だけではなく「営業のR&D」にも目が行きは
じめています。私達の業界で2〜3年前から導入されはじめているCRMなどが
これにあたりますが、人材開発にこれを導入しようとしている企業もあります。
ただ単にモノを売る人を「セラー」と位置づけ、それに比較してオフィス事務機
などを現実にオフィスの生産性を高める高付加価値の商品として提案することが
できる人を「マーケッター」として「セラー」を「マーケッター」とするための
教育を行ってます。これは個々の販売までの経緯をケーススタディの材料として
「研究」し、フィードバックしながら人材を「開発」していく作業です。

様々なところで「R&D」の考え方は適用できます。他と同じ事をしていたので
は、いつの間にか出遅れ生き残ることができません。あなたの持っているノウハ
ウやスキルを如何に活用するかを常に「研究」し、最短最速で「開発」して製品
化する。是非、みなさんも頑張ってください。

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【プロフィール】

オリカサ☆トモヒロ(本名:折笠 僚洋)
EMail:ori@penguin.ne.jp
Blog:http://ori.wablog.com/

〜Linux&オープンソースで高品質なサービスを〜
有限会社ペンギンファクトリー 代表取締役 開発部部長
URL: http://www.penguin.co.jp/

1970年 北海道生まれ。小学校卒業とともに福岡から京都に転校してくる。
1993年 「ディアスコーポレーション(屋号)」として個人ソフトハウス開業。
1999年 資本金300万円で「有限会社ディアス」設立。
2001年 「有限会社ペンギンファクトリー」に社名変更。
2003年 増資。資本金620万。

生産・販売管理などの全社システムから、社内決済や業務管理用ツール、テクニ
カルなWebサイトやグループウェアシステムなど、大小100以上のシステムの設計
開発を自ら行なう。
「自分達の技術で社会をよりよいものに!」をモットーに、自社開発システムの
オープンソース化や低価格サービスなどの提供で社会貢献をしつつ次代を育むよ
うなWebサービス作りを日夜行なっている。特技はプログラムしながらトリップ
できること。
現在もペンギンファクトリーのメインプログラマーとしてWebサイトやパッケー
ジシステムの構築を行っている。
最新サービスは 動画対応BLOG「ワブログ」⇒ http://www.wablog.net/



===== イベントのお知らせ<その1> =====================================

カンデジヒューズ1st

「関西発でヒト&ビジネスのネットワークを拡げよう!」

       11月3日(水・祝)12:00〜16:30
       大阪産業創造会館 イベントホール


■ 株式会社ネットエイジ 西川潔社長が緊急提言!

関西ベンチャーはなぜブレイクしない?
今こそITベンチャーの雄が語る関西IT発展のキーワードを聞き漏らすな


オープニング:カンデジヒューズ宣言
司会あいさつ:神田敏晶 KandaNewsNetwork.Inc.代表取締役

第一部   :基調講演「西川潔が語るベンチャーのつぼ」
       講師 西川潔 株式会社ネットエイジ 代表取締役社長

第二部   :パネルディスカッション
       関西デジタル業界活性化のために何が必要か?!

 パネリスト:吉田雅紀 株式会社ベンチャーサポートネットワーク 代表取締役
       菅原 裕 有限会社CreatorsNet 代表取締役
       塩見政春 プロユニット
       津田貴史 株式会社CATWALK 代表取締役
       戸田克巳 株式会社ドアズ 代表取締役

 関西ゆかりのSOHOスター競演によるトークバトルで、さて一体何が飛び出すか?

第三部   :カンデジの取り組み
        関西ソーホー・デジタルコンテンツ事業協同組合 理事長
        津田貴史

第四部   :交流会

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参加費:3000円(交流会費含む)

お申し込みはこちらから!
http://www.kansai-soho.or.jp/seminer/kandigifuze01.html
定員に達し次第締切となります。あしからずご了承ください。


■ カンデジヒューズ1st

  主催 関西ソーホー・デジタルコンテンツ事業協同組合
  http://www.kansai-soho.or.jp/

  会場 大阪産業創造会館イベントホール
  http://www.sansokan.jp/shisetsu/access.php

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===== イベントのお知らせ<その2> =====================================

「2004 オオサカ デザイン フォーラム」のご案内
主催:OSAKA DESIGN FORUM実行委員会
詳細:http://www.osaka-design-forum.jp
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〜「胎動するインターナショナルデザイン」産業経済活性化をめざして〜

フィンランドの中小企業は、デザインをいかにしてどう立ち直ったのか。
フランスは、国家事業としてのデザイン産業をどう活性化させ、メディアは
どんな役割りを果たしたのか。イタリアのデザインパワーと次世代クリエイタ
ーの発掘はどのように発展しているのか。フィンランド、フランス、イタリアか
ら、それぞれの関係者をお招きし、現状を語っていただきます。

【日 時】  11月6日(土)  14:00〜17:30(開場13:30)
                  交流パーティー18:30〜20:30(開場18:00)
【会 場】  大阪市中央公会堂 1F大ホール
                  交流パーティー 3F中集会室
【ゲスト・内容】
◆ユルヨ・ヴィヘルヘイモ氏(建築家兼デザイナー)
「北欧フィンランドの、デザインと産業経済との関わりと創造性を解説」
◆シャンタル・ハメッド氏(フランスのデザイン誌「intramuros」編集長)
「発展を遂げるフランス企業が注目するデザイン誌「intramuros」の編集長
として、産業経済の基盤であるデザインガ国家プロジェクトとして捉えられ
ている状況を解説」
◆マルバ・グリンフィン・ウィルシャー氏(デザインプロデューサー)
「ミラノサローネ「サテリテ」のディレクターが語る、新しい価値観を持つ次世
代クリエイターを発掘することの大切さを解説」
◆喜多俊之氏(コーディネーター)
「デザインが新しい意味を持って世界の国々が取り組みを始めている様子を
ゲストパネラーに語っていただきます。」
【定 員】   1,100名
【入場料】  前売り(税込) 一般2,000円、学生1,000円
        (当日は一般3,000円、学生1,000円)

「オオサカ デザイン フォーラム 交流パーティー」
【定 員】    300名
【会 費】   5,000円(税込)

―――――――――――――――――――――――――――――――
【申込・問合】   OSAKA DESIGN FORUM 実行委員会事務局
(財)大阪デザインセンター内 TEL: 06-6615-5571
FAX: 06-6615-5573 Eメール:odc@osakadc.jp             

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===== イベントのお知らせ<その3> =====================================

大阪(ODW)/京都(KDW)デザイナーズウィーク 2004 開催迫る!
 〜デザインの祭典、「デザインがこの国を変えていく」〜
詳細:http://www.tdwa.com/odw_04/index.html
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
DWの各イベントは、市内に点在するショップ主催のミニセミナ−、新作発表会、
ゲストを迎えてのト−クショ−、デザイナー40名によるストリートファニチャ−
展覧会、オ−クション、デザイン交流の場となるパ−ティ等が盛り沢山。
大阪と京都がデザイン一色に華やかなウィークを迎えます。
 
【会期】:大阪(ODW) 2004年10月27日[水]-10月31日[日]
     京都(KDW) 2004年10月30日[土]-11月3日[祝]
【詳細】:http://www.tdwa.com/odw_04/index.html

■主催:NPO法人東京デザイナーズウイーク E-MAIL: info@tdwa.com
■後援:大阪府、大阪市、京都市
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▽編集発行/関西ソーホー・デジタルコンテンツ事業協同組合
 「SOHOに良く利くツボ」を提供!
【執筆者】<隔週で変更になります>
 月曜日:咲本勝巳、村上肇
 水曜日:渡辺康一、折笠僚洋
【編集者】
   稲木俊一、村上肇、石井研二、咲本勝巳

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