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日刊「SOHOのツボ!」

SOHOの集まる事業協同組合が日刊で発行。様々なSOHOとしての立場からのリアルな体験談から、マネジメントの話まで、業界重鎮からの熱いコラムをお届けします。

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★日刊「SOHOのツボ!」2004.07.05「統合マーケティング」

2004/07/05

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 ★★ 7/21,23,30京都商工会議所で、WEBマーケティングの裏技大公開!! ★★
『今年で5年目の人気シリーズ!!』
     ほんまのほんま、販路の拡大を目指したWebサイトの再構築
     ◆◇◆◇◆◇Web活用による販路開拓の進め方◆◇◆◇◆◇
詳細は→  http://www.kyo.or.jp/nouritsu/seminar/syousai16/0721web.htm
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【関西の元気なSOHOが熱く語る!】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2004.07.05 Vol.169 ━━━━━
 ☆☆★★★
 ☆☆★☆☆ 日刊「SOHOのツボ!」
 ★★★☆☆              http://www.soho-union.com/soho/
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                                   配信部数 0919部

「続・SOHOによく効く書籍」(#001)
                           咲本@時計台ネット

【○】本日のお題 「統合マーケティング」━━━━━━━━━━━━━━━━

こんにちは!咲本です。

本日より「SOHOのツボ」が新執筆陣のもと、再開いたします。
しばらくは4人の執筆者で書いていきますので、週2回月・水の配信となります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、今回始まる私のコラムのお題ですが、今まで書いてきました書籍紹介コラ
ムにおいて、まだ紹介しきれていない書籍がたくさんありますので、続編として
これから10回書かせていただくことにいたします。

ちなみに、今までの10回分コラム・バックナンバーは、下記URLからご覧になれ
ます。
http://www.tokeidai.net/sakimoto/column/

では、第1回目のコラムをはじめます。


▽ ドーン・イアコブッチ、ボビーJ・カルダー『統合マーケティング戦略論』
(ダイヤモンド社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447850217X/


マーケティングの教科書といえば、フィリップ・コトラーだということが世界的
に浸透しています。

ところが、コトラーの教科書的位置づけとなる『マーケティング原理第9版』は
912ページもあり、価格も税込8,400円もするということで、ひるむ方も多いので
はないでしょうか?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478502102/

その点、本書は税込3,780円と、コトラーと比べましたら、まだ手が出しやすい
です(笑)

そして、「統合マーケティング」を主張する点において共通しています。
(コトラーも以前ならそのような主張を全面に出すことはなかったのですが、
この第9版には鮮明に主張されています。)

「統合マーケティング」とは、大量生産・大量消費の近代に確立された伝統的な
マーケティング手法が通用しなくなりつつある昨今、One to Oneマーケティング
や、Web活用など、新しい手法と伝統的マーケティングをうまく統合しようとの
立場を指します。

この立場を、私自身は全面的に賛同するわけではありませんが、世界的にマーケ
ティングにおけるトレンドとなっていることは間違いのないところです。

先日、とある大学教授の方とメールのやり取りをしている中で、下記のようなご
返事をいただきました。

「○○大学のときにマーケティング専攻の人たちに聞いた話ですが、コトラーと
いうのは、研究者として独創的な業績を上げた人というよりも教育者だというこ
とです。
つまりマーケティングを教育可能なものにするために、例えば4Pのようなツー
ルを作り上げて、誰でもが理解可能な、つまりマーケティングを職人芸からサラ
リーマンのツールにしたということです。
しかしだれにでも使える道具というのは、使い込んだ人にとっては不満の残るも
のですから、咲本さんのような職人にとっては、不満を感じるのではないでしょ
うか?」

私もこの意見に賛同します。

つまりは、誰でも理解可能なフレームワークを作ったことは、大いに評価される
ところなのですが、誰でも使えるツールであるがゆえに、使っても凡庸な結果し
か得られないということでもあります。

マーケティングを取り組むのであれば、少なくともこれくらいの知識を得た上で
この知識を乗り越えるつもりでちょうど良いのかもしれません。

本書の特徴も簡単にご説明しておきましょう。

本来、ノースウェスタン大学大学院ケロッグスクールのMBAテキストとして、学
者によって書かれたがゆえに、論文調のお堅い文章です。
でも、事例が豊富な点で少し助かります。

カタカナ用語が多く登場しますので、それをそのままカタカナで捉えるのではな
く、現実感を持った形で、すなわち日本語でリアルにイメージできるように捉え
るようにする必要があります。

カタカナ用語を暗記して賢ぶることには、何の意味もありません。

すぐに使えそうなツールが、第4章「インタラクション・マップ」、第5章「ブラ
ンド・コンタクト目録」と、2つ存在します。

これだけでも、読んで元は取れた感があるかと思います。

なぜなら、著者達の伝統的マーケティングと新しいコンセプトを「統合」しよう
との意思に反して、この2つのツールを積極的に活用することによって、コトラ
ーの「4P」の呪縛から開放されることになります。

※4Pが何かおわかりでない方は、私が3年前に書いたコラムをご参考にしてく
ださい。
http://www.tokeidai.net/sakimoto/column/010716.html

最近感じますことは、マーケティングという枠組みで語られることには、前時代
的な発想がつきまとう傾向があり、21世紀的な発想で考えるためには、ブランド
という切り口から取り組んでいったほうが良いのではないかという点です。

そんな著者の意図されてない参考となる点を部分的に含まれている書として、本
書を推薦します。

ちなみに次回は、流れ的に「ブランド論」にまつわる書籍をご紹介させていただ
く予定です。


【プロフィール】
咲本 勝巳(さきもと かつみ)
1965年京都生まれ。京都在住。eビジネス、組織論、創業、ベンチャー、経営戦
略、現代思想にとても高い関心を持つマーケティングのコンサル屋。

関西ベンチャー学会 理事 http://www.kansai-venture.org/

大阪市立大学・大学院創造都市研究科アントレプレナーシップ研究分野
「創業アドバイザー」 http://www.gscc.osaka-cu.ac.jp/

起業・マーケティング・eビジネスによく効くメルマガ「週刊☆ビジマ」発行人
http://www.mankai.biz/


所属している関西ベンチャー学会編集ということで、来年秋を目指し、
『ベンチャー・ハンドブック』を刊行することになりました。
なぜだか、私が編集委員の一員となり、マーケティングの章を担当することに
なりました。
「ベンチャー」という冠がありますので、大企業の話中心のコトラーをそのまま
紹介するようなことはせず、全く違った切り口から書こうと思ってます。

それにしましても、多くの研究者である方々を取りまとめるというのは、非常に
難しいことだなあと、始まったばかりの段階で認識させられてます。


先日6月30日に、京都私立大谷高校の総合学習枠で、「eコマース」の講義をして
きました。
1年生が対象でしたので、まだ幼さが残った人達が相手でした。
思春期のデリケートな時期を送っている生徒さんを相手にお話するというのは、
ある意味、オッチャン相手の講演よりも苦労することを認識しました。


ご意見・ご感想は→ mailto:sakimoto@tokeidai.net
私についてご興味のある方は硝子張り公開→ http://www.tokeidai.net/works/


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▽編集発行/関西ソーホー・デジタルコンテンツ事業協同組合
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【執筆者】<隔週で変更になります>
 月曜日:咲本勝巳、村上肇
 水曜日:渡辺康一、折笠僚洋
【編集者】
   稲木俊一、村上肇、石井研二、咲本勝巳

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