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日刊「SOHOのツボ!」

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★日刊「SOHOのツボ!」2004.03.17「組合のレシピ(3)」

2004/03/17

【関西の元気なSOHOが熱く語る!】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2004.03.17 Vol.132 ━━━━━
 ☆☆★★★
 ☆☆★☆☆ 日刊「SOHOのツボ!」
 ★★★☆☆              http://www.soho-union.com/soho/
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                                   配信部数 0901部

「SOHOと協同組合」(#005)
                           山本@親方@MEDIALINE

【○】本日のお題「組合のレシピ (3)」 ━━━━━━━━━━━━━━━━


みなさんこんにちは。ずいぶん暖かくなってきましたね。私は夏が嫌いで、また
あのうだるような猛暑が近づいてきたと思うだけでうんざりします。暑いこと自
体よりも、あの、じと〜ねば〜ぼや〜とした空気が耐えられないのです。
2〜3ヶ月前の真冬の張りつめた空気がなつかしい今日この頃です。

さて本日は【企業組合】のお話の続きです。【企業組合】は事業主にとっても起
業家にとっても大変便利な組合形態ですとお話ししましたが、そんな組合にもや
はり一長一短があります。

まず長所ですが、何度も述べてますように組織化することにより対外的な信用度
が上がり、情報収集力や技術力の向上も期待できるということがあげられます。
信用度の面では【企業組合】は他の組合組織よりも、全体の結束度が強い分だけ
より大きな効果があると思われます。

次に、分散型【企業組合】独特の長所としまして、税金面でのメリットがあげら
れます。

これは、前回でお話ししたように、分散型【企業組合】は(集中型でもそうです
が)組合全体で1法人であるため法人税は各組合員(各営業所)の行った事業の
収支をを合算して計算します。もちろん、各営業所の収支も個別に計算し、その
成績に応じて各営業所が支払うべき税額を配分しますが、税務署に対してはあく
まで全体で1法人です。

いま仮にA企業組合のB営業所ががんばって今年度大きな黒字を出したとします。
一方でC営業所が不渡りでもかぶって大きな赤字を出してしまったとします。

B営業所が独立した株式会社だったとしたら多額の法人税を払わねばならないと
ころですが、A企業組合に加盟しているため黒字はC営業所の赤字と相殺されて、
A企業組合全体としてはそれほど大きな黒字は出ないということになります。
結果、B営業所はそんなに多額の税金を払わなくてすむことになります。
また、赤字のC営業所も組合から資金融通をしてもらいやすいというメリットが
ありません。

もちろん全ての営業所が黒字であればこのメリットはありませんが、営業所の数
が増えれば増えるほど全てが黒字なんてことは起こりにくくなります。これも一
種のスケールメリットということができるかもしれませんね。

次に、短所についてですが、これも分散型の特徴ではありますが特定の事業に対
する大きな設備投資がしにくいということがあります。というより、意思決定の
遅さと言った方がいいかもしれません。

意思決定機関として理事会が設けらており、数人の理事の合議制で意思決定が行
われますが、基本的にピラミッド型の命令体系を持たないので大きな設備投資な
どの決断が苦手なのです。

これは協同組合全般にあてはまることですが、組合という組織はあくまで人を中
心に、仕事の場を提供することを目的としていますので、徹底した営利追求には
不向きな面があります。従って、単独で際立った競争力を持ち、がんがん利益を
出せるようなベンチャー企業には、組合そのものが向いていないと言えるでしょ
う。

また税金面でもデメリットはあります。消費税の特例処置である免税点の問題で
す。つまり、年間売り上げ1,000万円以下(以前は3,000万円以下)の事業所は、
組合に加盟したがために、本来払わなくてもいい消費税を払わねばならなくなる
可能性があるのです。これなどはスケールメリットが裏目に出たデメリットと言
えるかもしれませんが、このへんは前述した黒字相殺のメリットと抱き合わせで
判断するしかないようです。

以上のように【企業組合】にも問題点はありますが、総合的に見るとやはりこの
組合形態はSOHOにとっても、最も利用しやすい形態と言えるのではないでしょう
か。


【プロフィール】
山本 邦雄(やまもと くにお)
1960年京都生まれ。京都在住。
山本印刷所代表
有限会社メディアライン代表取締役
関西SOHOデジタルコンテンツ事業協同組合理事
財団法人 イメージ情報科学研究所 mediaC3所属
関西ベンチャー学会ユビキタスジャパン研究部会所属
ご意見・ご感想はこちら mailto:yamamoto@medialine.ne.jp


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