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ボルドー及び近郊の隠れた名所などの地域情報、現地の人々の暮らしや現地の人々が日常食べている料理、注目のワインシャトーを取上げたシャトー訪問録等を紹介するマガジンです。

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ボルドーで会いましょう!第15号

発行日:10/19

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ボルドーで会いましょう!第15号
                                                  2003/10/18

http://www.trans-nation.net
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□もくじ
■Portes Ouvertes
■今週の食卓
■あとがき

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■Portes Ouvertes

"Portes Ouvertes"(ポルト・ウヴェルト)。直訳すると開いた門という意
味のこの言葉はワイン好きの人にとってはたまらないものだろう。

何のことかというと、この日に限って普段は予約が必要なシャトー訪問が
予約無しで訪問できるというイベントのことである。

各アペラシヨン毎にその日は違うが、今週末はボルドー右岸のフロンサッ
ク(Fronsac)の29のシャトーがその門を訪問者のために開いている。

フロンサックのワインはメドックやサンテミリオンなどと比較するとあま
り知られていないが、18世紀から19世紀にかけてはポムロールのワイ
ンよりも有名で、サンテミリオンのワインよりも高価だったらしい。

その後、輸送などの様々な要因でサンテミリオンやポムロールのワインに
差をつけられてしまっていたが近年、ようやく大手ワイン商達がこの地で
出来るワインのポテンシャルに注目し、取扱を増やすようになったという
ことだ。

そうは言っても、まだまだ未開拓の地であることは確かで掘り出し物が多
いのである。

ワインの特徴は一般的に言うとボルドー右岸のほとんどのアペラシヨンに
見られるように、メルロー種が主体となっており、個性的で寿命が長いこ
とが有名である。

ずっと訪問してみたいと思っていたがあったが、時間がなかったために行
けずじまいだったシャトーも参加しているということで早速行ってみるこ
とにした。

目的のシャトーに向かう途中、何件かのシャトーが同じように開いていた
ために早速入ってみることに。

どのシャトーもこの日のために多くの人が試飲ができるスペースを設けて
おり、様々なヴィンテージや種類を試飲する事ができる。

合計3件のシャトーで試飲をした後、最初の目的地、Ch Moulin Pey-Labrie
(シャトー・ムーラン・ペイ・ラブリー)へ。

まずはシャトー内をオーナー自らが案内してくれ、最後に試飲。
通常の訪問ではせいぜい多くて2、3本なのに対して、この日はポルトウ
ベルトということもあって、そこで作られているワインをすべて試飲する
ことができ、ヴィンテージは98年から00年までが用意されていた。

中でも一番印象に残ったワインはやはりシャトー・ムーラン・ペイ・ラブ
リー2000年。
ボルドー右岸で一番有名な醸造家ミッシェル・ロランのアドバイスを受け
作られたそのワインは、まだ若いためかすこし荒々しさが残るものの、と
ても複雑な味わいをしており、バランスが良い。
評判どおり、今後とても注目されるシャトーだろうなぁという印象だった。

その後、また途中にある、いくつかのシャトーを訪問しながら、次の目的
地であるChateau Villars(シャトー・ヴィラー)と到着。

”醸造設備がある場所は訪問できません”ということで少し残念だったが
シェと呼ばれるワインの貯蔵庫の中に設置された特設会場でワインを試飲
することができた。

以前に友人から”一度試してみるべきだ”と強く言われたためにずっと気
がかりになっていたワイン、Chateau Villars。

評判の高い2000年は残念ながら試飲する事ができなかったが、200
0年とまではいかないまでも、かなりな出来だとシャトーのオーナーが2
001年をついでくれた。

色はとても濃厚で、オーナーの言うようにスパイシーな香りが特徴のこの
ワインも充分に美味しい。
飲み頃の10年後に是非とも試してみたいと思うワインの一つとして記録
した。

ポルトウヴェルトのいい点は一日の間に様々なワインを一気に試飲する事
ができる点だが、残念なのは次々と訪問客がくるためにシャトーの人とゆ
っくり話をすることができないということである。

フロンサックに限らず、メドックでもグラーブ等でもこのポルトウヴェル
トは実施されているので、1日のうちに多くのワインを試飲しながら、シ
ャトー毎のワインの違いを確認したいという方はお見逃しなく!

Portes Ouvertesの写真はこちらから
http://www.trans-nation.net/message_photo/15/magazin15.htm
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■今週の食卓

今週のメニューはエンダイブとクルミのマスタードドレッシング風。

このサラダは、フランスに来た初日に食べたという思い出があります。
その時の印象は”こんな美味いサラダがあるのか!”でした(笑)。
本当にそのぐらい思えたサラダでした。

エンダイブの少しの苦味に白菜のようなシャキシャキした歯ごたえ。
クルミの香ばしさとマスタードの辛味。
すべてが見事にマッチしたサラダだと思います。

メインは鴨の丸焼きオリーブ詰め。

ソースとよく合わされる鴨肉ですが、こうして焼くだけだと、より鴨
の味がはっきりと分かります。フルーツのソースなども美味しいです
がたまにはこういうシンプルなものもお勧めです!

鶏肉よりも脂分が多いですが、オーブンで焼くことにより脂分は下
に落ちますのでしつこさがなく、またそのおかげで皮がパリパリにな
ります。

最後は手作りチョコレートケーキ。

今週のメニューで特にお勧めしたいのがエンダイブのサラダ。
一度ものは試しに作ってみてください!

料理の写真はこちらから
http://www.trans-nation.net/message_photo/15/magazin15_table.htm
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■あとがき

今週始めにサンテミリオンにある第1特別B級のChateau Figeacに初めて行
きました。
もちろんプライベートではなく、今後お客様をご案内するかどうかを実際
に行ってみてから決めようと思ってのことです。

電話での訪問予約の際に当社のことを説明し、いつものように”実際にお
客様をお連れした際と同じ対応でお願いします”と告げていたにもかかわ
らず、最後の試飲には93年をということ。

普通シャトーを訪問した際に試飲できるのは若いヴィンテージばかり。
気を利かせて古いヴィンテージを試飲させてくれようとするシャトーが結
構あるのですが、いつも喉から手が出るのを抑えて、本音とは裏腹に断っ
ています(残念!!)。

断ろうと話をすると、なんとどの訪問者にも10年たった飲み頃のワイン
を試飲してもらっているというではありませんか!

確かにせっかく有名シャトーを訪れても試飲が若いワインだとがっかりさ
れる方がよくいらっしゃいます。確かにまだまだ飲み頃には早いわけです
から。

お客様には常に美味しいワインをというシャトーのオーナーのその心遣い。

当然このシャトーも僕のお勧めしたいシャトーのうちの一つになりました!
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