メンタルヘルス

BLUE EYE'S ANGEL MAIL

誕生や自然出産や呼吸と人生の関係について、、シンクロニシティについて感じたことを私信として伝えていきます。ブリージング・リバーシング・エンジェルタッチを体験したい人、学びたい人に情報提供します。

全て表示する >

敗北感から生まれたものー愛ー

2004/06/21

BLUE EYE'S ENGEL MAIL 『 KEEP BREATHING ! vol.6 』  2004.6.21発行
               特集 【敗北感から生まれたものー愛ー】
        ブリージングトレーナー・レイキマスター 前田正秀
       T&F    046-272-1981   090-4922-5495  breath@jcom.home.ne.jp
-----------------------------------------------------------------
どんな出産・誕生も祝福とともに迎えるための『呼吸』専門サイトをオープン!(^^)!
  出産のための呼吸      http://members.jcom.home.ne.jp/breath/
               
目次    ■1.ワークショップのお知らせ     
      ■2.敗北感から生まれたものー愛ー
           ■3.自宅出産のドキュメント映画『家族になった日』

 ********************************

■1.ワークショップのお知らせ 
     ○6/27 グループブリージング ↓
        http://members.jcom.home.ne.jp/0439166501/bh-gr.html

    ○マタニティブリージング各地開催スケジュール ↓
      http://members.jcom.home.ne.jp/breath/matanity-info.html

    神奈川県
             助産院バースハーモニー 
       片桐助産院「呼吸」母親教室
       つくい助産院  新登場
       池川クリニック

    福岡県    
       春日助産院


  ○6/30  福岡グループブリージング  ↓ 西鉄大橋駅徒歩3分
      http://members.jcom.home.ne.jp/0439166501/group-bre.htm

               (場所についての詳細は090-4922-5495 前田まで)

  ○7/17 だっこの会・お話と実践  保育園もも ↓
      http://members.jcom.home.ne.jp/0439166501/dacco01.html

  ○8/7 8/8 エンジェルタッチアドバンス  ↓
      http://members.jcom.home.ne.jp/0439166501/fukuokangel.html

  ○ 8/27ポジティブブリージング i n アルカンシェル
      http://members.jcom.home.ne.jp/0439166501/arcen.html
  
     
   *インナーチャイルドとリバーシングワークを開催予定
   *福岡ポジティブブリージング10月開催予定
**********************************    
 
    
■2.敗北感から生まれたものー愛ー

私は中毒症の母親から37週で誕生した、1.800グラムの未熟児である。
医者からの温情で200グラム水増しされ、母子手帳に2.000グラムと記載されて
いる。まっ、気持ちだから受け取っておくけど、この時一体誰の気持ちを軽くしようとしたのだろう。大きくなったときの私か?その時の母親の気持ちか?案外お医者さん自身の気持ちかもしれない。
出産にはいろんなドラマがあり、赤ちゃんの誕生と共にいろんな思いがくっついて
いるものである。

さて、生まれてくる当事者達はどうだろう ? 実際にはこの世に存在する全ての
人がその対象となるわけだけど、どうだったと聞かれることも稀なので忘れてしま
う。忘れてしまうだけに潜在意識のなかへと眠り続け、意識下にあがってきたと
しても、これこそが胎児時代から持ち続けた感情だとは思わない。

しかし、生まれてくる前に胎児は母親の気持ちを共有し、それに共感している。
血流を通じてそれぞれの感情に応じた情報伝達物質達がひっきりなしに流れ
続ける。こうして母親の気持ちを受け取ることができるのである。
体内の心臓音も血流の音も外の世界の家族の声も聞いている。
これは結構な情報量かもしれないが、いずれにしても母親を通じて得られる
情報である。この環境が胎児を母親の一番の共感者としてくれる。

さて、胎児時代の私と私の母親との間に共有された気持ちとは一体なんだろう ?
腎機能が弱まり腎臓内の血管が細くなり、毒素が越せない状態が母親の身体に
負担をかける。身体はむくみ、同時に倦怠感が襲ってくる。
中毒症の母親の感情は張りのない淀んだそれである。しかも血管が狭くなることで
血流量は減る。その結果乏しい栄養と乏しい酸素量、それに伴った起伏の無い感情、しかも主流な気持ちが倦怠感ときた日にゃ・・・その気持ちは察して余りある。
身篭った事をうれしく思っていないのではないか・・・
愛されていないのではないか・・・
このように愛情に関してとても疑り深くなり自信を失っていくのである。
否定されているかもしれない、拒絶されているかもしれない私・・・
こんな思いの中で羊水に浮かんでいる日々は悲しい。
そして、中毒症の子宮内では寒いという話を聞いたことがある。

この体験から私は拒絶感にことさら敏感な人間になった。
しかもこの味わいたくない感情を避けるために拒絶される前に拒絶するという
テクニックを身に付けてしまった。思春期も大好きな女の子をあえて無視する。
しかし、表立って無視しながら声をかけられるのをじっと待っている身なのである。ナンタルチーヤ。
愛情の臆病者が被る仮面は、ぶっきらぼうで傍観者のようにリアクションが乏しい。
声をかけられても、うかつにしっぽを振っていることは、サトラレてはならない。
なぜなら本音が透けて見えた後で味わう拒絶感はよりいっそう大きいだろうと、
想像できるからである。
愛情の保険は慎重に吟味し、多額のものをかけないと気がすまない。
愛情に関する恐れが大きければ、目の前にある愛情は目に見えてはっきりしていて
分かりやすいものが私のニーズである。それが傷つかない方法だから。
だから・・・私は積極的な突っ込みタイプで、ダイレクトな好意を示す女性を引き付けて来た・・・引き付けている ? かな・・・。
これが中毒症胎児の恋愛事情かもしれない。

このことに気づいたのは7年前である。わたしの中に巨大な拒絶感が巣くっていると知れたのは。しかもそれは母親から一番感じていた感情でもあることを。
あることをきっかけに今までに味わったことのない拒絶される悲しみを体験した。
その体験があったおかげで拒絶感のルーツが母親との関係にあることを理解したの
である。その体験は長くなるので別の機会にでも。
しかし、拒絶感ありきの私が気づきによって前向きに変わってきたのは、誰かから
過敏に勝手に拒絶されたと思いがちな、私の癖があるという事実を受け入れたから
である。もしかすると相手によっては壮大な一人相撲をとっていたかもしれないと、笑えたことも大きい。

そして、先ごろ拒絶感の先にある感情にも気づけたのである。手前かもしれないが。
それは無力感と敗北感である。
ここ2・3ヵ月、拒絶感を感じたり無力感を感じたりと何をやってもうまくいかない状態が多くあった。時には自分のふがいなさを責め、八方ふさがりな状態に苛立ちもしたが誰かに当たったところで何も解決しない。
誰かにサポートをお願いしてもタイミングがうまく合わない。
こればかりはいたし方ないのは分かるが拒絶されたようで悲しい。
実に根強いパターンである。そんな気持ちを繰り返しながら身動きできずに、
ほんとに無力である自分に行き当たってしまった。

これは無力感をとことん感じなさいということである。
この間、それでも自分にとって一番クリエイティブだと思えることを実行していた。
ちょうど一年前に収録した自宅出産のビデオの編集である。
私の生きる糧はクリエイティビティだから、自分を何とか維持するためには、
創作活動=生命活動を続けていく必要があった。それが拠り所となった。
その喜びを感じながら、感じること、自分でいることを辞めるわけにはいかない。
そして、無力感とも離れずに居続けた。トレーナーとは因果な商売である。
すると、周囲の人たちも私と同じような無力感を感じているかもしれないと、ふと
思ったのである。力になりたいけど力になれない・・・私は無力だという想い。

そんな折、子どもにイライラをぶつけたり、突き飛ばしたりする自分を虐待じゃないかと責めさいなむ、あるお母さんの投稿を2つ読んだ。彼女達のシェアに共通したものは敗北感が強いことだった。
そして、敗北感を感じることの情けなさや不快さを怒りで払拭しようとする姿だっ
た。

私は虐待のとば口に立ったこともあるので、虐待する側の感情を思い出しながら
アドバイスしたいと思い、当時の様子を思い描いた。
母を求めて泣き叫ぶ我が子に感じてしまった無力感。あやしても泣き止まないので
無力な自分を責めたこと。母のようにおっぱいがあれば、泣く口をふさげるかもしれないが無理だ。そして、「泣くな! 俺じゃ駄目なんだな!」と叫んでいたこと。
無力感が拒絶感に変わった瞬間である。
あるいは母親との間で癒されなかった感情が突然姿を現した瞬間である。
さらに無力感だけではなくて、その果てに感じる敗北感もそこにはあったのである。
先の彼女達の中に見えた敗北感はわたしの中にもあると、改めてわかった。

出来上がった自宅出産DVDを何枚も試し焼きしながら、私がなぜリバーシングとか
誕生のパターンとかを専門的に扱う仕事をし、妊婦さんと関わり、今は出産映像まで仕上げようとしているのだろうと考えてみた。
答えは、そこに私と母親との関わりや、私の心のルーツがあるからだ。
そこを紐解きたいと思っているのである。そして、癒されたいと願っているからだ。

母と子のつながり、家族のつながりを描きながら、私には生まれたばかりの弟を
戸惑いと愛情とともに自然に受け入れた二人の兄弟がとても印象的だった。
そこで私の母親が妊娠中のときの状態と3歳に満たない自分自身の姿を想像して
みたのである。

私の下に弟が生まれる予定だった。またしても中毒症の危険性があるので医者が
出産は諦めたほうがよいと勧めたらしいが、私のとき上手くいったので今度も産む
と、言い張ったようである。周囲も猛反対したが産むと、母は決めたようである。
実際にひどい中毒症となったようで丸たん棒のように太くむくんだ両足は、ベツド
の両端から八の字になって投げ出されていたらしい。

胎児時代は内側から母親を感じていたのだが、今度は実際の母親を目にした私は
辛くて悲しい思いにかられたことであろう。感情の鈍い反応の無い母親を目の前に
して、無視しないでよという気持ちと、再び思い出したくないあの拒絶感。
でも悲しい気持ちに出来るだけフォーカスを当て続けると、二人を何とかしてあげたいと思ったに違いないと強く感じられた。
目の前の母親と弟に元気でいてほしいと思いながら、無力感で一杯の小さな自分
が想像されたのである。
そして、突然その時の私に襲って来たのが敗北感という感情だった。
残念ながら二人とも亡くなってしまった。なんとか二人を助けたいと願っても無力の果てに敗北感へたどり着いてしまったのである。
そして、母親も中毒症から抜け出せない状態から敗北感を感じていたに違いない。
母は2度目の敗北感にまみれながら、産むことが果たせなかった。
そして、父をはじめ母の姉、兄弟に自分を責める気持ち、無力感、敗北感は伝播
していったのである。死なせてしまった・・・助けられなかったという思いである。

私をはじめ周囲の家族は敗北感を感じてしまうくらい、一生懸命に助かって欲しい
と願ったはずである。
その気持ちは愛以外のなにものでもないと思ったら慟哭していた。
こうして私は敗北感から自分の愛を見つけることが出来たのである。

私はこれまで自分のしていることが、みんなのためになるからとか、誰かのために
なるのだからという言い方は、してこなかった。口幅ったく大儀名文のようで
またこそばゆく感じたものである。世の中には偽『みんなのためになるから』が
溢れてもいるし、この言葉を意識して封印してきたのである。

その抵抗の歴史のルーツは、私が実は長い間闇の中に封印してきた敗北感という
感情だったことが、今では白日のもとにさらされたのである。
敗北感の中に深く降りて感じてみると、自分の中に強い愛情が出口を失って苦悩
している姿が現れてきたのである。
母と弟を紛れも無い愛情から救いたかったんた゛と正直に受け入れることは、これから私が手放していく愛情の新しい誕生でもある。

私は今日から、みんなのために手放していく自分の愛情を疑うことはないだろう。
みんなのために何かができることは、私の愛の成就となるからだ。
これこそが私の誕生から見えてくるギフトなのかもしれない。

****************************

■3.自宅出産のドキュメント映画『家族になった日』

この作品は、神奈川県在住のある家族を描いた自宅出産ドキュメントです。

【内容】
誕生を挟んで夫婦愛と新しい家族が出来上がっていく様を自然に描いています。
静寂の中で陣痛に心を一つにあわせ、新しい命を迎えようとする夫婦。
短い産声の後の家族の安らかで満ち足りた時間。
新しい家族の一員をそれぞれの気持ちで迎えて、兄になることを自然に受け入
れる二人のおにいちゃん。
出産と誕生という劇的なドラマがこの家族の日常の中へあっという間に溶け込ん
でいったプロセスを描いています。

家族愛の中で進行していくもう一つのドラマ。
後産、おっぱいを含もうとする赤ちゃんの生命力、臍帯血の拍動とその行く末、
肺液、役わりを終えていく胎盤、そしてへその緒を切る瞬間を克明に描いてい
ます。
そして、最後は公開される映像としては初めてかもしれない胎盤を食べることで
終わります。胎盤が何処からやって来ているのかをちょっとでも感じて欲しいとい
う私の願いを込めて、エンディングを構成しています。

このドキュメントは、、この家族が過ごした時間をまるごと共有してみてほしいと
思い意識的に説明を省いています。
誕生を通して何かの終わりと始まりのドラマでもあります。
見てくれた人にも何かが生まれ、暖かいものが灯って欲しいと思っています。

                             
【後記】
先週、完成したこの作品を初号試写として家族の皆に見ていただきました。
大変気に入っていただいて喜んでいただけました。
打ち上げの乾杯のビールの味は格別でした。
引き続きあおった麦焼酎『閻魔大王』も最高でした。

おとうさんは、我が子が生まれた瞬間にファンファーレが頭の中で鳴り響いたそう
です。映像を見てても同じように生まれた瞬間、同じ音が鳴り響き、感動を新に
されたようです。祝福の瞬間ですね。
お母さんも、いろんなことを思い起こしながらも、客観的に一つの出産・誕生の
ドラマを見たような感動があると、話していただきました。
二人ともひとつの映画を観たようだとも言って頂き、大変うれしく思いました。
2日後に一歳の誕生日をむかえようという陽生ちゃんへのプレゼントとしても
間に合い、個人的に私の感慨もひとしおです。
誕生日はふるさとで迎える予定で、DVDをまたおじいちゃんおばあちゃんにも
見ていただけます。感謝です。

今後、各地で上映会が開けていければいいなと考えています。
ご夫婦からも、こんな出産もあるんだということを多くの人に観て貰って下さいと、上映の承諾と応援のお言葉を頂戴しています。
具体的なスケジュールは未定ですが、機会があれば皆さん是非ご覧になって
ください。
                      映像作家   前田 正秀


規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-05-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。