週刊 私の出合った日本百名山 等の山々 No.379
発行日:2/7
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☆☆☆ 週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第379号 2012/02/06 ☆☆☆
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みなさん、こんにちは。
立春を過ぎたら急に暖かな大雨です。北国の人もびっくりしたでしょうね。
立春を過ぎてから急に季節が動いてきたように感じます。まだまだ寒い日は来るでし
ょうが満開の梅の花やカンヒザクラが楽しみです。
今回紹介する山は、静岡県西部にある浜松市の「尉ヶ峰」です。
聞いたことのない名前だと思われた方も多いでしょうね。実は私も今回初めて知った
山の名前でした。
と言いますのは、湖を見ながら露天風呂に入る計画が先で、その近くにある山を探し
て登った、と言うわけです。
しかし、行ってみて、この山が「奥浜名自然歩道」として整備された山だったので楽
しく歩くことができました。HPの写真と共にご覧ください。
【今週紹介する山】
尉ヶ峰 (じょうがみね 433m) 静岡県浜松市北区・引佐町
奥浜名自然歩道
サブタイトル
「 十分な情報がなかったが予想以上に楽しく歩けた 尉ヶ峰 」
【歩いた日】 2012年1月29日(日)
【天候】 快晴
【コース及び時間】
西気賀稲荷神社10:00発−10:32引佐峠分岐10:37−10:57尉ヶ峰
〈433m〉11:07−11:53夕陽台12:04−12:28細江公園−12
:50気賀駅−13:22西気賀−13:32稲荷神社P
【 登り(稲荷神社から) 52分 下り(気賀駅まで) 1時間31分
気賀駅から稲荷神社 42分 合計 3時間5分 】
*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
その時の体調や天候によって大きく変わってきます。歩き方で全く変わりますので
あくまでも参考タイムにしてください。
また、温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。
【感想 等】
寒い日が続いている。
雪のない寒くないところを歩き、露天風呂に入って海か湖を眺めながらのんびりした
い、という気持ちが湧いてきた。
1月下旬に、日曜日と代休の月曜日との2日でどこに行こうか、と考えた。
で、思いついたのが浜名湖の温泉付きホテル。
初めにホテルを予約し、近くの低山を探し、その山を歩くことにした。
ロードマップを見ると三ヶ日IC近くに「尉ヶ峰」という山を見つけた。
インターネットで調べると、天竜浜名湖線の西気賀駅から登った記録があった。しか
も姫街道もあり標識がしっかりしている、とあった。
家を出て三ヶ日ICまで高速で1時間余で行くことができるのはうれしい。
西気賀には9時過ぎに着いたが駐車場を見つけられず、車で少し山の方へ上がってい
った。
「奥浜名オレンジロード」と名付けられた舗装された林道に出た。
少し行くと、稲荷神社があった。
ありがたいことに、そのそばに、手作りのやや立派な「→尉ヶ峰」という標識があっ
た。
稲荷神社近くでハッサクの木の手入れをしている農家の人に聞くと、車を畑の近くに
置いてもいいという。
10時、支度をして出発した。
緩やかに登っていく。
よく歩かれたしっかりとした山道でホッとする(この道は私の地形図にも点線で出て
いる)。
送電線の下を通り登っていくと、浜名湖が見えてくる。
東名高速の浜名湖橋も見える。
少し行くと、浜松駅前のアクトタワーも見えてくる。
地形図に出ていない所もはっきりとした道があり、標識がある。
30分ほど歩くと引佐峠への分岐に出た(写真1)。
新しい公の標識に初めて出合う。
写真のように、私が歩いてきた道も青色で表示されている(もっとも、青がどんな意
味かは分からないが・・・)。
引佐峠、尉ヶ峰が同じ焦げ茶色なので正規のルートらしいということは想像できた。
そこからは整備された山道になった。
数分で「奥浜名湖スカイライン」という林道に出た(写真2)。
東屋があり、駐車場や水洗の立派な便所が整備されている。
(山頂を踏みたいだけならここから登れば10数分で着くだろう)
ここには『奥浜名自然歩道』のカラー案内板があり、私が歩いている山域について、
やっと全体の詳しい様子がわかった。
ここ尉ヶ峰は静岡県が富幕山(メルマガNo.342)と共に4つのコースを整備し、『奥浜
名自然歩道』としているのだ。
富幕山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-f/yama342/yama342.html
引佐峠からの道がそのうちの1つ「引佐米コース」で、引佐米駅から尉ヶ峰までであ
る。
私が歩いてきたのはサブコースといったところの位置づけなのだろう。
数分登ると山道は2つに分かれてる。
「獅子落し」と呼ばれる岩場の急登と迂回路である。
もちろん、獅子落しを選ぶ。
急なところにはロープも付けられている(写真3)。
この「獅子落し」は江戸時代、気賀の藩主が猟をしていた時、驚いたイノシシが転が
り落ちたという言い伝えが残っていてそう呼ばれているという。
イノシシは猪突猛進で、勢いがつきやすくよく転がり落ちるのではないかと思う。
というのは焼津アルプス北部の杉林の中で、私もイノシシが驚いて落ちていくのを見
たことがある。
急登ではあるがすぐにこの「獅子落し」は終わり、尉ヶ峰山頂に着いた。
標高433mの山頂からは、浜名湖や遠州灘が見える(写真4)。
時々浜名湖を見ながら1時間かけて尉ヶ峰に着いた。
予想以上に順調に歩けた。
今まで知らなかった「奥浜名自然歩道」の体験をすることができた。
山頂には東屋と共にイノシシの親子の像があった(写真5)。
これは、「獅子落し」にちなみ作られたのだろうか・・・。
そう言えば、この先にある、前述の富幕山にも展望台の所にイノシシの像があった。
山頂は北風が通り、寒い。
東屋の影で、耳当てを付けて休む。
その内に1人登ってきた。
今回初めて会う登山者である。
日曜日であり、この辺では整備された山だから登山者に会ってもおかしくないとは思
っていた。
ここ尉ヶ峰から車まで戻れば40分くらいだろう。
同じコースを戻るのもいいが、もう少し歩きたい。
ホテルのチェックインは15時だ。
時刻はまだ11時だ。
引佐峠に下り、奥浜名オレンジロードを東に歩き車に戻ることも考えた。
それもつまらないので、奥浜名自然歩道の「細江コース」を下り、気賀駅から西気賀
に戻るコースに決めた。
西気賀からは車で登った分だけ歩かなくてはならないが・・・。
細江コースの気賀までは、西気賀からの2倍くらいの距離がある。
歩くことに決めたら出発だ。
11時過ぎに出発した。
数分で、樹林の中にある424.3mの三角点だ。
杉林の中をゆるやかに下っていく。
台風15号で倒れたと思われる杉がたくさんある。
山道のコース取りが良く、焼津アルプスのようにコースを完全に塞いでいる倒木もな
く、良い。
このコースは奥浜名湖スカイラインと並ぶように作られている。
やがて山の上の私有地(家があり彫刻をたくさん置いてある)を通過し、12時少し
前に「夕陽台」に着く。
この間、20人くらいの年輩の女性達のグループなど30人ほどに会う。
ここ夕陽台にはカラーの案内板、吸い殻入れ、ベンチがある。
これら「奥浜名自然歩道」の整備は2年前のようだ。
お金をかけ良く整備されている。
下っていくとまた舗装された林道に出た。
奥浜名湖スカイラインに、合流したのだ。
そこには「奥浜名自然休養林」という大きな木の看板があった。
また山道に入りすぐに二三月峠展望台に着いた。
立派な櫓が作られていて、そこからはこのコース最高の眺めだ。
都田川の向こうにアクトタワーが見える(写真6)。
もちろん、浜名湖や対岸、遠州灘も見える。
左には三岳山(メルマガNo.343)も見える。
三岳山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-f/yama343/yama343.html
そこから10分で「おもかる大師」だ。
この石の言い伝えもなかなかおもしろい。
いまでも花をあげたり千羽鶴を手向けたり、信仰されていることはかなりすごいこと
である。
下っていくとすぐに「国民宿舎奥浜名湖」に着いた(写真7)。
新しそうな建物で泊まりたくなったが、もう宿は決まっている、残念。
国民宿舎の前を通り過ぎ、細江公園に入ると展望台がある。
ここも眺めが大変いい。
気賀駅、北区役場、その向こうに都田川、アクトシティー等々が見える。
ここで会った老人からダイダラボッチの話を聞いた。
「ダイダラボッチが富士山を一夜で作ったとき、大量の土をせっせと運んだ。その時
ついよろけて手を着いて浜名湖ができたと。」
あ〜あ、浜名湖は手の形に似ている。この話は聞いたことがある、と思った。
ダイダラボッチの話は、全国の多くの地域に伝わる民話である。
これまでのメルマガでも、静岡市の「だいらぼう(メルマガNo.186)」や「讃岐富士
[飯野山](メルマガNo.210)」でも紹介した。
だいらぼう http://h1933.web.fc2.com/hyaku-c/yama186/yama186.htm
讃岐富士[飯野山] http://h1933.web.fc2.com/hyaku-d/yama210/yama210.htm
老人にお礼を言い、遊歩道を下る。
細江神社を過ぎ、南下すると天竜浜名湖線気賀駅に着いた。
12時50分である。
上りの掛川行きは12時59分発、9分待ちですぐ来るが、西気賀に向かう下り新所
原行きは13時18分発。
約30分待ちである。
西気賀までは1区間で約2.5kmである。
歩いても30分くらいである。
電車で帰ろうか迷ったが、歩くことにした。
歩いていくとすぐに「気賀関所」があった。
「箱根関所」と「新居関所」は知っていたが、ここにもあったのだ。
説明によると姫街道の要衛地のために作られ、この3つを「東海道の3関所」と言わ
れ、明治2年まで続いたという。
歩いてよかった、1つ勉強になった。
地図を見て線路と平行に走る農道を歩く。
歩いてわかったのは平地で遮るものがなく、遠州の空っ風をまともに受ける。
寒いし、頬や耳が痛い。
途中で上着を着て歩き続ける。
西気賀に着くと、ちょうど電車が通る(写真8)。
競争したわけではないが、同時着とは・・・。
そこから10分で、稲荷神社に着いた。
奥浜名オレンジロードから県道308号、310号と浜名湖を見ながら走る。
ホテルまで30分で着いてしまい、チェックインの時間までロビーでくつろいだ。
その後、温泉には入り露天風呂から浜名湖をのんびり眺めながら疲れを取った。
◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。
http://h1933.web.fc2.com/hyaku-xindex.html
======================================
◆◆ masarusのコーナー ◆◆ ・・・ 感想文も拝見させて ・・・
大脇さんから次のようなメールをいただきました。
「いつも masarus『山の記録』を楽しく見させていただいてます。感想文も拝見させ
てください。」
ありがとうございます。
実は、メルマガの感想はあまり集まりません。残念ですが、それが現状です。
あと3ヶ月でこのメルマガも10年を迎えます。きっと創刊初期からの読者の方もお
られると思います。始めた頃にはブログもツイッターもSNSもありませんでした。
今はそちらが中心になっているように思います。
ですから、私もいろいろな方法に対応して発信を試みています。
メルマガの感想等は現在、あまりありません。しかし、ブログには毎回感想を書いて
くださる方もいます。ありがたいことです。
メールでは改まった感じで大変だ、という方で気軽に感想をいただけるようでしたら
ブログに書き込んでくださっても結構です。
例えばYahooブログのURLは下のものです。5000字という制約がありますので、
写真付きで2、3回に分けて載せています。
http://blogs.yahoo.co.jp/masarus21/
それらの中から『世界遺産富士山の入山料千円?(No.378)』についての感想等を載せ
ます。
・eru さんからです。「入山料1000円?賛成です。それくらい払うのは仕方ない
と思いますね。マナーの良くない登山者が増えてる昨今、良い事ですよね。先日も新
聞で知ったのですが、大雪山の旭岳の姿見池の少し上にある避難小屋で隣の携帯トイ
レ用ブースの囲い板塀を剥がして小屋の中で暖を取った形跡を発見とのニュースに唖
然とさせられました。登山する資格がない人達ですね(プンプン) 」
・YJさんからです。「入山料、大賛成です。僕もかねがねブログで訴え続けてきまし
た。でも入山料払ったんだから好きにさせろというアホが出てこないか心配です。そ
んな奴には山に入る資格などない。罰則規定も同時に設けるべきだと思います。
アメリカの国立公園のようにレンジャーや自然解説員もいた方がいいと思います。雇
用の拡大にもつながります。」
・Reina さんからです。「山がぁる土地に全て負担させるのでゎなく、登山家が山を
かゎぃがる気持ちで登山料を支払ぅのが一番でしょぅね。海外ゎ登山料金何十万円と
かかる所もぁるしね」
これらに対への返事は、ブログ等に書かせていただいています。
皆さんからのメッセージが大変参考になるし、次への力にもなります。時間が許すよ
うでしたらメッセージをお願いします。
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。)
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◆◆次号予告◆◆ 坊ヶ峰(ぼうがみね 446m)静岡県浜松市・愛知県豊橋市
石巻山(いしまきやま358m)愛知県豊橋市
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