海外旅行

SHIZA旅 3年4ヶ月世界一周ひとり旅

「日本から飛行機を使わずにケープタウンまで行ってみよう」それが当初の旅の目的だった・・・3年4ヶ月世界一周半。累積訪問国110ヶ国以上。アジア、中東、アフリカ、中南米、中央アジア、ロシア。「辺境」を好んで旅した著者による記録。是非ご登録下さい。(無料)【相互紹介歓迎】

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SHIZA旅(ルワンダ2)

2011/06/06

SHIZA旅(ルワンダ2)
2011.06.05 16:31作成:日本
2011.06.05 22:21貼付:日本
2011.06.06 10:00配信予定(日本時間):時差0時間
まぐまぐ:344部 melma!:454部
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【このメールマガジンについて】
これは、2003年4月から2006年8月まで旅をした経験などを元に
旅の思い出などを中心に語るメールマガジンです。

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【目次】
1.異臭
2.ミイラ
3.数
4.部屋
5.編集後記
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【1.異臭】

(2004年4月20日:ルワンダ ギコンゴロ)
(前回の続き)

強烈な異臭が、こっちへ迫ってくる。迫ってくる。

私は、昔、小学校だった、小さな教室の中に居る。

その教室の中は、腰ぐらいの高さの
木製の台が据え付けられており、
その上に、ミイラ化した遺体が安置されていた。

教室の中に足を踏み入れると、
自分の周りが全て遺体という状況になる。

周りをぐるりと遺体に囲まれて、
むわっと匂いが押し寄せる。

体中の毛穴という毛穴に入り込んで、
もう永劫ぬぐい去れない。
そんな気分になる。

この匂いは何なんだろう。

小さな教室に安置された遺体をよく見てみる。

遺体はミイラ化していて、
その表面が白く見えるが、白いのは粉のようだ。

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【2.ミイラ】

ミイラ化した遺体がこれ以上傷まないように、
薬品のようなものを表面に塗布しているのだろうか。

その粉の匂いか、遺体そのものの匂いか。

とにかく窒素化合物のような匂いだ。

その匂いで胸がわるくなってしまいそうだった。


部屋の中央に進み、遺体をぐるりと見回してみる。

白いミイラ化した遺体が私の周りを囲んでいる・・・


ほとんどの遺体は裸で、不自然にねじれているのも多い。
子供の遺体もあり、頭髪が残っているものもある。

頭に穴が開いているもの、胸部、腹部に穴があるもの。
手や足が完全に骨折しているもの、肋骨がむき出しのもの。

何というか、この状況に言葉も無い。

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【3.数】

ミイラ化によって、遺体が変質しており、
どれが致命傷なのか分からない遺体もかなりある。

数は50ぐらいと思ったが、よく数えてみると40数体。

一番初めの部屋を出ると、
他の部屋にも行ってみた。

そちらも、同じような構造になっており、
数多くの遺体が並べられている。

足が縛られているもの
上半身だけ服を付けたもの、子供のもの。
下着だけ付けたもの。

数珠のようなものを首からさげているもの。

白く痩せこけていて、皺だらけで、ミイラ化していて、
不自然に体が曲がっていて。
そして、強い匂い。

強烈な窒素系の匂いが私の方に押し寄せてくる。
体中に、匂いが染み付いていくような気がする。

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【4.部屋】

私は、次々に部屋を訪れていった。

昔は、小学校だったこの建物には、
長屋のような建物に、小さな部屋がいくつも並んでいた。

子供の遺体が多い部屋。
他よりも更に小さい部屋。

全体で12の部屋を見た。

12の部屋の遺体の数は次のとおり。
42、60、60、90、42、28(小さい部屋)
18(小さい部屋)、45、38、33、42、46

合計544

以上は概算だ。

遺体が折り重なっているのもあり。うまく数えられない。
冷静じゃなかったのか、何度も何度も数え間違えをした。

このような部屋が、あと12あるということで、
そうすると、「虐殺記念館」に安置されている遺体は、
1100ぐらいということになる。

私は、一つ一つの部屋で無意識のうちに、
両手を合わせご冥福を祈る。

祈るといっても、ぐいぐいと迫ってくるミイラ化した遺体。

そして、強い匂いに押しまくられ、
祈りなんて砕け散るような気がした。

何もかもが無意味かもしれないけれど、
そのときの私は、両手を合わせることしかできなかったのだ。

(続きは次回)

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【5.編集後記】

日本では、あまり大きなニュースになっていないかもしれないが、
内モンゴル自治区で、大規模な抗議デモが発生していた。

しばらく前、米国の新聞のサイトでこのニュースを見つけた。

中国人のトラック運転手が、内モンゴルの人をひき殺し、
そのまま逃げたのだ。

7月1日の共産党創立90周年に向けて、
締め付けが厳しくなるだろうが、
人権を大切にすると表明している日本の各団体も、
中国の状況をウオッチして欲しいものだ。

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