経営

MAKEフラッシュ

日本ナレッジマネジメント学会が編集・発行するメール・マガジン。
知識経営をめぐる様々なテーマについて、第一線で活躍する学者、コン
サルタント、実務家の皆さんがリアルな最新動向 をお伝えします。

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MAKEフラッシュ第56号

2004/06/21

☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆★★☆☆★
 MAKE フラッシュ
 第56号   2004/6/18
☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆★★☆☆★

発行:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)事務局
編集:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)MAKE事務局

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 KMSJの中核研究会の一つである企業評価部会”MAKE”事務局から
のお知らせです。MAKEとは、Most Admired Knowledge Enterprises の
略称であり、英国Teleos社の評価手法を用いて、Fortune500社などの一流企業
のknowledge活用状況を毎年評価する世界共通プロジェクトです。

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□ 目次

[学会からのお知らせ]
◆「ファクティバ・フォーラム2004:
 Uniting Information and IT to build an intelligent Enterprise」へのご案内
◆『知的資本経営シンポジウム2004』のお知らせ
◆7/27理論・企業調査研究部会、国際部合同部会開催について
◆新会員の募集のご案内

[MAKE部会メンバーの寄稿]
◆<揺さぶりコラム その9 ネットで伝承される暗黙知 
               −規制緩和からパラダイム・シフトへ−>
  (日本ナレッジ・マネジメント学会理事、理論・企業調査研究部会長、
  国際部会・ヘルスケア研究部会・MAKE部会担当、
  アメリカパテント大学  ナレッジMBAスクール 教授 山崎秀夫)

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[学会からのお知らせ]

◆「ファクティバ・フォーラム2004:
 Uniting Information and IT to build an intelligent Enterprise」へのご案内

 このたび、弊社CEOクレア・ハートの来日に合わせ、上記セミナーを開催する運びと
なりました。日本ナレッジマネージメント学会の協賛のもと、ウチダスペクトラム?、
マイクロソフト?、A.T.カーニー?(講演順)から有識者をお招きし、経営課題に対す
る“インテリジェント・エンタープライズ”の可能性について、お話いたします。

 ご多用中のこととは存じますが何卒ご参加いただきますようご案内申し上げます。

日時:  6月28日(月) 14:00−18:30(開場13:30) 無料
開催場所: ロイター・ジャパン? 3F  
定員:  100名(定員以上のお申し込みの場合、抽選)
講演者: ファクティバ CEO クレア・ハート
  ウチダスペクトラム株式会社社長 町田 潔氏
  マイクロソフト株式会社  
  A.T.カーニー株式会社 IRCマネージャー 菊池哲也氏

ご参加登録は弊社ホームページの下記URLアクセスしてください。
http://jp.factiva.com/seminar_events/register.html


◆『知的資本経営シンポジウム2004』のお知らせ

早稲田大学ビジネススクール経営専門職大学院と?アクセルは、一昨年
に引き続き二回目となる『知的資本経営シンポジウム 2004』を7月7日
に開催いたします。

本シンポジウムでは、将来の価値創造の源泉である知的資本に着目した
世界の最新動向の紹介に始まり、国内外の実践的事例紹介とその情報開
示の有用性の議論から、「知的資本」が企業の価値創造に与える未知の
可能性を検証していきます。

基調講演には、EU圏内の8つのビジネススクールが共同して取組んだプロ
ジェクトである「PRISM」のチェアマン、クラーク・G・ユースタス氏を
お招きし、無形資産の社会経済への影響に関するEUの調査報告をお話し
いただきます。また日立製作所様を始めとする国内外の実践的先進事例
もご紹介します。

皆様の積極的な参加をお待ち申し上げます。


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『知的資本経営シンポジウム2004』
〜 知的資本のマネジメントによる新たな企業価値の創造 〜

主  催:早稲田大学ビジネススクール経営専門職大学院、?アクセル
     インテレクチュアル・キャピタル・スウェーデン社
協  賛:あずさ監査法人、?一柳アソシエイツ
     ?電通、?日立製作所
後  援:経済産業省、日本ナレッジ・マネジメント学会
     日本インベスター・リレーションズ学会
開催日時:2004年7月7日(水) 9:30 〜 18:30
参 加 費:15,000円(税込)
開催場所:日本工業倶楽部(東京 丸の内)
お申込み:http://www.actcell.com/event2004/ にて受付
問 合 せ:知的資本経営シンポジウム事務局
     TEL:03-3574-0893 e-mail:event@actcell.com

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◆7/27理論・企業調査研究部会、国際部合同部会開催について

 皆さん今日は。担当専務理事の山崎秀夫です。
2004年第三回の理論・企業調査研究部会を実施致します。

 今回もオープン研究会ですので、参加希望者はどなたでも歓迎
致します。

1、開催日  
                  平成16年7月27日(火) 18:30-20:30

2、開催場所     

                  場所:インテリジェントロビールコ D会議室
             東京都新宿区揚場町2−1  軽小坂MNビル
             TEL 3266-9311
            会場地図は以下のURLを参照して下さい。
             ttp://www.kmsj.org/ruko.gif


3、参加連絡先
            副部会長  杉浦さん宛 tadashi_sugiura@nifty.com
          ※メールには「KM学会7月27日理論・企業調査研究部会に参加
              希望」と必ず明記してください。

4、講演内容

  講演タイトル ベスプラQAシステムによるナレッジシェアの推進

  講演者     マニュライフ生命保険株式会社
          セールストレーニング部 シニアマネージャー
          山口博さま

  講演概要  

          日本で最もプロ意識の高い生命保険会社を目指す
          マニュライフ生命のKM事例を紹介する。

          −変化する顧客ニーズからの学習
          −ベストプラクテイスの共有実現
          −社員融和をもたらす知識コミュニティ
         
  推薦の言葉
            
           第百生命とマニュライフ生命の合併と融和の歴史、更には
          生え抜き社員とキャリア採用社員の融和を同社の知識
          コミュニティは見事に支えている。
          日本型知識コミュニティと欧米型知識コミュニティの育成
          プロセスの違いが近年明確になる中で、同社の折衷型
          アプローチはきらりと光るものがある。
          国内事例としては珍しい、会社合併への知識コミュニティ
          適用の事例である。      (部会長 山崎秀夫)



◆新会員の募集のご案内

 日本ナレッジ・マネジメント学会では新会員を募集しています。
 当学会は、ナレッジ・マネジメントに興味を持ち、研究意欲を有する法人・
個人であれば、特に入会資格を制限しておりません。
 学会の活動にご参加いただける方がいらっしゃれば、是非参加を呼びかけて
ください。
申し込みに必要な書類一式は、当学会事務局からご郵送いたしますので、必要
に応じてご請求下さい。

問い合わせ先:日本ナレッジ・マネジメント学会
〒103−0022東京都中央区日本橋室町3−1−10田中ビル4F
(株)日本ビジネスソリューション内
TEL 03−3270−0020  FAX 03−3270−0056
E−Mail kms@gc4.so-net.ne.jp

詳細はこちらから→http://www.kmsj.org/bosyu.htm


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[MAKE部会メンバーの寄稿]

◆<揺さぶりコラム その9 ネットで伝承される暗黙知 
               −規制緩和からパラダイム・シフトへ−>

  (日本ナレッジ・マネジメント学会理事、理論・企業調査研究部会長、
  国際部会・ヘルスケア部会・MAKE部会担当、
  アメリカパテント大学 ナレッジMBAスクール 教授 山崎 秀夫)


 さてここ数年のナレッジマネジメント・カンファレンスにおいて欧米の実践的研究者の
中には、あまり理論的背景を深く気にする事無く『暗黙知のネット上での伝承』を
暗黙的な前提として話を始めるものも多かった。

 彼等の一つの根拠は、『ネット恋愛やネット結婚の存在』だった。男女間の『思い』が
ネット上で直接伝達されると言う事は、暗黙知の直接的な共有も可能ではないかと
言う論法である。

 そしてKM基礎理論の 『言語、非言語と言う厳密な二元論』の規制緩和が彼らの
要求だった。

 実際、米国のベルーナ・アイリーらは、ネット上のみならずフェースツーフェ−スの
世界でも、暗黙知の伝承は非言語的コミュニュケーションと言語的コミュニュケーションが
混在して行なわれるのが自然であると主張している。

もっとも彼女の場合には、暗黙知を単なる記憶などのような『もの』として見るのでは
無く、マイケル・ポラニ−の発想を踏まえて『認知プロセス』と考えているようであるが。

 確かに純粋な科学的理論や厳密な商品開発の為の仕様を除いては、「言語表現とは
デジタル知である。」と言う従来型の議論は、言語哲学から派生した「記号論」さえ
指摘しているように、必ずしも実際的ではない。

 また形式知の伝承に関しても、放送大学で心理学を教えている大場登講師等は、
ラジオやテレビを通しての教師と生徒による言語的及び非言語的コミュニュケーションを
両方必要とすると主張している。

 もしそうだとするならば、21世紀のナレッジマネジメント研究は、言語と非言語の
『二元論』から脱却して議論されるのが一つの方向と考えられる。

 これがKM基礎理論に対するネット派の規制緩和要求の大筋だった。

更に最近では、知識の定義に関しても規制緩和が唱えられはじめた。

  そして形式知はプラトンの言う「イデア論」が基本であるが、「イデア」の
情報表現が言語的なものであれ動画であれ余り気にする必要は無いと
主張された。

 またナレッジマネジメントの基礎理論がアリストテレスの形相(エードス)の発想を
人の身体と組織に当てはめた暗黙知の定義も認知科学との関係で見直しが
必要であるとも主張されていた。

 言語と非言語の『二元論』や知識を『もの』として考える従来の知識理論を是非、
「規制緩和」すべきだと言う主張がこれまでの主な動きだった。

 さて従来型のナレッジマネジメントの基礎理論が実務上では規制緩和の方向に
動く一方、ネット上で新しい知識理論が注目され始めている。

 そして今、ネット上でのソーシャル・ネットワーキングを通した知識伝承や
知識創造の運動は米国の知識関連セミナーにおいて、マーク・グラノベターや
故スタンレー・ミルグラムの後継者らが講師を勤めるなど、ITネットワーク上で
急展開し始めている。 (これもいずれ別のコラムで報告する。)

 EUにおける実践コミュニティとブログ(ネット日記)の大議論をご存知ですか?

ネット上の知識理論では、今大いなるパラダイム・シフトが起こり始めている。

 かつてあれだけ「この世は空であり仮想現実である。」と主張していた仏教でも、
いつからか「諸法も実相なり」として「空を否定する」本覚思想があっさりと
認められたような変化が・・・。

 注) マーク・グラノベターは『弱い絆の強さ』論で有名な社会学者
    スタンレー・ミルグラムは『六次の隔たり』実験で有名な社会学者

PS.
   学会とは直接関係ないですが、ちょっと豪州でソーシャル・ネットワーキングの
   議論をしてきます。それと来年の学会国際大会に招待したロバート・
   バックマン氏との打ち合わせもしないと・・。

    http://www.kmaustralia.com/

 
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