医学・薬学

e-doctor ドクタースマートの医学なんでも相談室

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e-doctor ドクタースマートの医学なんでも相談室 No801

2017/07/26

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    e-doctor   ドクタースマートの医学なんでも相談室
                              
vol.801(2017.7.26) 

毎週水曜日発行                  発行部数6041部

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    まぐまぐ大賞2016を、ドクタースマートが受賞しました。


    まぐまぐ大賞2016のジャンル別賞の健康部門での受賞です。

    
  本当にありがとうございました。まぐまぐ大賞2年連続受賞です。
  1も2も無く、読者の皆様の応援・ご支援・ご投票のお蔭です。
  今年も昨年以上に頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。  
  
     
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ご質問には、年齢・性別・身長・体重・職業・既往歴・現病歴・現在服んでいる薬
などを、かならず書いてくださいますように、重ねてお願いいたします。

(目次)

1)大動脈解離(だいどうみゃくかいり)について教えてください
   

編集後記 「ビールを呑むと認知症にならないんだって?」


         ドクタースマートのメールアドレスが変更になりました。

         drsmart@koujimachi-naika.jp
   
       旧いアドレスに送らない様にして下さい。


メールの件名は、かならず「医学相談」としてください。
件名が「医学相談」でないと、間違って削除してしまうことがあるからです。

興味のあるところ、読みたいところだけ読むようにしてください。


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1)大動脈解離(だいどうみゃくかいり)について教えてください
年齢60才 性別 男 身長170cm  体重48kg 職業パート 
既往歴 下肢静脈瘤 肺気腫  現病歴特になし  現在服んでいる薬なしです。
先日の週刊誌の見出しに、胸や背中が痛む人は、大動脈乖離に注意というものがあり、
3、4年ほど前より、年数回、胸や背中が順番に違和感があるようになって、
胸を押すと鈍い筋肉痛のような痛みがあるので気になりました。
予兆のようなものでしょうか。 


(回答)
大動脈乖離(だいどうみゃくかいり)について教えてくださいというご相談です。

結論から申し上げます。押すと痛いのは大動脈解離ではありません。

3層構造(外膜・中膜・内膜)を作っている大動脈のうち、何らかのきっかけで
真ん中の層の膜(中膜)に血流が入り込み、膜が別々に剥がれていく疾患が
大動脈解離と云う病気です。

大動脈解離は、中膜が血液によって剥がされる時に痛みを感じるのです。
ですから、押して痛いと云う事は無いのです。

それから、大動脈解離と解離性大動脈瘤(かいりせいだいどうみゃくりゅう)と
混同しないようにして下さい。

大動脈の径が拡大して瘤形成を認めた場合にのみ「解離性大動脈瘤」と云うのです。


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(編集後記)
今回も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。 

今日は、ビールを呑むと認知症にならないんだって?というお話です。
ホップ由来のビール苦み成分「イソα酸」がアルツハイマー病の予防に有効である
可能性が、マウスを用いた実験で判明したそうです。

イソα酸はアルツハイマー病の原因物質であるAβの脳内沈着を抑制し、認知機能の
改善に働く可能性があるという。東京大学大学院農学生命科学研究科の中山氏らの
研究グループが学習院大学、キリン株式会社との共同研究で明らかにしました。

超高齢社会となった日本では認知症対策は喫緊の課題であるが、根本的な治療法は
いまだ確立されていない。そこで、日常生活でできる認知症予防への取り組みが
注目されている。その1つとして赤ワインに含まれるポリフェノールの摂取が認知症予防
に効果がある可能性が報告されているが、ビールの成分については十分に検討されて
いなかった。そこで、研究グループは古来より薬用植物として利用されてきたポップ
由来のビール苦み成分である「イソα酸」に着目し、アルツハイマー病モデルとして
用いられている遺伝子改変マウスを使って実験を行いました。

研究グループは、イソα酸がマウスの初代培養ミクログリア(脳内の免疫を担う細胞の
一種)のAβ貪食能を亢進し、炎症性サイトカインの産生を抑制する作用をもつことを
見いだしました。

次に、通常マウスにイソα酸を含有する食餌を3日間摂取させたところ、脳内ミクログリア
の貪食活性が亢進して抗炎症型へと変化したことから、脳の炎症が抑制されることも
明らかにされました。

さらに、アルツハイマー病モデルマウスにイソα酸を含有する食餌を3カ月間摂取させた
ところ、対照マウスに比べて脳内ミクログリアの機能が活性化し、脳内に生じるAβなど
の老廃物の沈着や炎症を抑制することが分かったそうです。

また、イソα酸の摂取により海馬における神経細胞のシナプス量が有意に増加し、記憶
学習機能が改善することも判明したそうで、研究グループは、適量のビールやノンアル
コールのビールテイスト飲料の摂取が認知症予防につながる可能性があるとしています。

へ〜〜、そうなんですか?ビールを呑むと認知症にならないんですか?
暑い夏ですから、冷たいビールをガンガン呑んで、その後赤ワインにしましょうね。
そうすれば、認知症なんて怖くないですよね。



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