医学・薬学

e-doctor ドクタースマートの医学なんでも相談室

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e-doctor ドクタースマートの医学なんでも相談室 No789

2017/01/25

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    e-doctor   ドクタースマートの医学なんでも相談室
                              
vol.789(2017.1.25) 

毎週水曜日発行                  発行部数5971部

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    まぐまぐ大賞2016を、ドクタースマートが受賞しました。


    まぐまぐ大賞2016のジャンル別賞の健康部門での受賞です。

    
  本当にありがとうございました。まぐまぐ大賞2年連続受賞です。
  1も2も無く、読者の皆様の応援・ご支援・ご投票のお蔭です。
  今年も来年以上に頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。  
  
     
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ご質問には、年齢・性別・身長・体重・職業・既往歴・現病歴・現在服んでいる薬
などを、かならず書いてくださいますように、重ねてお願いいたします。

(目次)

1)針刺し事故による感染症が心配です
   

編集後記 「女性はインフルエンザが重症化しないんだって?」


         ドクタースマートのメールアドレスが変更になりました。

         drsmart@koujimachi-naika.jp
   
       旧いアドレスに送らない様にして下さい。


メールの件名は、かならず「医学相談」としてください。
件名が「医学相談」でないと、間違って削除してしまうことがあるからです。

興味のあるところ、読みたいところだけ読むようにしてください。


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1)針刺し事故による感染症が心配です
病院には受診していませんが、強迫観念症があると思います。
医療職で約2ヶ月ほど前に予防接種の後の針で手を刺してしまいました。
感染症歴は不明です。肝炎既往歴はありませんでした。
その後より、自分はB型肝炎ウィルスに感染してるのではないかと不安な毎日です。
また、家族に感染させるのではないかと、手洗いや消毒を頻繁にしてしまいます。
何が正常なのかわからなくなってしまい、不安な事を幾つか質問させて下さい。

1.ウィルスの付いた手→手
物 物→手など間接的な感染はあるのか。
2.唾液、汗、尿など体液は
どのくらい注意したらいいのか。
食事の時のお皿は同じでよいのか(同じものを一緒の皿で食べてもいいのか)使用後は、
普通に洗剤、水洗いでよいのか。
3.洗濯は、血液の付いた物以外は一緒に洗っていいのか。(他の体液など…)
もし血液がついたものを気づかずに洗ってしまったらどうすればいいのか。
そのまま服や洗濯機は使用していいのか。消毒はいらないのか。
4.乾燥した血液、体液でも肝炎ウィルスは暫く生き続けているそうですが、
それらに水分が含まれ触ったりしたら感染するのでしようか?


(回答)
針刺し事故による感染症が心配ですというご相談です。

結論から申し上げます。針刺し事故で一番大切な事は患者の病気です。
患者から病気が移るんですから、持っていない病気は移りません。

ですから、まずその患者さんの病気とかを調べましょう。
その病気によって、対策が違うからです。

この方は、医療職と書いてますが、看護師ではないでしょうね。
質問が幼稚過ぎます。
看護師でないのに針刺し事故を起こしたのは、看護助手でしょうか?

どこの病院か知りませんが、針刺し事故は上司に報告すべき事柄です。
今からでもいいですから、上司にキチンと報告しましょう。

患者がB型肝炎でe抗原陽性ならば、B型肝炎のワクチンを接種しましょう。
まだ、ワクチン接種で充分に防げる問題です。それから、針刺し事故でB型肝炎
が移る確率は60%ですから、3回に一回は助かります。

針刺し事故の患者がB型肝炎でないのなら、何も心配はいりません。
病気が移ってもいないのに、家族や他人に病気を移す事を心配をするほど愚かな
事はありません。移っていない病気は、誰にも移らないからです。

現在の心配事は、取り越し苦労と云うものです。何も心配はありません。


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(編集後記)
今回も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。 

今日は、女性はインフルエンザが重症化しないんだって?というお話です。
女性は男性に比べてインフルエンザに対する防御力に優れる可能性があることが、
新たな研究で示されました。今回の研究では、女性ホルモンであるエストロゲンに、
インフルエンザウイルスを寄せ付けない作用があることが判明したのです。
男性の方が女性よりもインフルエンザが重症になりやすいのはそのためではないか
と考えられています。

この知見が新たなインフルエンザ治療につながる可能性もあるそうです。
研究グループは、男女の鼻腔細胞を用いた実験で、エストロゲンがインフルエンザ
ウイルスの複製能力を制限するようであることを突き止めたそうです。

ウイルスの複製が少なければ、感染者の症状は比較的軽く、ウイルスが他人に拡散
しにくくなると、研究を率いた米ジョンズ・ホプキンズ大学(ボルチモア)の
Klein氏は説明しています。

「別の研究で、エストロゲンにはHIV、エボラウイルス、肝炎ウイルスに対する
抗ウイルス特性があることが明らかにされているが、今回の研究は2つの点で
これまでの研究とは異なる」とKlein氏は話してます。

「1つは、直接患者から分離した一次細胞を用いて研究を実施した点である。
これにより、エストロゲンの性特異的な効果を直接確認することができた。
もう1つは、エストロゲンの抗ウイルス作用をもたらしているエストロゲン受容体を
初めて特定した点である。これにより、エストロゲンの一定の抗ウイルス効果が
媒介される機序を深く理解することができた」と、同氏は説明しています。

Klein氏は、閉経前の女性はエストロゲン値が1カ月のなかで変化するため、
一般集団ではこの効果を確認するのが難しい可能性があると述べる一方、
「ある種の避妊法を用いている閉経前女性や、ホルモン補充療法を受けている閉経後
女性は、季節性インフルエンザの流行期にも比較的感染しにくいと考えられる」と
指摘しています。不妊症や閉経期症状の治療に用いる治療的エストロゲンも、
ある程度の予防効果をもたらすと考えられるそうです。
 
へ〜〜すごいですね!!女性のインフルエンザは重症化しないんだって。
女性ホルモンのエストロゲンに、インフルエンザウィルスの複製力を抑える効果が
あるんですね。これはタミフル等の抗インフルエンザ薬と同じ効果ですね。

ただ、エストロゲンはいつも沢山あるわけではないので、運がいいか悪いかで、
女性がインフルエンザに感染した時に重症化しないかどうかが決まりますね。



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  • 名無しさん2017/02/01

    とても興味深い記事です。事実を知ると、“インフルエンザは驚くほど死なない病気”だと言うのです。元記事ではWHOが出している死亡者の統計である25万人から50万人という数字を疑問視しています。アメリカの政府機関であるアメリカ国家重要統計機関によると、“2010年のアメリカでのインフルエンザの年間死亡数は「500人」に過ぎなかった”とあります。しかも、アメリカとイギリスの医学誌は、この500人という数字さえも“高すぎる”と感じているとのことです。こうなると、WHOの統計は何なのかということになります。

      専門家も、インフルエンザワクチンが予防に効果があると認めていません。ワクチンの効果がない上に副作用があることがはっきりとしているものを、政府は半ば強制的に接種させようとしているかのようです。

      こうしたことを、政治家と製薬業界の癒着とみるか、人口削減計画を含む陰謀とみるかは意見の分かれるところです。

      記事では、トランプ大統領がインフルエンザワクチンによる予防接種について、“事実上全く効果がない”と発言しています。しかも記事では、トランプ大統領の発言は正しく、“インフルエンザの予防接種は歴史上最大の医療詐欺と言えるものだ”とまで言っています。

      元記事では専門家による詳しい解説があります。ぜひご覧ください。



    http://indeep.jp/some-reasons-to-reject-flu-shot-forever/