環境

熱帯林と世界の森林 JATAN MAIL NEWS

熱帯林と世界の森林保全のために活動する熱帯林行動ネットワーク(JATAN)が、その活動とニュース、キャンペーン、新しい出版物、イベント情報などをお送りします。年4回と臨時号を発行。

全て表示する >

熱帯林と世界の森林 JATAN MAIL NEWS

2010/06/16

みなさん、こんにちは。JATANです。
お元気にお過ごしでしょうか。
気象庁によれば、本日、東北地方の北部も梅雨入りしたそうな。暫くうっとおしい天気がつづくのでしょうか。
先号でもご紹介しましたが、有楽町さえずり館でのギャラリー展示、「熱帯林はどこへ消えたのか?―インドネシアの熱帯泥炭湿地のいま―」が今月末まで開催されています。
スマトラの泥炭湿地に依存する地域住民の暮らし、また現在も急速に破壊が進められている開発の現状を写真パネルや映像に加え、生息地を失ったスマトラトラをモチーフとしたインスタレーションなど多くの工夫を凝らして紹介しています。また、6月25日にはJATANメンバーによる現地調査のデータをもとにしたセミナーも開催します。
おかげさまで丸の内のビジネスパーソンもふくめ多くの方から好評をいただいています。
ぜひお越しください。みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。


**************************************************************************
自然環境情報ひろば 丸の内さえずり館ギャラリー展示
■有楽町駅前の大変アクセスのしやすい場所ですので、ご友人等お誘合せの上ぜひ一度足をお運びください。
○期間:5月20日(木)〜6月30日(水) 
○時間:月曜〜金曜 11時から19時。最終日のみ13時まで。
○入場無料
○場所:自然環境情報ひろば 丸の内さえずり館
千代田区有楽町1-12-1新有楽町ビル1F 
◆URL: http://www.m-nature.info/

■下記セミナーも開催します。
★セミナー「スマトラ島の人々の暮らしを支える泥炭湿地林」
○6月25 日(金)  19:00〜20:30
○スピーカー: 内田道雄/原田 公 (JATAN運営委員)
◆定員:先着40名(要事前申込) 参加者募集中!
◆参加費:無料
◆申込方法:電話またはメールで、さえずり館まで申し込む。定員になり次第、受付終了。
 TEL:03-3283-3536
**************************************************************************
■最新ニュースレター、見出し紹介

 4月16月に発行された当会のニュースレター最新号「JATAN NEWS No.82」の内容を紹介します。
  このニュースレターは、JATANの会員の方に定期的にお送りしています。

▽リアウ州における住民支援プロジェクト
▽5年越しの「ガンズ20」が終結!
▽ガンズ社、タスマニア林業公社がFSC取得へ
▽4〜6月 イベントのご案内
▽COP15での森林分野に関する報告
▽森林・木材関連ニュース

会報「JATAN NEWS」は、年間4回発行しています。定期購読をご希望の方は、電子メール等でお問い合わせください。折り返し、入会案内を差し上げます。

************************************************************
■JATANニュースから/(抜粋)
リアウ州における住民支援プロジェクト
JATAN運営委員 内田 道雄 (フォトジャーナリスト)

■スマトラトラも棲む貴重な森を守るために■
現在、JATANはインドネシアのリアウ州(スマトラ島)で、現地NGO、スマトラ自然財団 (Yayasan Alam Sumatera:YASA)の農村住民支援プロジェクトに協力している。
場所は、リアウ州東部にあるケルムタン鳥獣保護区に隣接する村落である。YASAは、この保護区の拡大を政府に働きかけている。ケルムタン地域には、広大な湿地帯が広がっている。ここには泥炭湿地林があり、水源涵養地、また温室効果ガスの貯蔵に関して重要な働きをしている。湿地林は生態系としても貴重で、スマトラ全島でも400頭ほどしかいないというトラもこの地域には生息している。
現在の保護区は96,837haで、YASAはさらに52,406haを新たに保護区とし、合計149,243haを国立公園にしたいと考えている。拡大を目指す地域は商業伐採地であったが、現在、伐採期限は終わっている。以前は伐採地であったがまだ豊かな森の残る地域だ。
ここには集落はないが、近隣の農村が伝統的に林産物を利用している。周辺の住民は経済的困窮から、森を焼き払って畑を拓いたり、違法な伐採を行ったりしている。そこでYASAは、周辺住民の経済的な発展を促し、森を破壊しなくても自立していける方法を村人とともに模索している。
JATANはその活動を支援することとなった。
(この記事の全文は、会報「JATAN NEWS No.82」でお読みいただけます。)


************************************************************
■JATANニュースから/(抜粋)
タスマニアでの歴史的な一歩になるか?
ガンズ社、タスマニア林業公社がFSC取得へ なんと! タスマニア州政府が要請
レインフォレスト・アクション・ネットワーク日本代表部 川上 豊幸

2009年1月下旬、タスマニア州の一次産業・水資源大臣が来日。ガンズ社の木材チップを購入している日本の製紙企業との会合を行い、帰国後、メディアに対して、タスマニア林業公社(FT)とガンズ社に対してFSC取得を求めていることを日本側に伝えたことを明らかにした。すでにガンズ社とFTはFSCオーストラリアに連絡を取っており、バートレット州知事も一次産業・水資源大臣の要請を歓迎していると報道されている。さらには、ガンズ社が計画しているパルプ工場の提携先のソドラ社も、2,500万ドルのベル湾工場計画に参加するため条件としてFSC認証を求めており、これら相まっての動きだろう。
報道によれば、1月下旬、同州政府の一次産業・水資源大臣のデービッド・リュウリーン氏が2日半のビジネス会議のために来日した。彼は、タスマニア州木材チップ業界の販売促進のために日本製紙を含む6社の木材チップ購入している製紙会社を訪れた。日本の紙市場の低迷と偽情報によるキャンペーンのためにタスマニアでの需要が落ち込んでいると述べ、地元メディアに対して以下のように述べている。「私は、ここで行われている私たちの施業は世界で最高のものであるという政府の保証を与えたかった」「私は彼らに、われわれがガンズ社やタスマニア林業公社に対してFSCの下での認証も得られるように努力することを要請していることを知らせた」と明かした。
(この記事の全文は、会報「JATAN NEWS No.82」でお読みいただけます。)


************************************************************
■JATANニュースから/(抜粋)
COP15での森林分野に関する報告
〜LULUCF森林管理分野とREDD報告〜
JATAN運営委員 川上 豊幸

 今回の気候変動枠組条約COP15において、森林に関連する分野としては、先進国の森林での炭素排出と吸収量のカウント方法に関する議論とともに、途上国の森林に関するREDD(Reduced Emissions from Deforestation and forest Degradation in Developing countries: 途上国での森林減少・劣化からの温室効果ガス排出削減)の議論が行われた。
REDDとは、もともと発展途上国における森林の破壊や劣化を回避することで温室効果ガスの一つである二酸化炭素の排出を削減しようとする仕組みとして提起されたが、当初から様々なリスクが指摘されていたが、各国の利害関係の中で対象範囲が拡大し、様々な問題が指摘されている。しかし、メディアでも報じられているように、COP15では全体としての合意に至らず、議論を積み重ねていた文書は公式な決定とはなっていない。ただその文書は今後の議論の土台となるものなので、現在のCOP15での森林分野での議論について紹介する。
(この記事の全文は、会報「JATAN NEWS No.82」でお読みいただけます。)


************************************************************
■JATANニュースから/(「世界の森林ニュース」から抜粋)
欧州委員会がバイオ燃料のための森林を犠牲にする計画
―アブラヤシプランテーションを「森林」と呼ぼうとする試み―

欧州委員会から得た文書によれば、アブラヤシプランテーションを「森林」と再定義することによって、物議をかもしているヤシ油をバイオ燃料に利用可能にする計画が明らかになった。
アブラヤシプランテーションの拡大は熱帯林破壊の主要な原因である。しかし、欧州連合に対する委員会のガイダンス草案で、熱帯林を伐採してアブラヤシを植林することは「持続不可能な」バイオ燃料を停止する目的を持つEUの法の下でも可能だろうと述べている。
「連続した森林地帯」は、少なくとも5メートルの高さにまで、木々が到達しているか、到達可能で、30%以上の樹冠被覆が30%以上となっている場所と定義されている。それらは、通常、森林、植林地、アブラヤシのような他の樹木の植林を含む。それが樹高と樹冠被覆率の基準を満たすならば、短期の周期で伐採する雑木林も適格となるかもしれない。たとえば、これは森林からアブラヤシプランテーションへの変化は基準違反とはならないが、短期周期での雑木林から一年生の農業作物への変化については基準違反になり得るということを意味する。
(2010/02/03、Friends of the Earth Europe)

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-03-09  
最終発行日:  
発行周期:年4回と臨時号  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。