ボランティア

土佐の森・救援隊

森林ボランティアの役割は、実践活動を通して、森林・林業・山村が抱える問題を自らの問題として、「森林を守る応援団」「森林の良き理解者」になることです。森林ボランティアNPO「土佐の森・救援隊」のすべてをお送りします。

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土佐の森・救援隊 036

2003/12/07

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  NPO
 土佐の森・救援隊 036    (平成15年12月 7日)

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〔回覧板〕

■定例会のお知らせ (土佐の森・救援隊)

 ◆第13回定例会(12月)

   月 日 : 12月20日、21日
   場 所 : 東津野村船戸 四万十源流センター

(いつものとおり、研修会は四万十源流センターで行ないます。
今年最後の定例会ですので大交流会<忘年会>を行います。クリ
スマスプレゼント交換会も予定。いつものように船戸県有林で、
源流森林救援隊が間伐をしますので技術指導を行ないます。)

  ◆第14回定例会( 1月)

   月 日 : 1月24日
   場 所 : 中土佐町矢井賀越

(辻氏<正会員>の山林で間伐の実践活動をします。日帰りの技
術研修会。活動終了後、須崎市内で恒例の、鍋焼きラーメンによ
る交流会<新年会>を行う予定です。)

【土佐の森・救援隊の定例会には、森林ボランティアに関心があ
る方なら、どなたでも参加できます。参加を希望する方、若しく
はボランティア活動の内容を知りたい方は事務局まで、ご連絡く
ださい。活動内容、集合場所、日程、時間等の詳細をお知らせし
ます。】

▽事務局アドレス▽
 mailto:chikau@mx81.tiki.ne.jp

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〔森林ボランティアの輪・和・話〕

■作業安全基準

         <土佐の森・救援隊 三浦博史(作業安全担当理事)>

 今回の活動で、ベテラン隊員の湯浅さんがチェンソーによる、軽
い怪我をなさいましたが、僕はそろそろ、隊員の方々が怪我をしや
すい時期に入ったと感じています。

 交流会のときも少し触れましたが、チェンソーを使い始めて1年
を過ぎた頃から、心の中に「俺はもう素人じゃない」という気持ち
が生まれ、基本を逸脱した操作が目立ち始めます。土佐の森・救援
隊の皆さんも、森林ボランティア活動をはじめて1年ぐらいの方が
多くなりましたので、ちょうどそんな「危険な時期」ではないかと
思います。

 正直、自分が自分のミスで怪我するのはまだ納得できます。が、
今後一番不安なのは伐倒の際に他人に怪我(最悪は死亡)をさせる
ケースです。今回初めて行なった「伐倒技術コンテスト」で、3班
(中越班長、チェンソーマン中川)の例でも明らかになった通り、
プロの班長が指導していても狙ったのと違う方向に倒れる場合が、
かなり多いです。

【3班の例とは、原因は、また検討しなければなりませんが、追い
口を切る段階で、180度(予定方向とは正反対)の方向に木が傾
き出したことをいいます。中越班長の見事な「クサビ」さばきで、
目標の方向に倒すことができ、事無きを得ましたが、180度後ろ
では、中川報道部長が、カメラを構えてチェンソーマンの勇姿を撮
影していました。】

 しかし、皆さんは受け口の方向の人には声を掛けているものの、
狙った方向外の人には無関心過ぎると思います。伐倒の追い口を切
る際、絶対の自信があっても必ず360度の方向に人がいないか確
認、いた場合は必ず声を掛けてから!ということを、いま一度徹底
すべきだと思います。

 今回の活動では、自分は4班の班長として、入隊して浅いヤング
の倉辻さんを指導しました。4班を指導しつつ、隣の班(尾崎班長
・上岡隊員のシニアコンビ)を見ていましたが、初日の湯浅さんの
怪我があってもやはり、至近距離で2人が同時に伐倒に夢中になり、
万が一倒れる方向が狂ったら一大事、という状況が見られました。

 現在、チェーンソーの数も増え、伐倒、造材班には、ほぼ一人に
1台となりつつありますが、これはある意味恐ろしいことです。素
人に毛が生えた程度の十数人があの狭い範囲で一人に1台チェーン
ソーを自由に使うなんて、いつ死人が出てもおかしくないです。

 やはり、単に「十分気をつけて!」というだけでなく、土佐の森
・救援隊独自の「作業安全基準」をきちんと話し合って決め、そし
て、それを確実に実践すべきだと思います。本格的な林業作業を実
践している、又はそのような活動を目指す森林ボランティア集団で
は、ある意味ではプロ集団よりも、さらに厳しい「作業安全基準」
でなければならないと思います。

 僕の案ですが『伐倒は同じ班内で(至近距離で)同時に行わない』
を徹底すべきだと思います。詳しく言うと、チェーンソーが班内に
何台あってもかまわないが、伐倒の際は絶対に1本ずつ行う。しか
も班長がその都度周囲360度を確認、OKサインを出すまでは追
い口を切らない。隣の班と接近した場合は班長同士で伐倒の順序を
決め、これも同時に行わないようにする・・・ということです。

 そうすれば、これまでプロ、またはセミプロが自動的に班長にな
っていましたが、班長は、追い口を切るタイミングの調整役に徹す
れば、場合によっては倉辻君が班長、僕が実作業という分担も考え
られます。

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〔BBS・掲示板〕

■土佐の森・救援隊のボランティア活動に参加して・・
(ドキュメント・作業安全、及び新人教育担当 三浦班長に従事)
 
◆11月22日
<17時>

 長引いた仕事を終えて高知市桟橋通りの会社を出発。渋滞した市
内を避け海回りのルートを選択。1時間半で四万十源流センター
「森の宿」に到着。

<18時30分>
 賑やかな声が外まで聞こえている。早速、交流会の会場へ。入る
やいなや、本日の主役の所へ、と案内され、湯浅氏の隣へ。その訳
を訊けば、昼間、湯浅氏はチェーンソーで左足を切り8針縫われた
とのこと。研修を兼ね、その経緯を、お話していました。しかし大
事には至らなかった様子で、一安心。

 この夜の料理に使われた米と野菜、特にジャガイモの温かさ、水
菜の清々しさに感動!有機・無農薬で育てられたと言う中川ご夫妻。
お二人の人柄が象徴されているようでした。

<22時(10時)・・・?>
 外に出る。凛とした夜気。見上げれば満天の星。その時、空を横
切る流星ひとつ。2年前の流星雨の夜を思い出す。交流会で火照っ
た体と心を鎮めて就寝。

◆11月23日
<6時30分>
 起床。ピンと張り詰めた空気の中を軽くジョギング。一日の中で
一番好きな時間。

<8時30分>
 朝食後、ミーティング。湯浅氏の体験を踏まえ、安全作業の徹底
指導と「伐倒コンテスト」の要領の説明がある。
 
<9時30分>
 まず4つの班に分かれての「伐倒コンテスト」。目標を決めて一
番近くに倒した班が優勝という企画。私は最後にチェンソーマン
として登場。かなり時間がかかってしまいタ
イムオーバー?の声もある中、三浦班長の好指導のおかげで見事、
目標の杭に命中!そして優勝!誰よりも、私が驚きました。
 
<10時>
 間伐作業。三浦班長と共に谷側の植林地で作業。まず、作業の妨
げになる竹を伐る。中が空洞なためチェンソーの手ごたえが変わる
ことに気をつけること、竹を安全に倒すために一皮支を残すことな
どを教わる。
 
 1本目、前回から進歩がなく、受け口と追い口の高さを同じに!
また、受け口の角度が小さく受け口が閉じてしまう。そこで木回し
登場。右に左に捻ってどうにか倒す。
 
 2本目、今度は受け口の方向を少し誤った模様。班長に、追い口
を切るときに手前を切らず奥の方を多く切るという、伐倒方向の制
御の仕方を教わる。
 
 3本目、この木は細いから斜めに1回で伐ってみたら?との班長
のご意見。早速挑戦。でも伐るスピードが遅過ぎたようで途中で割
けてしまう。班長曰く「木が伐られていると気が付かないうちに素
早く伐るように・・」と教わる。このやり方で幾本か伐る。
 
 4本目、次の木はどちらに倒してもかかり木になりそうだったの
で、追い口を切るときに「つる」の両端をチェンソーの先で少しず
つ削り、木回しで回し易くするという技を教わる。また、チェンソ
ーの先で切ればバーを挟まれにくくなるとも教わる。
 
 5本目、この日最後の伐倒。特に難しいところもなく、初めて思
い描いたイメージ通りに倒す。

 造材作業。3班と接近したので造材作業に移る。といっても細い
木が多く3メートルの材を3本取ったところで時間切れ。作業終了。

 しかし班長は、自分が目立てをしたチェンソーが、いまいち切れ
なかったことに納得できなかったのか、しばらく目立てのやり直し
をしていた。そのときの目の鋭さには、まさしくプロとしての誇り
を感じました。

<12時30分>
 昼食。今回はキジの炊き込みご飯。そして伐倒コンテストの表彰
式。土佐の森・救援隊のお酒「10時までよ!」が優勝賞品として
我が班に贈られる。が、班長の提案により、次回の交流会用に寄付
をすることに決定。

<13時>
 倉庫へ移りログハウスの引越しと、おがくずの回収作業。このお
がくずは次回に「木質スポンジ」として、間伐地にお返しするとの
こと。ログハウスはまだまだ、時間がかかりそうですね〜。

<14時>
 解散。                            
                  (倉辻奉和・正会員)

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〔ボランティアの森〕    「土佐の森・救援隊」の巻

■第12回定例会(15.11.22.23)の総括と反省

 湯浅氏のケガ、軽症で何よりです。しかしチェンソーを例えてみ
れば、銀の鱗を持つ龍のようなもの。神でもある龍を手に取る訳で
すから、その逆鱗に触れることの無いように畏敬の念を持って慎重
に取り扱わなければと、改めて思いました。

 今回の活動(研修)では、三浦班長の指示の分かりやすさに敬服!
ひとつひとつの作業をとても丁寧に教えていただきました。

 また賞品を寄付するという考えも素晴らしいことです。私にはそ
んな考えは全く思い浮かびませんでした。心の未熟さを恥じ入るば
かりです。
 
 また、今回は、初めて伐倒作業のみに集中できました。今までの
座学や本で見たり、また他の人の作業を見たりして覚えたことと実
践のギャップを、少しだけですが埋めることができたような気がし
ます。このイメージを大事にして、次回以降も頑張ります!

 それにしてもこの両日は良く晴れましたね。今まであまりにも、
土佐の森・救援隊の活動日は、雨続きだったので、この好天はその
反動でしょうか・・?

 次回以降もこうなると良いのですが、さて? 次回は一転雪を呼
んでホワイトクリスマスになったりして・・。(倉辻奉和・正会員)

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◇編集・発行:土佐の森・救援隊事務局
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◇ホームページ:「山頭火と四万十川」(未掲載)
 http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/2846/index.html
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