おしゃべり

六津姐の「そして今夜も言ッ気のみ」

不景気ゆえのヒマに耐えかねて、本業棚上げ、放言、断言、無責任発言…つれづれ綴る気ままな&お気楽エッセイ。目指したいぞ、遅咲き!熟女咲き!

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今宵も六津と

2007/05/19

子どもで疑問

いきなり。熊本県だったか、赤ちゃんポストというのがさる病院にできた。乳児遺棄や虐待を防ぐという意見の一方で、安易な育児放棄を招くという意見もあり、マスコミを賑わしたのもつい最近のことだったが…。
やっぱり、というか、案の定というか、稼動初日に乳児ではなく自分の名前が名乗れる(らしい)3、4歳児が預けられてしまっていたという。病院側はこの事実をプライバシー保護の簡単から否定も肯定もしていないので、この情報がどこから出たのか不思議なところだが、それはともかく。

折りしも、テレビで人工授精を行ってまで子どもをつくろうとする女性たちの涙ぐましい努力を伝えた(イギリスだったかの)ドキュメンタリーを見た。登場する女性たちはいずれもシングルの身でありながら『母』になるべく、知人男性に依頼し、あるいは精子バンクを利用しての人工授精という手段を選んでいる。

しかし、これがまた、一発で成功するもんじゃないのだそうで。おかげで彼女らは、受精処置を受けてから数ヶ月間を期待と不安ないまぜの中で過ごす。幸い妊娠すれば喜びと、未来への希望の日々を手にするが、妊娠していなければ、失望と次の機会への渇望に埋もれて過ごす。

その中で一人、幸い妊娠に成功し、出産にまで漕ぎつけた一人が子どもをその胸に抱きつつ、真剣に言った。
「良かった…!もしも子どもを持てなければ、私は人生に絶望したでしょう」
もちろん、この方、前述の通りにシングル。結婚願望もない。しかし、周囲から見ればやりがいのある(と思われる)仕事とそれに見合う(平均的に見ても)充分な収入もあるよう。しかし、それでも、子どもの有無が彼女の人生の価値を左右するようだ。


ちなみに。少し前、仕事関係の年長の男性に聞かれた。
「なんで結婚しないんだ?」
実のところ私は、これまでも数限りなくかけられてきたこのての質問が決して不快ではない。ただ少しだけ困る。どう説明しても、どうも本意が伝わらず、かつ、相手が完全に納得してくれることがほとんど無いからだ。

一番正しく本音をいうと、結婚を、格別したいとも、しなければならない、とも「思わなかった」だけなのである。しかし、残念ながら毎度毎度、これで納得してもらえない。たいていの場合、「なぜ、そう思わなかったか」問われる。ここらが、さらに困る部分。加えて「チャンスはなかったのか?」と、仰せになる方もいる。

チャンス…何かいいことを掴まえるというニュアンスのこの言葉自体が、私にとっての結婚感とすでにズレがあるのだが、まぁ、百歩譲って…チャンスはあった。少しばかりの我慢と忍耐を受け入れ、私の哲学を部分的に少し折り曲げ(たふりをす)れば。しかし、である。

格別したいとも、しなければならない、とも思わない事柄に対して人ははたして、忍耐や我慢、それに哲学の妥協を受け入れられるのだろうか。たとえば、別に旅行すきでもない人が旅行をするために我慢や妥協をするだろうか?行かねばならない冠婚葬祭や社内旅行、研修旅行ならいざしらず。

いや、旅行と結婚は一緒にならないだろうって?ほら、ここでまた世間と私のズレ。旅行と結婚。私にとっては同レベル。つまりまぁ、私にとっての結婚とは、その程度のインパクト。

で、ここで子どもの話に戻るが、実は子どもを作ることもまた同レベル。な、もんだから、子どもを持てないかもしれないことに絶望感を抱くという感覚がどうしても理解できない。

「実際に自分の子どもができたら、わかるわ〜」って、だからといって格別ほしくないものをつくる努力をしろと言われてもなぁ。まして、できちまって、その時に、やっぱり私は私だったと気づいても…困るなんてもんじゃない!そんなリスク、奨めるアンタは責任取ってくれるのかい?とツッコミたくもなる。
また、この自らの子どもという存在への執着の無さが結婚動機をさらに一つ消し去ることにもなる。

同時に、捨てちゃうやつについては思ってしまう。、な〜んでそう簡単に『つくる』かなぁ?いや、つくった時には捨てる気はなかったろうって?そりゃそうかもしれんが、捨てるほどどーにもこーにもならん事態というのは、その傾向が、つくる段階からほの見えているもんである。
また、どーにもこーにもならんほどじゃないけど捨てる(ほうが楽チン?)というのは、これまた、そちらへの高いポテンシャルを含む気配を見せているものである。

いっそ、あっちの凸とこっちの凹がちょうどかみ合えば問題は霧散するのだが、現実はそう単純ではない。ゆえに、あっちにもこっちにもドラマがおきるのだが…それを見つつ、どっちにも同調しないけど反感や怒りもまた持ちきれないでいる自分を発見している視聴者一名。
で、思うわけである。やっぱり私、どっかコワレてるかねぇ。別にいいけどさ。

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創刊日:2003-03-01  
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