神楽坂の地域雑誌『神楽坂まちの手帖』(編集長:平松南)と連動。神楽坂を中心に街の歴史や神楽坂を愛好する著名人の取材や寄稿等で構成した雑誌の抜粋記事のほか、街の旬の話題やお得な神楽坂の飲食店情報等をお届けします。
神楽坂まちの手帖ニュース106
発行日:6/27
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週刊 神楽坂ニュース vol.106「'07上半期最終号」
発行日 2007年6月27日
編集 平松南
発行:けやき舎 「神楽坂まちの手帖」編集部
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《編集前記》
7月を目前にしてようやく梅雨らしくなり、街にはしっとりとした空気が流れて
います。呉服屋さんの店頭には色とりどりの浴衣が飾られ、ひと足早く夏祭りが
やってきたような賑やかさです。
近ごろ話題の北海道グルメ「スープカレー」を食べられる店が、飯田橋のおとな
り(地下鉄南北線)後楽園の駅ビルに開店しました。以前「まちの手帖」路地特
集で登場した、かくれんぼ横丁にあるフランス料理「レストランかみくら」の系
列店です。
程よい刺激のさらさらしたカレーは、何故かまた食べたくなる味・・・。サラダ、
煮込み料理、デザート、ドリンクまでついたお得なランチセットは夕方の5時ま
でいただけます。(タ)
=神楽坂コンフィデンシャル=
「2060年に地球は終末を迎えるというアイザック・ニュートンの予言と神楽
坂の未来」
今日は曇天で、風もない。空から地面まで、灰色の球体がどっと居座っているよ
うな不快さを感ずる。
わたしは今日も昼食をとったあとの短時間、いつもするように、小石川の播磨坂
の自宅前にある小さなケーキ・カフェのテラスに座して、三層の桜並木の緑陰と
道行く人々を見るともなく眺めわたしている。
10日ほど前には、入梅宣言をしたはずだったのに、翌日はからっとした好天で、
まるで梅雨明けのようだと誰もが思わされたものである。
地球規模の気候不順は明々とした事実で、局地的な豪雨やその逆の降雨不足、暖
冬、季節外れの大雪、台風の頻発・・。日本人の天気の挨拶言葉も「今日はいい
天気で」という代わりに「この頃は、地球温暖化が始まったのでしょうか」とか
「異常気象ですかねえ」といった、一昔前までは考えられなかった時候の挨拶が
平然とされ、それも日常の挨拶言葉にまぎれてなんの違和感もなくなった。
わたしたちが、異常気象と感じるうちは、地球人はまだ正常で、異常を異常と思
わなくなったら人類の未来は消滅する。
わたしは、環境問題の市民運動に携わった30年前は、温暖化を心配するなど、
ごく一部の心配性の人々の杞憂と思われていた時代。
温暖化って何ですか、という素朴な質問も跳ね返ってきたが、いまでは、タクシ
ーの運転手さんだって、「地球の温暖化は随分と進んだようですね」と、タクシ
ーのバックシートによりかかった瞬間の挨拶言葉になってきた。
3日ほど前の外電が伝えていたが、万有引力のアイザック・ニュートンさんが、
当時聖書の研究をして、難しい言葉の壁を突破して、「地球は、早ければ206
0年には、終末を迎える」というご託宣を解明し、記録に残しているということ
が発見されたそうだ。
天才ニュートンの残した文書であるだけに、ぎょっとした。
さっそく妻に話すと、妻も一瞬だが顔を曇らせたが、「明日地球が終わるとして
も、わたしは今日木を植えることをやめないという言葉もあるわ」といった。わ
たしはその言葉にいささか勇気付けられて、静かに笑った。
このころ、神楽坂を案内していても楽しくない。
わたしのHPや「神楽坂まちの手帖」の告知で申し込む人も多いが、東京理科大、
法政大学の生涯学習講座の講師案内人をしているので、年に何回か、大勢の参加
者を神楽坂の路地に誘う。
多くの作家、映画監督が滞在して作品を書いたホンカキ旅館「和可菜」に隣接す
る14階建てのマンションは、地元のまちづくりの会やまちづくりNPOの反対運
動にもかかわらず、着々と工事を進行しているし、粋な石畳の路地として人気が
ある「かくれんぼ横丁」の火災現場には、小型ビル計画の案内看板が出て、路地
も大きく変わる。これにもまちづくりNPOなどは注文をつけていたようだが、聞
き入れられない。
現状を残したい勢力は弱く、また一本化されてもいない。一方は、経済効果、つ
まり金を儲けたい人たちだから、動機も強固で、マンパワーも豊富だ。
こうなってみると、フジテレビの連続人気ドラマ「拝啓、父上様」が、1月から
3月全国ネットで放映され、その人気が引き金になって全国からやってきて、が
っかりして帰る観光客の失望を見るにつけ、テレビ放送が恨めしい気もしてしま
う。
(2007年6月27日 神楽坂まちの手帖 編集・発行人 平松 南)
★★★★「神楽坂おとなの散歩マップ」発売しました!★★★★
◆◆江戸切絵図・現代図対比 大判カラー(515×728)◆◆
「神楽坂おとなの散歩マップ」
付録・資料編(24P) 神楽坂がもっとわかる小冊子
●定価 980円
●構成・平松南(神楽坂まちの手帖編集長)
●協力・新宿歴史博物館
〜〜イラストは、版画家の森雅代さん。神楽坂の歴史年表、歳時記、名店ガイド、
文学散歩などが、たのしいイラスト地図とともに、収録されています。〜〜
★★★★「神楽坂まちの手帖」17号 発売中!★★★★
特集 漱石と早稲田・神楽坂
漱石山房と木曜会の人々 井上明久
座談会「漱石山房の復元を考える」
中山弘子氏(新宿区区長)
近藤祐司氏(「漱石山房を考える会」会長)
半藤末利子氏(エッセイスト、漱石の孫)
漱石山房の思い出と漱石文学館設立の夢 松岡陽子マックレイン
漱石の歩いた神楽坂/いまさら聞けない漱石の基礎知識
など盛りだくさんです。
お申込はけやき舎まで
「神楽坂まちの手帖」480円(税込) 送料210円(1冊あたり)
※お得な年間購読も承っております! 4冊分・送料込 2,600円
(本来4冊2,760円のところ)
★★★神楽坂落語研究会会員 秋山真志氏の新刊「寄席の人びと」発売!★★★
寄席の人たち 集英社 定価1890円 四六判/320頁 秋山真志著
こんな寄席本はいままでなかった!!
読むときっと寄席に行きたくなる 本邦初? 寄席の人物ルポ
噺家、紙切り、三味線漫談、漫才師、講釈師等々……芸人だけでは なく、席亭、
お囃子さん、寄席文字の師匠など寄席を支える「寄席の人たち」10名を徹底ル
ポ。意外な人の意外な素顔と、悩みとおかしみと波乱に満ちた人間ドラマ……読
んでおもしろく、知ってためになる、そして何より寄席に行きたくなる、極め付
けの本。
曲演奏と、家族で結成されたギターアンサン
ブルの心温まる演奏に、ぜひご注目ください。
Contents____________________________
1.渡辺功一の“牛込神楽坂のすべてがわかる話〜16〜”【更新】
2. 第21回わらだな寄席のお知らせ【更新】
3. 新宿・神楽坂歴史研究会のお知らせ【更新】
4.漱石生誕140年特別記念講演
「漱石を語る七夕講演会」
5.トッパンホールからのお知らせ
6. ぷろ☆ぷら「神楽坂逍遥(その14)」【更新】
7.けやき舎プロデュース 書籍紹介【新刊情報】
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1.渡辺 功一の“牛込神楽坂のすべてがわかる話 16”
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「江戸しぐさ」
江戸では三脱の教えという初対面の人に年齢、職業、経歴を聞かないルールが
あった。先入観という曇った眼鏡をかければ、人物を見誤ることになる。己の観
察力や洞察力のみを頼りとした身分制度をまったく意識させない教えであり、相
手を思いやる心と、人を肩書きだけでは判断しないという何事にも捉われない心
意気が見て取れる。また打てば響くように江戸っ子はすばやく対応することを身
上とした。当意即妙の掛け合い、初対面で相手を見抜く眼力など、その切れ味が
真骨頂とされていた。
繁盛しぐさとは、江戸商人同士や客との付き合い方、瞬間的な言葉と身のこなし
で、人間関係を良好に保ち、単にマナーだけにとどまらず、商人哲学、いわば商
人道でもあった。商人達が繁盛するために、知恵を絞って作り上げたものである。
先方の都合も聞かずに突然、相手を訪問する事は「時泥棒」と言って厳しく戒め
られていた。己の時間を浪費するのみならず相手の時間を奪う事になる。まさに
時は金なり。また、足組みをすることは相手を軽く見る事になるので厳禁。腕組
も禁物であり、商人の手はいつも前、手を広げてお客さまを迎えなければならな
い。
物事を頼まれた時の返事は「はい」の一言でよい。一人前の大人に返事を繰り返
すことは、目上の人に向かって念を押す行為と受け取られ、してはならない失礼
とされた。「おはようございます」という部下の挨拶に、上司が「おはよう」と
答えたら江戸商人の世界では失格だった。仏の前では皆平等であると考えていた。
重役となりハイヤー送迎を受ける場合、自宅前に車を呼んだり、座席にふんぞり
かえっては失格。江戸の町なら駕籠に乗れる身分になったことに、「おかげさま」
という謙虚な気持ちを持って、目的地の少し手前で駕籠をとめていた。商人が繁
盛するためには、地位の高い人は徳をもって人に接しなければならない。上に立
つ人こそ、決して偉そうな態度をとらなかったものである。
元禄の経済成長がくずれ、利益追求はいいが、ほどほどにしないと世の中に弊害
が出てくる。商人達もそのような反省の目をもっていた。賄賂が横行すれば一部
の人だけが強力になったり、藩のやり方も揺らいできたりする。やりすぎは良く
ない。そこで正直と倹約を強調しはじめた。倹約とは、けちの意味でなくて、い
かに上手にお金を使うかであり、堪忍と耐久力を高め、柔軟性を身につけること
を言う。
「まことの商人は、先も立ち、我も立つことを思うなり」まさに相手を立てて一
歩譲る心情があり、共倒れしないための思いやり精神が根底にある。相手を思い
やってこそ、真実が見え、物事を的確に処理できるという共存共栄の考えであり、
勝ち組・負け組とは対極の発想である。
「神楽坂まちの手帖」創刊3周年記念出版
渡辺 功一著「牛込神楽坂のすべてがわかる本」
予 価 2,000円(税込) 350ページ 四六判厚表紙/4色カバー掛
発 売 近日予定
発 行:(株)けやき舎 発 売:(株)展望社
歴史、文学、人物、社寺、地名、地理、商店会、花柳界、古典芸能、学校――
あらゆるテーマを25年間にわたってたった1人で調べ上げた在野の歴史研究家
の驚異的な書き下ろし百科読本。これは神楽坂の歴史であるとともに、江戸の歴
史でもあり、東京という都市の形成史にもなっている。目からうろことはこのこ
とだ。(平松南)
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2. 第21回わらだな寄席のお知らせ
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居酒屋の小さな空間で、息遣いまで聞こえそうな落語の集い。終演後には両師匠
との懇親会もあります。
◆場所 居酒屋もん
◆日時 8月20日(月) 開場18時/開演18時30分
◆演目 柳家一九 「夏泥」
三遊亭吉窓 「禁酒番屋」
柳家一九 「三年目」
◆料金 前売 1800円(ワンドリンク付き)
◆お問合せ・お申し込み
03−3513−5670(神楽坂まちの手帖)
keyaki@zau.att.ne.jp(けやき舎)
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3. 新宿・神楽坂歴史研究会のお知らせ
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期 日:7月28日(土)
テーマ:散策「第36回 神楽坂まつり 阿波踊り見学」
(平松南/神楽坂まちの手帖編集長)
料 金:1,000円
*時間・集合場所等 詳細は次号(7月10日発行予定)にて
ご案内いたします。
2007年8月以降の予定
8月 講義「『江戸名所図会』でたどる新宿名所めぐり」
(北見恭一氏/新宿区教育委員会)
新宿歴史研究会 世話人代表
新宿区神楽坂2−12−1−305
神楽坂まちの手帖編集部
090−2658−5093
平松南
==新宿・神楽坂歴史研究会のご案内==
神楽坂歴史研究会では、毎月1回、様々な講師をお呼びして、新宿区や神楽坂の
歴史について、学習、情報交換を行っております。
講師はもちろん、会員もみな歴史や新しい知識を愛する人ばかり。これまでの講
義・見学会のラインナップは以下の通りです。会員にならなくても、1度だけの
ご参加も大歓迎です。初めての方も、是非お気軽にお越し下さい。
2005年
9 講義「神楽坂の武家屋敷と切絵図」 新宿歴史博物館・北見学芸員
10 講義「光照寺のお墓」 新宿歴史博物館・北見学芸員
12 講義「考古学から見た牛込・神楽坂」 新宿歴史博物館・水本調査員
2006年
1 講義「牛込天文屋敷と暦の話」 新宿歴史博物館・松下調査員
2 講義「牛込行元寺跡の発掘調査」 新宿区教育委員会・大八木指導員
3 史跡めぐり「社寺の文化財」 新宿歴史博物館・北見学芸員
4 講義「新宿の歴史あれこれ(概観篇)」 新宿歴史博物館・北見学芸員
5 史跡めぐり「内藤新宿」 新宿歴史博物館・北見学芸員
6 講義「牛込の寺社と文化財」 新宿歴史博物館・北見学芸員
7 講義「落合の歴史」 新宿歴史博物館・北見学芸員
8 講義「牛込の文学者の足跡」 新宿歴史博物館・北見学芸員
9 史跡めぐり「郊外の散策地・落合を訪ねて」新宿歴史博物館・北見学芸員
10 講義「新宿の伝説・伝承」 新宿歴史博物館・北見学芸員
11 講義「尾張藩邸への招待−新宿歴史博物館特別展に因んで−」
新宿歴史博物館・水本学芸員
12 講義「錦絵で見る新宿の江戸と明治」 新宿歴史博物館・北見学芸員
2007年
1 講義「新宿の大名墓」 近世史研究家・小野麻人氏
2 講義「写真でたどる新宿の文化財あれこれ」 講師・北見恭一氏
3 講義「区名のルーツ 甲州街道内藤新宿の成立と変遷」 講師・北見恭一氏
4 散策「甲州街道の宿場町・内藤新宿の文化財を歩く」 講師・北見恭一氏
5 講義「太田道灌の生涯のその史跡」 講師・村山 修氏
6 講義「神楽坂の歴史」渡辺功一(郷土史研究家)
講義「四谷の歴史」西村卓也(元文化放送 報道局長)
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4. 漱石生誕140年特別記念講演
「漱石を語る七夕講演会」
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今年は、文豪夏目漱石が馬場下町 (現在の新宿区喜久井町)に生まれて140年
目になります。これにちなみまして「漱石山房を考える会」では新宿区の協力を
得ましてさまざまな催し物を企画しています。今回は、その第一弾のご案内です。
○日時:7月7日土曜日14:00〜17:00(開場13:30)
○場所:四谷区民ホール(四谷区民センター9F)
○交通:丸の内線「新宿御苑」下車徒歩5分
○料金:3,000円(全席指定)
第1部
講演会 夏目房之介「孫が語る漱石」
第2部
講 談 神田紅「講談 夏目漱石」
〈出演者プロフィール〉
夏目房之介氏
1950年、東京生まれ。青山学院大学史学科卒。
72年マンガ家デビュー。
現在マンガ・コラムニストとしてマンガ、イラスト、エッセイ、講演、テレビ
番組などで活躍中。夏目漱石の孫。
著書に「マンガに人生を学んで何が悪い?」「孫が読む漱石」ほか多数。
神田紅氏
福岡県福岡市生まれ。早稲田大学中退。
早稲田大学入学すぐに「劇研」に入部、女優への道を歩み始める。
講談師、女優、映画評論家、エッセイスト、レポーターとして活躍。
科学技術庁参与。(財)日本宇宙フォーラム理事。
主催:漱石山房を考える会 共催:新宿区
問い合わせ先/チケット販売:漱石山房を考える会03-3207-9575(10:00〜17:00)
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5.トッパンホールからのお知らせ
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ジメジメ、ムシムシ…梅雨の季節がやってきました。
晴れの日は紫外線が、雨の日には不快指数が気になる毎日です。
神楽坂から徒歩10分の距離にある、クラシック専門ホール「トッパンホール」では、
ゆったりした空間と、選りすぐりのアーティストによる演奏で、不快指数をぐっと
下げる、爽やかなひとときをご用意しています。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
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<6月の主催公演案内>
★〈ピアノの鬼才2〉〈ウィーンからの風 8〉
ティル・フェルナー ピアノ リサイタル
2007年6月10日(日)18:00開演
★ラ・ヴェネシアーナ
ニンファの嘆き〜モンテヴェルディの芸術
2007年6月14日(木)19:00開演
★〈ランチタイムコンサート Vol.29〉
鈴木優人(チェンバロ) トッカータの宇宙 【受付終了】
2007年6月19日(火)12:15開演
★グスタフ・レオンハルト チェンバロ リサイタル 【完売】
2007年6月25日(月)19:00開演
※当日券情報は、トッパンホールチケットセンターまで
お問い合わせください。(03-5840-2222)
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<チケット発売情報>
【6/29(金)一般 ‖ 6/23(土)トッパンホールクラブ会員】
★80歳記念リサイタルで世界を巡るスコダ
老いてなお艶やかな、本場ウィーンの音楽をお届けします
〈ウィーンからの風 9〉
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
2007年11月2日(金)19:00開演
7,000円/学生3,500円
★天才少年から正統派巨匠へ…歌心溢れるヴァイオリニストの現在を聴く
フランク=ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
エンリコ・パーチェ(ピアノ)
2007年11月27日(火)19:00開演
6,500円/学生3,500円
★弦の国ハンガリーの静かなる巨匠、4年ぶり待望の再登場
魂に響く深い音色は絶品
〈チェロ最前線 2〉
ミクローシュ・ペレーニ
イェネー・ヤンドー(ピアノ)
2007年11月29日(木)19:00開演
6,000円/学生3,000円
シリーズ〈チェロ最前線〉前期3公演セット券 16,000円/ゴールド会員14,000円
※セット券発売中
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<トッパンホールクラブ会員募集中!>
主催公演チケットの優先予約・優待割引、会員特別企画への参加、
提携店での優待割引など、お得な特典をご用意しています。
ぜひご入会ください。
チケットのお申し込み・お問い合わせ
トッパンホール チケットセンター 03-5840-2222
〒112-8531 東京都文京区水道1-3-3
※詳しい公演情報・チケットのお申し込み・クラブ入会については、
トッパンホールHPでもご案内しています! http://www.toppanhall.com/
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6.ぷろじぇくと☆ぷらねっとの「神楽坂逍遥」(その14)
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日疋士郎
(ぷろじぇくと☆ぷらねっと/代表・劇作・演出)
二十四日の日曜日の夜の回を持ちまして、シアターイワトでの第四回公演は、好
評のうちに無事千秋楽を迎えることができました。
宣伝にご協力いただいたまちの皆様と平松編集長はじめけやき舎の皆様に心から
感謝申し上げます。
連載は公演前後のエピソードをいくつか紹介します…
6/22(火):
本日が最終稽古となる。昼から夕方までは渋谷区の貸しスタジオで通し稽古。役
者SK君が手早く出掃け口やセットの位置に印をつけ、仮の舞台をつくる。
舞台の実寸さえも取れないくらい狭いから、多少スペースを縮小しないといけな
い。
当日、舞台監督に入るAKOさんと、音響MYBさんは、前面鏡になっている壁の前に、
押し付けられる恰好になる。
MYBさんはノートパソコンと小さなスピーカをセッティング。この通しには、彼
女のパソコン操作により、すべてのSE(効果音)とM(劇伴音楽)が入る。ここ一週
間の通しによって、修正、差し替えを重ねてきたものの最終版だ。
また、 AKOさんは今まで別の現場に詰めていたので、すべての衣装や小道具を投
入した通し稽古見学は本日がはじめて。舞台技術に関連するきっかけを、全て拾
いだし、台本に書き込んでゆく。前に彼が見た粗通しとは、かなり違っているは
ずだ。
舞台サイズの調整に思いのほか時間がかかり、果たして最後まで通せるのか危う
くなってくる…今までのランニングタイムは、最初2時間20分あったのが、徐
々に縮めてきて2時間3分、スタジオの残り時間は2時間しかない…ううむ。し
かし、3分くらい縮められないことはない、と思い直す。
僕も出ているので時間管理する者がいない、一度外した腕時計を、衣装の上から
慌ててつけ直す。13時57分、通し開始。
鏡で役者の演技のバランスを見たり、新しく入ったMのマッチングを聴いたり、
役者の駄目をメモしたり、最後の通しなのに僕の意識はまだ70パーセントは演
出家だ。役者としての僕は、タイムを縮めるために、意識的に自分の台詞の間を
詰める。相手が釣りこまれてシーンのペースが早くなるのをわざと狙う。いわゆ
る「巻く」という奴だ。
後半、眠り込んでしまうシーンで、演技しながらちらりと腕時計を盗み見る。残
り時間30分。場面をひとつ割愛するか?それとも最後までぶっ通すか、どうす
る?最後まで通すことに腹を決める。とにかくスタジオの中から時間内に荷物を
出しゃいいのだ。何も打合せしなかったが、みんな大丈夫かな?出番の合間に客
演女優MMさんが自分の荷物をまとめている。彼女はぱっと出られそうだが後は無
理だ、みんな出ずっぱりだから伝える暇もないし、ぎりぎりまで集中させてやり
たい。
頭の中が段取り整理に高速回転しはじめて、場面転換の重要なきっかけをひとつ
外す。いかん、今はいまで集中しなければ。心から演出助手の YMRくんにいてほ
しいと思う。
なんとか、きっかり5分前に通しが終わる。動き出そうとする役者たちに指示、
「まず荷物をロビーに出そう、衣装はそのまま、更衣室で着替えられるから、慌
てるな」
こういう時だけ、凜とした声が出る。女優さんたちの顔がちょっと和む。簡単に
着替えられる衣装じゃないのだ。音響的にはなにも問題はないと MYBさんが請け
あってくれる。ヨカッタ。
片付け終わって携帯をチェックすると、舞台美術KRYMさんから通し中になんども
着信あり。
トラブルか?急いでスタジオ前まで出て、電話をかけた。彼女の声に切迫感があ
る。やっぱり、何か起こったんだ。
「もしもし、ちょっと困ったことになってます…」
(つづく)
□■□■□■□■□■□
☆第四回公演『エルフ・ナック・ウォイ・エベレブ・ウォイ・フィ』(6月22日(金)
〜24(日):神楽坂岩戸町、シアターイワト)は、おかげさまを持ちまして、無事終了
いたしました!☆
☆このエッセイのご感想・ご意見がありましたら
proplagyomu@yahoo.co.jp
にぜひメールでお寄せください。
◇ブログ
「神楽坂逍遥」
↓
http://propla.jugem.jp/
◇ぷろじぇくと☆ぷらねっと ウェブサイト
↓
http://propla.hp.infoseek.co.jp/
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7.けやき舎プロデュース 書籍紹介
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「ぼくの昭和ジャズ喫茶」高瀬進著 好評発売中!
定価1470円(本体1400円+税)
編集・けやき舎 発売・展望社
地元の書店、芳進堂書店飯田橋ラムラ店様 文悠神楽坂本店様で平積み展開中!
是非、お手に取ってください。
この本は、単なるジャズ喫茶の実用ガイドでも、ノスタルジーでもない。ジャズ
を愛し、ジャズ愛好家の新しい拠点としてジャズ喫茶を捉える21世紀のジャズ文
化論である。
著者高瀬進は、40年間日本のジャズ喫茶を見続けて、すべての現場に足を運び取
材している。写真も多彩で、内容豊富で、ジャズ喫茶を通した60年代文化論にも
なっている。
「旅に出よう 船で」黒川鍾信著 1,890円(税込) 講談社刊
本誌連載「ホン書き旅館「和可菜」の帳場から」や、「神楽坂ホンカキ旅館」な
ど、熟練した文章で多くの読者を引き込む黒川鍾信氏の最新刊、「旅に出よう
船で」が好評発売中です。ご自身が体験した幾度もの太平洋横断、大西洋横断、
そしてクルーズについて描いた傑作。船旅の魅力もさることながら、文章の上手
さに唸らされます。
●このメールマガジンは、「神楽坂まちの手帖」購読者や、平松南と接点のある
方々に自主的にお送りしています。神楽坂の良さをいろいろな方々にお知らせす
るのが目的です。エッセイやイベント情報などを編集しています。もしご不要で
あればいつでも送信を停止しますので、お手数ですがご連絡ください。
minami@cba.att.ne.jp
● 神楽坂まちの手帖のホームページはこちら www.keyakisya.comです。
「神楽坂まちの手帖」は、神楽坂で育った三代目神楽坂人で講談社出身の平松南
が編集する神楽坂の総合雑誌です。神楽坂の街の歴史や人物、事柄を掘り起こし、
江戸や近代のなかで失われた良きものを再発見していく雑誌です。
詳しくは www.keyakisya.com または tel. 03‐3513‐5670。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「神楽坂まちの手帖」メールマガジン「週刊 神楽坂ニュース」(隔週発行)
発 行:神楽坂まちの手帖編集部
(担当)田中ひとみ
著作権:神楽坂まちの手帖に帰属。転送自由。
http://www.keyakisya.com
<ご感想> minami@cba.att.ne.jp
神楽坂まちの手帖編集長
平松南
※お返事はできない場合もございますのでご了承ください。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
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