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キングコング こんな映画は見ちゃいけない! 

発行日:3/25

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☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2017/3/25   Vol.1836   ☆
   
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 こんにちは、発行人のオテロです。

 本日、とりあげる作品は
 
           「キングコング:髑髏島の巨神」  です。

ベトナム戦争、ヘリコプターの編隊、深いジャングルや川での行軍、
未開の原住民とともに暮らす軍人、フィルムぽい色調の映像。「地獄
の黙示録」を強烈に意識させるイメージは70年代の空気を濃密に再現
する。そういえば主人公の名も原作者と同じ。物語は分厚い低気圧に
囲まれた島に乗り込んだ調査団と陸軍小隊が、巨大化した島の生物と
戦いながら脱出地点を目指す姿を描く。10階建てビルほどに成長した
ゴリラに始まり、水牛やクモ、ナナフシや肉食鳥まで、我々が目にす
るものとはスケールが二桁違う。そして、彼らのテリトリーを土足で
踏み荒らすと手痛い反撃が待っている。その無慈悲さは、人間がかか
わってはいけない領域があることを訴える。

未知の島を発見した情報機関のランダは、傭兵のコンラッドや護衛の
パッカード大佐ら調査隊十数人を率いて上陸、地層を調べるために爆
弾を投下すると巨大ゴリラ・コングが現れ軍用ヘリを次々と粉砕する。

持ち込んだ武器は全く歯が立たず、コングは発砲してくるヘリを鷲掴
みにし、叩き落し、踏みつぶす。殺された部下の復讐を誓うパッカー
ドはコングを執拗に追う一方、コンラッドたちは別ルートで撤収地点
に向かう。その間、一人また一人と肉食動物たちの餌食になる。

竹藪で襲われるシーンは食人族を思わせるほどショッキング。戦場で
は狩る側だったパッカードらも今や狩られる側、それでも軍人の意地
でさらなる愚行に走る。彼の短慮が人間の思い上がりを象徴する。

       お勧め度=★★★(★★★★★が最高)

                   「キングコング:髑髏島の巨神」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20170224
               
          を参考にしてください。




 本日はもう1本
 
           「まんが島」  です。

“マンガ家以外立ち入り禁止”。絶海の孤島に集ったマンガ家たちは
あらゆる煩悩を捨て、ひたすらアイデアを練り下絵を引き墨を入れる。
外部からの刺激や情報はほとんどない。ただ、頭の中のひらめきに妄
想の肉付けしひとつのストーリーに仕上げていく。物語は文明から隔
絶した環境でマンガ制作に励む5人の中年男のサバイバルを描く。とり
あえずプロデビューはしている。だが連載を続ける能力も体力もない。
どうしても世に問いたいテーマもないが、ペンを握っていないと不安。
中途半端に夢が叶ったマンガ家たちの、世間とうまく折り合えないが
ゆえに逃避している幼稚な精神構造を、彼らのベレー帽が象徴する。

掘っ立て小屋で原稿用紙に向かう永沢は、守吉に“おっさん人魚”の
草稿を見せる。その後、東京で大作家・毛塚の遺体を引き取って島に
帰ってくるが、“おっさん人魚”のネタが小林にパクられていた。

マンガ誌編集者にはクズ呼ばわりされ、毛塚の女弟子にはキモイと馬
鹿にされ、女を抱いた守吉に強烈に嫉妬する永沢。無能なのは自覚し
ているけれど、改めて突き付けられると腹立たしい。そんな永沢の人
間としての小ささがマンガに憑りつかれた男の悲哀を誘う。

帰島してから永沢らに起きるエピソードの数々は、彼らが考えたマン
ガ同様オチがなく、迷走した映像ばかりが繰り返される。それは、自
分の生み出したキャラクターの運命を語れば、自分たちの“夢の続き”
も終わるのではないかという恐れが生んでいるのだろう。

       お勧め度=★★*(★★★★★が最高)

              「まんが島」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20170131

          を参考にしてください。

==============================================================

        余|談|
        ━┛━┛

9回表ツーアウト、早実最後のバッターをピッチャーゴロに打ち取った
と思ったらまさかのエラー。

その後連続四球で同点にされ、10回表の失点で手にしかけていた勝利
を逃がしました。

松坂世代の横浜と戦った時も、6点差を8・9回でひっくり返されてサヨ
ナラ負け。どうもツメが甘い気がします。

やはり、あの5敬遠した松井の呪いなのか。2002年夏の優勝で解けたか
と思っていたのですが、甲子園の雰囲気を見るといまだアンチ明徳が
多いようです。。。

==============================================================

      次回配信予定は3/30 作品は
         
            「PとJK」
         
              です。

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