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こんな映画は見ちゃいけない! 

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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち こんな映画は見ちゃいけない! 

2017/02/02

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☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2017/2/2  Vol.1822    ☆
   
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 こんにちは、発行人のオテロです。

 本日、とりあげる作品は
 
        「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」  です。

友達はいない。両親も理解してくれない。いつも胸躍る冒険譚を話し
てくれた祖父は死んだ。物語は、祖父が残したメッセージに導かれて
小さな島の廃屋敷を訪ねた少年が、そこで出会った奇妙な子供たちと
協力して世界の危機を救う姿を描く。過去と現在、異能者ゆえに世間
と距離を置く彼らが属するねじれた時空を行き来するうちに、自身も
特別な力を持つと気づき勇気を育んでいく主人公。その過程は、愛こ
そが人を強くすると訴える。同じ出来事の繰り返しが平和と疑わない
異界の住人たちの、平凡な人生こそ最善といった価値観が、個性的な
人間ほど生きづらい偏狭な世の中を象徴していた。

荒れた屋敷跡に迷い込んだジェイクは70年以上も前の日付にタイムス
リップする。屋敷には様々な能力の子供たちがミス・ペリグリンと暮
らしていた。ジェイクは空中浮遊する少女・エマに恋をする。

そこはペリグリンが管理するループと呼ばれる時間軸、子供たちはル
ーティンをこなすことで安全を保障されている。ところがループを攻
撃する裏切り者・バロンが怪物・ホローを連れて迫ってくるという情
報がもたらされる。ホローを認識できるのはジェイクだけ、彼は子供
たちとともにバロンたちを迎え撃つ準備を進める。

祖父の話は本当だった。このままでは不思議の国の住人たちは滅ぼさ
れる。そして自分がリーダーにならなければ彼らは戦わない。エマを
守るためにもジェイクは各々の特徴を生かした作戦を考案する。

       お勧め度=★★★*(★★★★★が最高)

         「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20161117
               
          を参考にしてください。




 本日はもう1本
 
           「ドクター・ストレンジ」  です。

腕はよいがプライドは異常に高い。不可能な手術はなく己が一番だと
思っている。物語は、そんな脳外科医が交通事故で指先の繊細さを失
ったことから、物質界とその向こう側にある異次元を彷徨する姿を追
う。空間を瞬時に移動する窓を作る。肉体から精神を分離する。パラ
レルワールドの中で重力の方向を自在に変える。そしてマルチユニバ
ースの旅は時空を超越した未知の体験。それら現実とイマジネーショ
ンを巧みに融合させた映像は圧倒的な視覚効果で登場人物の感覚を体
感させてくれる。我々の世界など宇宙の真理に比べれば取るに足りな
い存在、それでもなお“ミスター”ではなく“ドクター”と呼ばせる
謙虚さとは程遠い性格が、彼のキャラクターに奥行きを与えている。

両手指の回復経過に満足がいかないスティーブンは、半身まひが完治
した男に教えられたエンシェント・ワン導師を訪ねる。彼女に弟子入
りしたスティーブンは精神エネルギーを使いこなす魔術を体得する。

時間を操る秘跡を盗もうとするカエシリウス一派と抗争中のエンシェ
ント・ワンはスティーブンを有力な戦士と認め、現実世界に進出する
カエシリウスと対決させようとする。

その間、重傷を負ったスティーブンが肉体とアストラル体を分離し追
ってきた敵と戦うシーンがこの作品の世界観を象徴する。精神のパワ
ー同士が取っ組み合いをするが当然決着はつかずAEDのパワーを借りる、
精神世界もエネルギーは電力に置き換えられるアイデアが笑えた。

       お勧め度=★★★(★★★★★が最高)

             「ドクター・ストレンジ」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20170130
               
          を参考にしてください。




 本日はもう1本
 
               「未来を花束にして」  です。

投石、爆弾、体当たり……。平和的な手法では現状は変わらない。な
らば暴力に訴えてでも主張する。物語は、女性参政権を獲得しようと
戦ったヒロインの苛烈な生き方を追う。最初は無力な女工に過ぎなか
った。平凡なお母さんだった。だが、職場の同僚から集会に誘われ、
政治家の前で苦痛に満ちた過去を語ったことから彼女の人生は一変、
逮捕・投獄されるたびに決意は固くなり、抗議は過激になっていく。
一方で断ち切れない我が子への思いに苦悩する母の一面も見せる。や
がて活動家グループきっての行動派となっていく彼女と、彼女を見張
る対テロ公安刑事の攻防がスリリングだ。

1912年ロンドン、洗濯工場で働くモードは工場長や夫の横暴に耐え兼
ねて、女性参政権運動に傾倒していく。そして逃亡中の指導者・パン
クハーストの演説に強い共感を覚え、警察からもマークされる。

デモや集会に集まった女たちを容赦なく殴り引っ立てる警官たち。そ
れでもモードは自分の闘志に油を注ぎ、妊娠した同志を尻目にテロの
スキルを上げる。教会に身を隠し、電話線を切り、郵便ポストや政治
家の別荘を爆破し、警察の目を潜り抜け国王への直訴まで計画する。

モードの実行力の源は有史以降男社会で虐げられてきたすべての女た
ちの怒りを背負っているよう。傍観者を決め込む他の女工から白眼視
されても、己の信じる正義を貫く、深く根付いた常識を覆すには命が
けの覚悟が必要と彼女の瞳は教えてくれる。

       お勧め度=★★★(★★★★★が最高)

              「未来を花束にして」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20170201
               
          を参考にしてください。

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        余|談|
        ━┛━┛

2/1の朝日新聞(東京版)の投書欄には驚きました。東京都の75歳の女
性が韓国人が対馬で盗んだ仏像を日韓の共同所有にせよと提案してい
ます。

盗人に追い銭とはまさにこのこと。あまりにも突飛な発想に開いた口
がふさがりませんでした。

もしかして、韓国の反日団体を勢いづかせて日本人の嫌韓感情を煽ろ
うとしているのなら、投書の主はかなりの策士です。

今では慰安婦像も40体を超えたといわれています。もうあの国と関わ
るのはやめたほうがいいと思います。。。

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      次回配信予定は2/4 作品は
         
            「LIVE FOR TODAY 天龍源一郎」
         
              です。

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創刊日:2002-12-02  
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