映画

こんな映画は見ちゃいけない! 

映画批評系メルマガで読者数No.1! プロの編集者が簡潔な文章と的確な表現で書き下ろす「1分で読める新作映画批評」です。映画紹介だけのメルマガにはない「本物の批評」を堪能したい方だけご登録ください。

全て表示する >

ジャック・リーチャー こんな映画は見ちゃいけない! 

2016/11/17

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □

☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2016/11/17  Vol.1802    ☆
   
□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■

 こんにちは、発行人のオテロです。

 本日、とりあげる作品は
 
       「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」  です。

ヒッチハイクとバスで放浪し、通信手段は公衆電話だけ。支払いは現
金で足跡は残さない。前触れもなく現れて、困っている人間に手を差
し伸べ襲って来る者はぶちのめす。物語は、独自の正義観で行動する
一匹狼が、ハメられた女将校を救い、さらに自分の“娘”を守りつつ
米軍内部にはびこる腐敗を暴いていく姿を追う。今や逃亡犯となった
彼らは、殺し屋たちに追跡されながらも反撃に転じ、陰謀に加担した
悪党たちを狩っていく。ハイテクには頼らない、武器もなるべく使わ
ない。信じるのはのは己の直観と肉体、ひたすら走り運転し格闘しな
がら追っ手を出し抜き黒幕に迫る過程は骨太なタッチに終始する。

反逆罪で逮捕されたターナー少佐と面会しようとワシントンDCにやっ
て来たジャックは、共謀容疑で拘束される。だが、留置施設からター
ナーとともに脱出、道中“娘”のサムを連れ出して事件の解明を急ぐ。

アフガンで謀殺されたターナーの部下2人は兵器横流しの証拠をつかみ
かけていたが、高官の放った殺し屋に始末され、ターナーが濡れ衣を
着せられていたことをジャックたちは知る。真相に近づくにつれ立ち
はだかる腕利きの殺し屋、ジャックとターナーはカギを握る男を探し
てニューオーリンズに飛ぶが、そこでも待ち伏せされている。

その間何度か繰り広げられる殺し屋たちとの激突では、サバイバルに特
化した独特の体術が披露され、関節がきしみ骨が砕ける音が聞こえるよ
うな“激痛の臨場感”に満ちていた。

       お勧め度=★★★(★★★★★が最高)

           「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20161114
               
          を参考にしてください。




 本日はもう1本
 
              「この世界の片隅に 」  です。

空想好きでよく夢と現を混同してしまう。自分にしか見えない妖怪は、
それを絵に描いて折り合いをつけている。物語は、そんな少女が大人
になりきれないまま結婚し、厳しい時代を生き抜く姿を通じて命の大
切さを訴える。頭の回転は鈍いけれど人への思いやりに満ちたヒロイ
ンが、少ない食料配給に野草を混ぜて家族を食べさせ、着物をモンペ
に仕立て直し、空襲警報に脅える日々を送る。銃弾飛び交う戦場とは
距離があっても、銃後の日常を守る戦いが彼女を待っているのだ。田
舎ゆえ相互監視の目も緩かったのか、ステレオタイプの軍国主義民間
人は出てこない。ほのぼのとしたタッチの画は息苦しさを覚えさせな
い半面、ディテール豊かな風景が当時の空気を濃密に再現していた。

昭和19年、広島から呉に嫁いだすずは、海軍勤務の夫・周作と義父母、
小姑・径子とその娘・晴美と暮らしていた。戦況が悪化する中、すず
は水汲みや野菜作り、食事の準備などの生活のための労働に追われる。

径子はすずにつらく当たり、すずはストレスから十円ハゲになるが、
実家の親妹や晴美に慰められて元気を取り戻し、婚家にもどる。その
間、戦争の影は物資の不足という形ですずに迫ってくるが、高台から
見下ろす軍港のごとく、彼女にはまだまだ遠い別世界の出来事。

だが、機銃掃射や焼夷弾投下が現実になると、すずの胸中にも緊張感
が芽生えてくる。“普通で、まともでいてくれ”、その幼馴染の言葉
に、戦争より平和を願う庶民の気持ちが凝縮されていた。

       お勧め度=★★*(★★★★★が最高)

               「この世界の片隅に 」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20161116
               
          を参考にしてください。

==============================================================

        余|談|
        ━┛━┛

高校野球明治神宮大会決勝戦は履正社が早実を圧倒、主砲の安田も特
大本塁打で清宮に劣らぬ素質を見せてくれました。

ただ、気になったのは履正社の投手起用法。控え投手を先発させ、打
ち込まれるとさらに2ケタ背番号をリリーフに送り、エースがマウンド
に上がったのは6点取られた後。

この夏も常総学院戦でエースの寺島を温存して序盤に大量失点、その
ままずるずると負けてしまったのに、この試合でも一時その轍を踏み
ます。。

まあ、打線が爆発して大量点を取ったからいいけれど、甲子園でこの
作戦は通用しないと思います。。。

==============================================================

      次回配信予定は11/19 作品は
         
            「聖の青春」
         
              です。

---------------------------------------------------------------

このメルマガは、週2回発行です。

皆様からのご意見、ご要望、感想をお待ちしています。

◆ネタばれ注意! 以下 結末に触れています◆

やがて体調不良から入院、結核と診断されるラマヌジャン。同時にハーディの尽力で王立協会への入会やフェロー
            otello.com.ua@gmail.com

                         までお願いします。

いただいたメールはこのメルマガで紹介させていただくことがあり
ます。

なお、相互紹介の依頼は受け付けておりません。

最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは、よい一日を!

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2002-12-02  
最終発行日:  
発行周期:週3回  
Score!: 98 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。