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こんな映画は見ちゃいけない! 

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弁護人 こんな映画は見ちゃいけない! 

2016/11/12

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☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2016/11/12  Vol.1801    ☆
   
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 こんにちは、発行人のオテロです。

 本日、とりあげる作品は
 
                 「弁護人」  です。

義理に固く人情に厚い、けれど利にさとい。高卒ながら猛勉強で法律
家になった男は、ニッチ部門に目をつけて事務所を急成長させる。そ
んな時直面した、官憲の弾圧に対する怒り。物語は、公安警察にアカ
の濡れ衣を着せられた青年の無実を勝ち取るために立ち上がった弁護
士の奮闘を描く。軍部が掌握する政権下、批判的な発言だけでなくボ
ランティアの読書会ですら取締りの対象となる。一度逮捕されたら、
身に覚えのない罪を自白するまで精神的肉体的苦痛はやまない。そし
て検察も裁判官も政権の息がかかった者ばかり。馴れ合いの法廷で主
人公は警察の腐敗を糾弾し、近代国家とは何かを説く。もうけ主義の
弁護士が人権派に変わっていく姿は、信念が人間を強くすると訴える。

判事を辞め弁護士になったウソクは不動産や税務処理が専門の事務所
を開設する。ある日、なじみの食堂の息子・ジヌの弁護を頼まれ接見
に行くが、ジヌの体には無数の傷がつけられていた。

推測されるのは、想像を絶する拷問の数々。ノンポリだったウソクは、
公安の暴走を許しては国の未来はないと悟り、ひとり検察に立ち向か
う。主権者を定めた憲法から様々な刑事関係の法律、さらに英国大使
館からの回答などを武器にジヌを弁護するウソク。もはや自由と民主
主義を守る戦いとなった裁判で無罪判決を得るまで争う姿勢を見せる。

ウソクを襲った警監が国歌を耳にすると背筋を伸ばすシーンは、北の
脅威を過剰に警戒する韓国官憲の歪んだ愛国心を象徴していた。

       お勧め度=★★★*(★★★★★が最高)

               「弁護人」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20160827
               
          を参考にしてください。




 本日はもう1本
 
              「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 」  です。

希望に胸を膨らませてやってきた新天地、だがそこで待ち受けていた
のは変人たちと予想もしない大人への通過儀礼だった。物語は野球で
大学の奨学金を得た新入生が見聞した、新学期までの3日間のバカ騒ぎ
を描く。プロ志望の選手ばかりが集まる強豪校、学業にはほとんど興
味はない。ひたすら飲み女の尻を追うなかで先輩たちは新人との交流
を深めようとする。上下関係はまったくないのが羨ましくもあるが、
規律のない組織がまとまるのかとも心配になる。トスされたボールを
斧で真っ二つにぶった斬るシーンがあるが、本当にできたらスゴイ。

民家を借り上げた合宿所に引っ越してきたジェイクは、いきなり先輩
たちに連れられて女子大生の物色に行く。その夜、野球部員たちと酒
場に繰り出したジェイクは知り合った女を“お持ち帰り”する。

翌日も翌々日も、パンクロックのライブや演劇科の仮装パーティと、
野球部員たちは相変わらず酒と女に浸り、時にマリファナまで経験す
る。やっと迎えた全員参加の自主トレでは、体力作りはせずすぐに実
戦練習に入る。1980年頃は、コンディショニングや自己管理の概念が
まだ行き届いていなかったとはいえ、彼らはアスリートの自覚が低す
ぎる。シーズンが始まるとぶっ倒れるほどの厳しい練習とポジション
争いが続くから、今のうちに羽目を外しておけということなのか。

大体、“後悔するのはやったことよりやり残したこと”など、功成り
名を遂げた者が言う言葉。ナンパに使うべきではない。

       お勧め度=★★(★★★★★が最高)

               「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20161111
               
          を参考にしてください。

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        余|談|
        ━┛━┛

サッカーW杯予選もたけなわですが、サポーターたちが着ている代表チ
ームと同じデザインのユニフォームのカタログが届きました。

素材は普通のTシャツとほとんど変わらないのに、なんと値段は半そで
が15000円以上、長そでも16000円以上します。(税別)

レプリカ物は少し安いものがありますが、それでも、サポーターたち
は毎年デザインが変わるたびに買い替えているのでしょうか。

応援のためのチケット代や旅費、滞在費、さらに応援グッズなど、日
本代表のサポーターって、金持ちの趣味なんですね。。。

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      次回配信予定は11/17 作品は
         
            「ジャック・リーチャー」
         
              です。

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◆ネタばれ注意! 以下 結末に触れています◆

やがて体調不良から入院、結核と診断されるラマヌジャン。同時にハーディの尽力で王立協会への入会やフェロー
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