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こんな映画は見ちゃいけない! 

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インフェルノ こんな映画は見ちゃいけない! 

2016/10/22

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☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2016/10/22  Vol.1795   ☆
   
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 こんにちは、発行人のオテロです。

 本日、とりあげる作品は
 
              「インフェルノ」  です。

目覚めると病院のベッドにいる。窓の外に見えるのはフィレンツェの
街並。断片的に脳裏に浮かぶのは地獄のイメージ。物語は朦朧とした
状態で命を狙われた主人公が、女医の協力を得て記憶を取り戻し、そ
の過程で巨大な陰謀に巻き込まれていく姿を描く。自分が何を持ち何
を知っているのか自分でもわからない。なのに複数の組織から追われ
ている。誰の言葉が真実で誰が嘘をついているのか、頭の中で鳴り響
く警報に従いひたすら走って逃げる。と同時に、託された謎も解かな
ければならない。そんな、五里霧中を手探りで駆け抜ける逃走劇は圧
倒的なスピード感とたたみかける編集で、瞬きするのも忘れてしまう。

病室で女殺し屋の襲撃を受けたラングドンは主治医のシエナに助けら
れ、彼女のアパートに避難する。所持品から投影された「地獄」図の
ヒントを解読したラングドンはシエナと共にヴェキオ宮殿に向かう。

フィレンツェの名所の秘密の扉と抜け道、天井裏の構造まで熟知した
ラングドンは、警官隊の包囲網をやすやすと突破、さらに陰謀を阻止
できるのは自分だけだと理解する。追っ手が探しているのは対症療法
のない致死性ウイルス、ラングドンならその所在を突き止められると
期待する敵も味方もいち早く彼の身柄を確保しようとしている。

このあたりの展開は考える暇もないほど目まぐるしく、いちいち暗号
の意味を吟味している余裕もない。ただラングドンの思考と行動につ
いていくのがやっとだった。

       お勧め度=★★★*(★★★★★が最高)

               「インフェルノ」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20161012
               
          を参考にしてください。




 本日はもう一本
 
           「スーパー歌舞伎II  ワンピース」です。

何よりも仲間を大切に思い、どれほど苦境に陥っても絶対にあきらめ
ない。弱きを助け強きをくじく、それが海賊王を目指す若者の宿命。
物語は、捕えられた義兄弟の危機を知った主人公が難攻不落の要塞に
乗り込み、救出しようとする姿を描く。不死身、炎、毒、氷etc. そ
れぞれが人間離れした能力を持つ者同士が命とプライドを賭けて闘う
過程が、滝のように流れる水、変幻自在のプロジェクションマッピン
グ、客席の頭上を舞う宙吊りまで、最先端のビジュアル効果と立体音
響で再現される。そして頭を1周させてから顔を止め、目を大きく見開
いて見得を張る場面は、市川猿之助の千両役者ぶりがうかがえる。

麦わらの一味は海軍と交戦中吹き飛ばされ散り散りになる。女人島で
目覚めたルフィは義兄・エース処刑の報せを聞き、彼が投獄されてい
る海底監獄に潜入する。だが、エースは海軍本部に移送されていた。

同じくエースを助けたい白ひげ海賊団も海軍本部に集結、ルフィらを
迎え撃つ軍人たちは防御態勢を固め、海賊対海軍の全面戦争に入る。
次々に繰り広げられるバトルシーンは視覚と聴覚で体感できるような
本格的な仕掛けが施されていて、スクリーンを通しても舞台と客席の
一体感が手に取るように伝わってくる。

十数台のカメラで撮影されたショットの数々はある時は役者のアップ、
ある時は花道と切り替わり、増幅されたライブ感がナマのスーパー歌
舞伎に近い興奮を味あわせてくれる。

       お勧め度=★★★(★★★★★が最高)

               「スーパー歌舞伎II  ワンピース」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20160915
 
         を参考にしてください。

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        余|談|
        ━┛━┛

夜の六本木通りを歩いていると遠くから爆音が聞こえてきました。今
どき暴走族かと思ったらエンジン付き乗用カートの集団。

ひとり乗りの屋根もドアもない車体に、スーパーマリオのコスチュー
ムを着た人たちが集団走行しています。

“マリカー”といって、観光客向けに東京の名所めぐりをしているそ
うなのですが、むしろ道行く人の注目を浴びるのが楽しそう。

交通ルールはきちんと守っていましたが、20km/hくらいの低速なので
あたりは渋滞気味。後ろを走る一般のクルマやタクシーは迷惑そうな
顔をしていました。。。

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      次回配信予定は10/27 作品は
         
           「手紙は憶えている」
         
              です。

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  • 名無しさん2016/10/23

    長く続けてくださって、素晴らしいと思います。また、いつも的確なあらすじとコメントを有難うございます。