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こんな映画は見ちゃいけない! 

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人間の値打ち こんな映画は見ちゃいけない! 

2016/10/08

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☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2016/10/8  Vol.1791    ☆
   
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 こんにちは、発行人のオテロです。

 本日、とりあげる作品は
 
              「人間の値打ち」  です。

儲け話に全財産を投資した不動産屋。文化事業に手を出した富豪の妻。
愛を信じられなくなった少女。クリスマスも近い冬の日に直面した人
生最大の危機を前に、彼らはこらえてきた思いを表出させる。ある者
は裏切り、ある者は取引に応じ、ある者は秘密を胸の奥深くにしまい
込む。物語は、富豪・中流・貧困層それぞれの階層に属する三様の登
場人物が、ひき逃げ事件をきっかけに不満と苦悩とエゴを赤裸々にし
ていく姿を描く。その過程で、生き残るためにすべきことを素早く計
算し、己を犠牲にしてでも守るべきものを模索する。3人と被害者の時
間軸が交錯する一方、立場が違えば現実も変わってくる。愛はカネで
贖えるのか? 人の命はいくらなのか? カメラの視点は、異なった
価値観の中で生きる人々の“人間の値打ち”を問うていく。

富豪が手掛けるファンドが暴落、大金を投じていたディーノは資金繰
りに奔走する。富豪の妻・カルラも進めていた劇場再建計画が頓挫す
る。同時に、ディーノの娘・セレーナの元に警官が事情聴取に来る。

ひき逃げしたクルマは、セレーナの元恋人だったカルラの息子の名義
だが、運転手は特定されていない。セレーナが犯人をかばって黙秘し
ているのは警察もわかっているが、元恋人は泥酔していて記憶がない。
灰色の状況下で、親たちはどんな手を使っても娘や息子をかばう。

そこにあるのは正義や良心よりもカネや駆け引き。大人たちは実直な
労働が割に合わないと考える、そんな格差社会がリアルに再現される。

       お勧め度=★★★★(★★★★★が最高)

               「人間の値打ち」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20160824
               
          を参考にしてください。




 本日はもう一本
 
           「少女」です。

イジメ、窃盗、恐喝、殺意そして嘘。みな笑顔の下の悪意を潜ませて
いる。それは死のイメージと強烈に結びつき、人が死ぬ瞬間を見たい
欲望が膨らんでいく。一方で、自分に何ができるのか、いやそもそも
自分とは一体どんな存在なのか。誰かを必要としているのか、誰かか
ら必要とされているのか。そんな、複雑に絡んだ思いが千々に乱れて
いく。心に深い傷を負った女子高生2人、物語は個々の出会いと体験を
通じ、彼女たちが長いトンネルを抜けるまでを描く。家族と教室しか
知らない2人が世界はもっと広いことを発見して硬い表情が崩れていく
過程でわずかな希望を見出し、繊細な心理描写の散文的なエピソード
すべてがひとつの輪につながる構成が“因果応報”を強く訴える。

剣道で挫折しいじめられている敦子のために小説を執筆中の由紀は、
完成した原稿を盗まれる。しばらくして国語教師が彼女の作品で文学
賞を受賞、由紀は復讐のために個人情報を流出させる。

夏休みのボランティアに選んだのは敦子が老人ホーム、由紀は難病小
児病棟と、どちらも人が日常的に息を引き取る施設。敦子が転校生の
詩織に誘われ恐喝の手伝いをさせられたのを機に、2人の間の隙間風が
吹いている。だが彼女たちはそれぞれの行先で世代の違う人々から、
逆に命や信頼の大切さを学ぶ。

死よりも生に興味が移ったふたりは新たな対人関係の中で、頼られ期待

       お勧め度=★★★(★★★★★が最高)

               「少女」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20160818
 
         を参考にしてください。

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        余|談|
        ━┛━┛

とある質問をYAHOO!知恵袋に投稿しました。こちらとしては自分なり
に出した結論にYAHOO!知恵袋が認定する「専門家」や「カテゴリマス
ター」からの理論的裏付けが欲しかったからです。

分かりやすいように状況を詳細に記して、どういう手だてを取るべき
か箇条書きにしたうえでの投稿だったのですが、返ってきたのは想定
内の陳腐な答え。

具体的な過去の事例を挙げてくれと質問にも書いたのに、そこはあっ
さりスル―されていました。これで「カテゴリマスター」とは。

回答者には「知恵コイン」というポイントを支払わなければならない
のですが、このポイント設定で気の利いた回答を期待した自分がアホ
だった。。。

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      次回配信予定は10/13 作品は
         
               「淵に立つ」
         
              です。

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