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こんな映画は見ちゃいけない! 

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ジェイソン・ボーン こんな映画は見ちゃいけない! 

2016/10/06

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☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2016/10/6  Vol.1790    ☆
   
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 こんにちは、発行人のオテロです。

 本日、とりあげる作品は
 
              「ジェイソン・ボーン」  です。

記憶は回復した。だがまだ暴かねばならない隠し事がある。かつての
同僚から禁断のファイルを手渡された男は自らを追わせて真実を探ろ
うとする。物語は父の死の真相を知った暗殺者が、世界の監視を目論
む黒幕を阻止するために孤闘を繰り広げる過程を描く。敵の中にも協
力者や裏切り者がいるが、誰の言葉も信じられない状況で頼れるのは
己の直感のみ。傷ついた心は安らぎを求めているのに肉体は暴力に飢
えている。そんな殺人マシーンとして研ぎ澄まされた彼の本能が哀し
い。ハンディカメラのショットを細かくつなげた編集は健在、バイク
やクルマの逃走・追跡シーンは思考停止状態に追い込まれる。

CIAコンピュータををハッキングしたニッキーは極秘情報を入手、アテ
ネに身を潜めているボーンに連絡を取る。その動きを感知したデュー
イとリーは捕獲部隊と殺し屋・アセットをボーンの元に送り込む。

リーが指揮を執る捕獲部隊はボーンには歯が立たないが、アセットは
ニッキーの暗殺に成功する。その後ベルリン、ロンドンと追撃するう
ちに、ボーンを説得しようとするリーは自分の作戦がデューイに邪魔
されているのを察知、直にボーンと接触する。

通信を傍受して安全保障に役立るデューイとプライバシーこそ自由と
主張するエンジニア、さらに上昇志向の塊のようなリーの暗闘、そし
てボーンとアセットの因縁。もはや敵はテロリストや反米国家ではな
く身内の愛国者というあたりがこの組織の病巣の深さを象徴する。

       お勧め度=★★★*(★★★★★が最高)

               「ジェイソン・ボーン」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20160813
               
          を参考にしてください。




 本日はもう一本
 
           「SCOOP!」です。

ターゲットは芸能人、スポーツ選手、政治家etc. 深夜の繁華街を徘
徊し、クルマの中から望遠レンズで狙いを定め、カバンに仕込んだカ
メラで連写し、手持ちカメラで盗撮する。有名人の私生活に踏み込ん
では恋愛・痴情を暴くパパラッチと女性記者、映画は写真週刊誌の最
前線に身を置く凸凹コンビの奮闘を描く。一匹狼を貫こうとする主人
公が“ゴキブリかドブネズミ以下”の仕事を“マジサイテー”と言い
放つヒロインにプロ意識を叩き込んでいく。やがて彼女はスクープを
連発するうちに面白さに目覚め、“マジサイコーっすね”思わず口に
する。ある時は命がけ、ある時は逮捕されるのもいとわない、そんな
取材現場のスリルにいつしか染まっていく彼女の成長が頼もしい。

写真誌カメラマンの静は編集部の新人・野火の教育係を任される。粗
野で下品だが抜群の勘を持つ静にしごかれながらも必死に食らいつく
野火は場数を踏むうちに度胸をつけ、静の欠かせない相棒に育つ。

担当デスク・定子の方針で事件も扱うようになった静と野火は、連続
殺人犯の顔を撮ろうと現場検証時に隠し撮りを敢行する。売り上げ低
迷の写真誌がスキャンダル至上主義に転換してから急激に部数を伸ば
し、アドレナリン大放出の現場を知るベテラン編集者たちが活気づく。

そのシーンは、雑誌ジャーナリズムとは書生論を振りかざす大新聞や
スポンサーの顔色をうかがうTV局とは違い、大衆の下世話な好奇心を
満たす“売れてなんぼ”の世界であると訴える。

       お勧め度=★★★(★★★★★が最高)

               「SCOOP!」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20161003
 
         を参考にしてください。




 本日はもう一本
 
         「高慢と偏見とゾンビ」です。

着飾ったドレスの下に武器を忍ばせて舞踏会に出かける5人姉妹。目当
ての金持ち男はハードルが高く、紹介された貴族は鼻持ちならない。
女に相続権がなかった時代、血眼になってダンスのパートナーを探す
娘たちが、結婚で人生が決まってしまう運命を象徴する。そんな時乱
入してくる生屍の群れ。ところが娘たちは、身に着けた武術で次々と
血祭りにあげていく。物語は、独立心旺盛なヒロインと女を見下した
態度をとる男が共に敵と戦ううちに誤解を解き、お互いに自分の本心
に気づくまでを描く。普段はしおらしくしている娘たちが嬉々として
剣を振るい格闘術を披露する、そのギャップは男社会に抑圧されてき
た女たちの鬱憤を晴らすかのように生き生きとしていた。

隣に引っ越してきたビングリーと恋に落ちた長女のジェインを尻目に、
次女のリズはビングリーの親友・ダーシーに惹かれつつも反感を覚え
る。ダーシーは腕利きのゾンビハンターだった。

進化したゾンビの一部は人肉欲を抑制し、人々に交じって暮らす術を
心得ている。ダーシーと因縁を持つウィカムはリズに近づき、人間と
ゾンビの融和を説く。このあたり、18世紀英国男女の格調高い生きざ
まとゾンビの頭部を破壊しまくる血なまぐささが絶妙に配合され、名
作のプロットを守りつつゾンビの世界観との融合に成功している。

単なるパロディにするのではない、衣装や建物といった小道具にこだ
わることで当時の有産階級の空気を再現していた。

       お勧め度=★★(★★★★★が最高)

               「高慢と偏見とゾンビ」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20161001
 
         を参考にしてください。


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        余|談|
        ━┛━┛

トレーニング時にはくふくらはぎ〜くるぶし丈のボトムを探している
のですが、なかなか気に入ったのものが見つかりません。

膝丈かくるぶしまである裾が広がったものかのどちらかで、裾がしま
ったのはオーソドックスなスエットパンツのみ。

運動具メーカーやユニクロのオンラインショップのカタログで気に入
ったデザインを見つけても女性用ばかり。

ヨガパンツみたいなのが欲しいのですが、それの男性用になるとカン
フーショップでしか売っていませんでした。。。

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      次回配信予定は10/8 作品は
         
               「人間の値打ち」
         
              です。

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創刊日:2002-12-02  
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