映画

こんな映画は見ちゃいけない! 

映画批評系メルマガで読者数No.1! プロの編集者が簡潔な文章と的確な表現で書き下ろす「1分で読める新作映画批評」です。映画紹介だけのメルマガにはない「本物の批評」を堪能したい方だけご登録ください。

全て表示する >

イレブン・ミニッツ こんな映画は見ちゃいけない! 

2016/08/25

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □

☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2016/8/25 Vol.1778    ☆
   
□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■

 こんにちは、発行人のオテロです。

 本日、とりあげる作品は
 
           「イレブン・ミニッツ」  です。

約束の時間は午後5時。だが、すでに4〜5分過ぎている。偶然なのか必
然なのか、その遅れがそこに居合わせた人々を壮大な悲劇に巻き込ん
でいく。物語は、ホテルと周辺に集った老若男女が、未来を知らぬま
ま夕方のひと時を過ごす姿を描く。監督に口説かれる女優と嫉妬深い
夫、情事を楽しむカップル、バイク便ライダーとホットドッグ屋、犬
を譲られた少女、出動中の救急隊員。怒り、戸惑い、倦怠、使命感、
反省、苛立ち……。複雑な感情が入り混じった町の一角でまったく無
関係な彼らの人生が交差する。何かが起きそうでなかなか起こらない、
その焦らしに焦らす展開に、この群像劇に参加させられる気分になる。

些細な原因で夫とケンカした女優のアニャは、ホテルの一室で映画監
督からセクハラまがいの面接を受けるが、なんとか聞き流している。
数分後、夫は彼女の後を追うが、部屋に取り次いでもらえない。

監督の質問は粘着質かつ高圧的な言葉でアニャを少しずつ追い詰めて
いく。仕事は欲しいが夫を裏切れない。それ以上に軽々しく見られた
くないと、セクシーな肉体を売り物にしている彼女は監督の劣情を拒
否し続ける。もはや監督と女優ではなく男と女の駆け引き。どうして
もヤリたい男は策を弄し、安売りしたくない女は自分からは要求を口
にしない。そして妻の気持ちを見抜いている夫。

ドア一枚隔てたスイートルームと廊下は、アニャが本当はどちら側に
身を置きたいのかを象徴する。

       お勧め度=★★*(★★★★★が最高)

               「イレブン・ミニッツ」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20160823
               
          を参考にしてください。




 本日はもう一本
 
             「青空エール」です。

甲子園に行きたい! 願いは少女を突き動かし、球場のスタンドで演
奏することで夢を託す。だが、野球部以上にきつい吹奏楽部の規律と
練習。物語は甲子園での応援を目標に吹奏楽部に入部した女子高生が
様々な困難を乗り越えていく姿を描く。上履きにスマイルマークを印
してくれた野球部員、いつも元気を分けてくれるクラスメート、優し
く教えてくれる先輩、指導は厳しいけれど見守ってくれている顧問。
気が弱くて下ばかり向いていたヒロインが周りの人々に助けられ、自
分も誰かの役に立てると自信をつけていく過程は、人は人との良好な
関わりの中でこそ成長できると訴える。自己評価が低く内向的な彼女
が大胆な行動をとる。その勇気に思わず背中を押してあげたくなる。

同じクラスになった野球部員・大介と一緒に甲子園に行く約束をした
つばさは、経験者ばかりの部活でひとり基礎練をする日々。夏の甲子
園予選決勝は大介のミスで敗退、つばさはマナー違反をしてしまう。

野球に部員たちの信望も厚い大介に、ばさは思い切って告白するが、
甲子園に行くまでは無理とあっさりフラれてしまう。一方でケガをし
て引きこもる先輩を励まし続けるなど、つばさ自身も他人の力になろ
うとする気持ちを身に着けている。高校生活を通じて仲間の信頼と友
情を育んだつばさは、やがて他人の胸中を慮れるまでになる。

それにしても大介はさわやかすぎる! 高校生でこれほど理想的な人
格を備えているとは末恐ろしい限りだ。

       お勧め度=★★★(★★★★★が最高)

               「青空エール」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20160822

          を参考にしてください。


==============================================================

        余|談|
        ━┛━┛

OSがWindowsXPのノートパソコンを買った時だから、もう14〜15年前に
なります。店員にメモリの増設を頼んだら技術料として3000円かかり
ますと言われました。

メモリの増設なんて裏蓋はずしてはめ込むだけで、慣れた人なら3分も
かからない作業。普通の家電量販店ならサービスでやってくれます。

あまりにも高額な技術料に、ボッタクリではないかと文句をつけると
「それでも必要な人はいますから」との返事でした。

結局、増設は自分でやりました。それ以後、その店でパソコンは買っ
ていませんが、今回の「高額サポート問題」の根はそのころからあっ
たのですね。PCデポのことですが。。。

==============================================================

      次回配信予定は8/27 作品は
         
      「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」
         
              です。

---------------------------------------------------------------

このメルマガは、週2回発行です。

皆様からのご意見、ご要望、感想をお待ちしています。

            otello.com.ua@gmail.com

                         までお願いします。

いただいたメールはこのメルマガで紹介させていただくことがあり
ます。

なお、相互紹介の依頼は受け付けておりません。

最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは、よい一日を!

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2002-12-02  
最終発行日:  
発行周期:週3回  
Score!: 98 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。