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こんな映画は見ちゃいけない! 

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ブルックリン こんな映画は見ちゃいけない! 

2016/07/07

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☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2016/7/7 Vol.1765     ☆
   
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 こんにちは、発行人のオテロです。

 本日、とりあげる作品は
 
               「ブルックリン」  です。

胸いっぱいの希望と不安を抱え、鞄ひとつで渡った新天地。寮での共
同生活と職場での厳しい指導で一日は瞬く間に過ぎていく。だが、ひ
とりで部屋にいるとたまらなく切ない。カメラはアイルランドからNY
に移住したヒロインの繊細な心の変化をとらえる。雑貨屋の性悪な女
店主、客船で出会った女、口うるさいが優しい寮母、イタリア人一家
の食卓、ビーチでの着替え。それらノスタルジックな雰囲気漂う映像
は、1950年代のアイルランドとブルックリンを小物や背景から人々の
考え方や風俗・習慣までディテール豊かに再現し、しっとりとした色
調の中に息を飲むリアリティを宿らせていた。

ブルックリンのデパートに職を得たエイリッシュは、神父の勧めで夜
間大学にも通い出す。ダンスパーティで知り合ったトニーは夜毎大学
まで迎えに来てくれ、エイリッシュは彼の熱意に結婚を決意する。

どうしようもない孤独にさいなまれている時に彼女に手を差し伸べた
トニー。ストレートに気持ちをぶつけてくる彼の誠実さにエイリッシ
ュは明るさを取り戻し、女としても洗練されていく。通信に手紙を用
いていた時代、思いのたけを便箋に綴ることが寂しさを紛らわせる手
段だった。丁寧な返事をくれる姉だけがエイリッシュの理解者だった。
一方で徐々にトニーの存在が支えになっていく。

その過程でデパートの上司が驚くほどの変身は、恋こそが女の価値を
上げると訴える。

       お勧め度=★★★(★★★★★が最高)

                  「ブルックリン」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20160704
               
          を参考にしてください。




 本日はもう一本
 
     「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」  です。

並の船乗りではくじけてしまいそうな大ピンチを船長として切り抜け
てきたのに、祖国に帰れば女であるがゆえに二等市民扱いされる。で
も夢の国では自分を必要とする仲間たちが待っている。物語は、未来
を手に入れるために戦った前作とは反対に、現在を修正するために過
去を改変しようとするヒロインの旅を描く。服を着たウサギや浮遊ネ
コ、顔のでかい双子や精密な機械時計まで、19世紀に生きた原作者の
想像力を再現したアナザーワールドは皮肉と不条理に満ちている。だ
が、厳然と管理されるべき時間の秩序を私的な理由で破壊するのはい
かがなものか。彼女のイマジネーションと分かってはいる、それでも
その世界の法則にも責任を持つべきではないだろうか。

マッドハッターの危機を知らされたアリスは、彼の家族を救うために、
時の番人・タイムからクロノスフィアというタイムマシンを盗み時を
遡る。しかし彼女はそこで思わぬ真実を目にする。

赤の女王・イラスベスの頭が巨大化するのを防げばハッター一族を守
れると考えたアリスだったが、やっぱり事故は起こり、起きたことは
変えられないと学ぶ。その間、ハッターの親兄弟がまだ健在でイラス
ベスに監禁されていると察知、作戦を変更する。

ただその過程で個性的すぎる登場人物と共感するのは困難で、この作
品の世界観にはついていけなかった。ジョニー・デップの白塗りも気
持ち悪いだけだし。。。

       お勧め度=★★(★★★★★が最高)

           「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20160705

          を参考にしてください。


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        余|談|
        ━┛━┛

出かける前にはこれから行くところの数時間後の天気を必ずネットで
調べるのですが、ほとんどのサイトで太陽や雲や滴のイラストで予報
を出しています。

ただ笑ってしまうのが、「雲が太陽を半分隠して滴を垂らしている」
絵のとき。「曇り時々晴れ、所によってにわか雨」ということなので
しょうか、まったく天気予報になっていません。

予報が外れた時の言い訳を先にしているみたいで、結局自分で天気図
を見て判断す羽目になります。、

こういう気象予報士に限って使いたがるのが「地球温暖化の影響」。
でも数時間後の天気を予測できない人の言葉をどこまで信じられるで
しょうか。。。

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      次回配信予定は7/9 作品は
         
         「シング・ストリート 未来へのうた」
         
              です。

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