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こんな映画は見ちゃいけない! 

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ターミネーター/ジェニシス こんな映画は見ちゃいけない! 

2015/07/09

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☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2015/7/9   Vol.1672     ☆
   
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 こんにちは、発行人のオテロです。

 本日、とりあげる作品は
 
             「ターミネーター:新起動/ジェニシス」  です。

現在を守るために過去に戻ったら、そこは並行する時間軸だった。起
こるべきことが起こらず救うべき女に助けられる、聞かされていたの
とは全く違う状況。物語の起点は同じ、キャラクターもほぼ同じ、だ
が繰り広げられる壮絶なバトルは前シリーズをはるかに凌駕するパワ
ーとスピード、視覚・音響効果で五感を圧倒する。表面を覆う生体細
胞は老化する理屈から若年・中年2体のターミネーターが激突する導入
部から、液体金属型の襲撃、さらに人間と機械のハイブリッド型まで
登場させ、最先端のIT事情も取り入れた映像は、旧作の名場面・名セ
リフに敬意を払いつつも、驚きと躍動感に満ち溢れていた。

スカイネットが放ったT-800型ターミネーターを追って1984年に転送さ
れたカイルは、T-1000型に遭遇。救出に現れたのは、「サラを守れ」
とプログラムされた別のT-800型“守護神”に育てられたサラだった。

“守護神”、サラ、カイルは新たな「審判の日」が万能OS・ジェニシ
スの起動日であると察知し、阻止するために2017年に飛ぶ。彼らを待
ち受けていたのはサラの息子・ジョン。親子3人が初めて一堂に会した
のに、カイルだけが関係を知らなかったという設定が笑えた。ところ
がジョンはもはや人類の救世主ではなくスカイネットと結合した別人、
カイルたちはジョンを敵と認識し“守護神”と闘わせる。

大きな性能差の中でも決してひるまない“守護神”は感情を有してい
るかのよう、その姿は生きる勇気とは何かを教えてくれる。

       お勧め度=★★★*(★★★★★が最高)

              「ターミネーター:新起動/ジェニシス」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/2015062

    を参考にしてください。




 本日はもう一本
 
    「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」  です。

各々が“自分が一番”と思う連中が6人、共通の敵がいなければ団結は
保てない。戦いが終わった後で友情や愛を感じる者もいるが、やはり
基本姿勢は“我が道を行く”。物語はそんな、超人的戦闘能力を備え
たメンバーを集めたチームと、自我に目覚めた人工知能ロボット軍団
の対決を描く。自らの意志で進化する人型ロボットは人類とアベンジ
ャーズを地球の脅威とみなし彼らの抹殺を図る。ネット上では神出鬼
没、必要に応じて機械の体に移動しながら。やがて何が正義で何が悪
なのか境界は曖昧になり、公共の福祉に反することをしてもそれなり
の理由があれば許されてしまう。正当化されるのは純粋な自己犠牲の
みという状況で、アベンジャーズはかろうじて同じ方向を向いている。

トニーはロキの杖石を使って人工知能・ウルトロン計画を進めるが、
ウルトロンは秘書AIのジャービスを吸収して逃亡、トニーを憎む強化
人間のワンダとピエトロを味方につける。

念動とテレパシーを操るワンダに邪念を植え付けられたトニーたちは
幻覚に悩まされ、ブルースもハルクとなって暴走する。ウルトロンは
ボディを次々と更新し、究極の人工肉体にアップロードしようとする。
単独ではウルトロンに敵わずアベンジャーズはチームプレーに徹する。

その過程で、苦悩するブルースと、ワンダの術で人間的な心を取り戻
したナターシャの繊細な感情が再現される。さらにクリントの妻子が
登場するなど、守るべきものの存在が彼らを結束させていく。

       お勧め度=★★*(★★★★★が最高)

          「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20150707

    を参考にしてください。 




本日はもう一本
 
             「チャイルド44 」  です。

“殺人はあり得ない”という建前の下、腹を裂かれた遺棄死体も事故
として処理される。命令は絶対、上層部への忠誠と服従が要求される
が下命する上官も面倒な出来事はできる限り隠ぺいする事なかれ主義。
そして密告が横行し、いつ濡れ衣を着せられるかわからない息が詰ま
る市民の日常。そんなスターリン時代のソ連社会がリアルに再現され
る。物語はモスクワで起きた少年の「列車事故」に疑問を抱いた秘密
警察の捜査官が、身の危険を顧みずに真相を究明しようとする姿を描
く。部下に裏切られ、上司に見捨てられ、妻でさえもスパイと疑わな
ければならない警察国家で、良心を失わずの己の信念を貫く主人公の
背中が、ヒーローの誕生を予感させる。

内務機関・MGBの捜査官・レオは妻・ライーサの潔白を主張したため降
格される。だが、左遷された田舎町で、親友の息子と同じ手口で殺さ
れた少年の遺体が発見され、独自に捜査を始める。

スパイを逮捕に向かった先で、見せしめに農家の夫婦を処刑した部下
・ワシリーを厳しく叱責するレオ。ところがワシリーは衆人の下で恥
をかかされた屈辱を決して忘れず、レオを追い詰めていく。一方で、
新たな上司・ネステロフはレオに協力、少年殺害が史上まれにみる連
続殺人事件だと突き止める。

このあたり、正義を求め職務に忠実な者が糾弾される不条理なシステ
ムを機能させる、“恐怖”の力がいかに大きいかを見せつけられる。

       お勧め度=★★*(★★★★★が最高)

              「チャイルド44 」
                         についての詳細は、

       http://d.hatena.ne.jp/otello/20150708

    を参考にしてください。

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        余|談|
        ━┛━┛

使っているパソコンがたびたびブラックアウトするようになりました。
Windows7の古い型なのでそろそろ寿命なのでしょうか。

で、家電量販店で新しいパソコンを物色していると、店員がやたらに
「今買うとお得」を強調してきます。

月末にWin10が出るからと値引きを迫っても、なぜか向こうは強気。新
OSは評判が悪いのでしょうか?

いずれにせよ、Win95や98が発売された時の熱気は今は昔、今やITツー
ルの主役は完全に継会値端末に奪われたという感じですね。。。

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      次回配信予定は7/11、作品は
         
       「リアル鬼ごっこ」
         
              です。

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