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こんな映画は見ちゃいけない! 

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ウェディング・ベルを鳴らせ! こんな映画は見ちゃいけない! 

2009/04/30

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☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2009/4/30号    Vol.993 ☆

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 こんにちは、発行人のオテロです。

 本日、俎上にのせる作品は

                    「ウェディング・ベルを鳴らせ!」 です。
   
朝寝坊の少年をたたき起こす仕掛け時計に始まり、落とし穴、催眠渦
巻き、標識に頭をぶつけたりロープで逆さ吊りにされたり、天井まで
の放尿や壁を壊す頭突き、果ては空から屋根を突き破って男が降って
くる。田舎の少年が都会で嫁探しをする物語の冒頭からラストまで、
そんなベタなギャグのオンパレード。オチがミエミエのネタでも何度
も繰り返され、パワフルな連打は止まらない。しかし、悲しいかなそ
のセンスは20年前のコントを見ているようで、完全にスベっている。

過疎地で祖父と暮らすツァーネは牛を売ったカネで妻を買って来いと
祖父に言いつけられ、街に出る。早速ヤスナという女学生を見初める
が、牛を強盗に奪われてしまい、凸凹ハゲ兄弟に救いを求める。

語られるストーリーは何らかの寓意を孕んでいるのだろうか。農村の
純朴な人々、愛の一念、人間の情。カメラは常に小市民の立場で、権
力を振りかざす役人や経済行為を追及するマフィアを徹底的に揶揄す
る。そのあたりエミール・クストリッツァ監督は、民族間の対立で戦
乱に明け暮れたセルビアでも、今や庶民が普通の暮らしが送れるほど
に復興したと世界に示したかったのだろう。

しかし、この作品がコメディであることを強調するような音楽も始終
響き渡ると耳障りなだけ。「HAPPY END」といいながら、ハッピーなの
は登場人物だけで、見ている者はその感情を共有することはできなか
った。 

       お勧め度=★★ (★★★★★が最高)

                    「ウェディング・ベルを鳴らせ!」
                         についての詳細は、

         http://www.otello.com.ua/

    を参考にしてください。解除もこちらからできます。




 本日、俎上にのせる作品は

                  「花のあすか組 NEO!」 です。
   
女子高生たちが集団で入り乱れ、拳が飛び、脚が舞い、日本刀やブー
メランの一閃で血しぶきがあがる。そんな「美少女バイオレンス」を
目指したのだろう。しかし、見どころとなるべきの格闘シーンは、演
じる女優達の肉体的鍛錬が明らかに不足していて、パンチやキックの
打ち方をまったく習得していないのは明らかだ。

女子高生の間で流行する謎のドラッグ・UF中毒で自殺者が相次ぎ、あ
すかはミコ、姫、奈々といった仲間と調査を始める。UFを売っている
のは紅組というレディース集団だった。

乱暴な言葉づかいといい、恋愛感情一切なしという硬派な態度といい、
要するに不良学生劇画の女子高生版。あすかは喧嘩がめっぽう強く、
渋谷あたりのレディースなど一蹴してしまうほどなのだが、そういっ
た場面でもただ腕を逆手にとり腹を殴るだけ。せめて少しでもあすか
を演じる高山侑子に合気道の心得があったならば、きれいに技が決ま
るショットを撮れたに違いない。彼女の身のこなしのぬるさがこの作
品にとって致命傷となった。

一応クライマックスは日本刀を持ったあおい対ブーメランを持ったあ
すかのタイマン。このあたりもCGを使えばもっと迫力のあるシーンに
仕上がるのだが、そこまでの手間は掛けていない。まあ、予算にも製
作日程にもかなりの制限があったのかもしれないが、それでもワンカ
ットでいい、監督のセンスが光るような映像が見たかった。 

       お勧め度=★* (★★★★★が最高)

                     「花のあすか組 NEO!」
                         についての詳細は、

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    を参考にしてください。解除もこちらからできます。





        余|談|
        ━┛━┛

吉牛といえば、都心では駅近くの人通りの多い所にありますが、新宿
厚生年金会館前のお店だけはなぜか人通りも途絶えた新宿のはずれに
あります。

こんなに立地のが悪いのに、なかなかつぶれない。吉牛愛好家による
と、この店の牛丼は他店とは一味違うそうです。

先日ここで食べましたが、なんとなく牛肉の脂身が少ないような気が
します。ツユにもほのかなコクがある。

店主のこだわりなのか、秘密のアンテナショップなのか。その真相は
知りませんが、深夜までにぎわっていたことは確かです。。。

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