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ある日の教室

書家詩人である作者が、書道教室での子ども達の様子や、日々の生き方のヒントをお届けします。

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ある日の教室

2010/12/22

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【ある日の教室】作者:荒木崇 Vol.418
   (合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ)
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「僕にできること」

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先日起こった取手駅でのバス襲撃事件。私立学校の生徒たちが被害に遭って
しまった。
今回のことはもちろん、ここ数年、似たような事件が起こり、その度に犯人
に対して、とてつもない憤りを感じる。


まだはっきりしないことも多いが、報道によると、今回の取手の犯人は、
「人生を終わりにしたかった」と語ったらしい。
本当に「ふざけるな」のひと言だ。


人生を終わりにしたいのなら、自分独りだけでやればよい。
わざわざ他人を巻き込む必要はない。どうして、そうなるのか。
犯人への怒りは一旦置いておいて、個人的に冷静に考えてみた。


「人生を終わりにしたい」、「死刑になりたい」という理由で、このような
犯行に及ぶのは「自分のことをかまってほしい」の究極的最悪の形なのでは
ないか。


「自分の存在を認めてほしい」。「誰かと関わりたい」。日常生活ではそれ
が不可能なので、「犯罪」というみんなが注目せざるを得ない方法を選択し
たのだ。


この話をI先生にすると「電車に飛び込み自殺する人も同じかもね」とおっ
しゃった。


「電車が止まると、多くの人に影響が及ぶじゃない。自分の影響力を多くの
人に行使したいんだよ。もちろん、その人の心理状態は分からないけれども、
誰も足を踏み入れないような山奥でひっそりと自殺するのとは、やっぱり違
うよね」。


犯罪に及ぶ人間、自殺する人間。世の中、そんな人間ばかりではない。
でも、「自分の存在を認めてほしい」、「誰かと関わりたい」という人間は
多いだろう。僕もそんな人間の一人だ。


ならば、と思う。例えば、「おはよう」と声をかけるだけで救われる人がい
るんじゃないか。
「ありがとう」のひと言で一線を越えるのを踏みとどまる人がいるんじゃな
いか。


「人助け」。それは今まで、とても大仰なことだと思っていた。
でも、そんなことはないのかもしれない。僕にできること。
もしかすると、案外多いのかもしれないなぁ、と感じたのだった。


今年の配信はこれにて終了です。2011年。優しい世界になるといいな。
皆様、良いお年を。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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★☆★☆ ある日の教室〜塾講師から見た子供の世界 ☆★☆★
発行:合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ(MBA)
作者:荒木崇
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