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ある日の教室

書家詩人である作者が、書道教室での子ども達の様子や、日々の生き方のヒントをお届けします。

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ある日の教室

2010/12/08

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【ある日の教室】作者:荒木崇 Vol.416
   (合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ)
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「何度言っても」(中編)

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○前回のあらすじ

僕には、嫁に何度注意されても直らないことがあります。

「仕事部屋の扉を開けっ放しにしない」
「パンツを裏返しに脱がない」

この二つです。

何度注意されても、どうしてこうも抜けてしまうのか、自分なりの答えを
探してみました。

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まず仕事部屋の扉。


おっさんが篭って仕事をしているせいか、部屋の空気は、完全に僕の臭気で
満ちている。
爽やかなジャスミンの香りなんてものが放出されているはずもなく、部屋か
ら漏れ出る空気は、独特な臭いがある、、、らしい。


「くさい」という感覚は、「危機察知」であることを知人から聞いた。
「何か変な臭いがする」=「自分の身に危険が迫っている」ということだ。


確かに、何かの燃える臭い、食べ物の腐った臭いなど、そういうものを嗅い
だ瞬間「これはヤバイ!」と感じる。
変な臭いに人が敏感なのは、それはもともと備わった能力、生存本能である。


自分では気付かない臭いがあるのは、このことが関係している。


自分が発しているので、そこに当然「危機」はない。それを危機と認識して
しまったら、本当の危機(=臭い)に直面したとき、分からなくなってしま
う。
だから、人は、自分が発する臭いを感じなくなっているのだそうだ。


というわけで、悲しいかな、ヨメが感じる僕の部屋の臭いを僕はまったく感
じない。感じないので意識をしない。いくら扉を閉めろと言われても、僕は
開けておくほうが、開放的で好きだから、部屋にいてもいなくても、扉はつ
い開けっ放しになってしまう。


たまりかねたヨメが、芳香剤を買ってきて、僕の部屋の扉のすぐ横に置いて
くれた。
芳香剤の香で僕の部屋の臭いを抹殺しようという考えだ。
うん、快適。僕は、さわやかな香りの中で心地良く仕事をしている。


しかし、ヨメの目論見は外れた。
合わさって余計複雑になってしまったようだ。部屋の臭いと芳香剤の匂いが。


しょげるヨメがあまりにも可哀想なので部屋の扉はなるべく閉めるように心
掛けようと思う。
思うだけで、行動が伴わないのが、今までの常、だったのだけれども。


何度言っても直らない、原因その1。
『だって、僕は感じてないんだもん』。


次回へ続く。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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★☆★☆ ある日の教室〜塾講師から見た子供の世界 ☆★☆★
発行:合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ(MBA)
作者:荒木崇
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