塾・予備校

ある日の教室

書家詩人である作者が、書道教室での子ども達の様子や、日々の生き方のヒントをお届けします。

全て表示する >

ある日の教室

2008/05/14

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↓↓マネジメント・ブレイン・アソシエイツからのお知らせです。↓↓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今週の日曜日、5月18日は弊社代表・中土井鉄信が講師を務める
学習塾関係者のためのセミナー『一刀両断!間違いだらけの塾経営』
の開催日です。

会場は、新大阪丸ビル新館。

夏期に向けた生徒集客と人材育成のノウハウを公開します。

若干ですが、席に余裕がありますので、
よろしければお申し込みください。

詳細は、http://www.management-brain.com/seminar
まで。

●お問合せ先
合資会社 マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
TEL:045-651-6922 FAX:045-651-6944
mailadm@management-brain.co.jp

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【ある日の教室】〜塾講師から見た子供の世界 Vol.284
   作者:荒木崇
(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「つづらの中身」(後編)

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

○前回のあらすじ


先日、知り合いが、あるお寺へ座禅の修行に行ったとき、そのお寺の僧侶
の方がお話になった内容がひどく印象に残ったそうだ。


お坊さんは、昔話の「舌切り雀」の話をした後、修行の参加者にこう問い
かけた。


「もし、お爺さんが大きなつづらを持って帰っていたら、その中身は何で
あっただろうか?もし、お婆さんが小さなつづらを持って帰っていたら、
その中身は何であっただろうか?理由まで考えてください」と。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

「ちなみに僕は正解でした!」と知り合いが言うので、僕も少し考えてみ
た。


お爺さんは雀を思いやる優しい心を持っていた。その上、欲深くなく、控
えめであり、雀たちがお土産を勧めるので、「それでは」と小さなつづら
のほうを持ち帰った。そんなお爺さんだからこそ「宝物」が入っていたの
だろう。


一方お婆さんはどうだろう。洗濯に使おうとしていたのりを雀が食べたと
いうだけで舌を切ってしまう酷い性格の人物だ。


お爺さんが小さなつづらを持ち帰ったのを見て、それが不満で、わざわざ
大きなつづらを取りに行く。結果、その中には大量の「ガラクタ」が入っ
ていたわけだが、それも欲深く、意地汚い性格のせいだろう。


そうなると、やはり、つづらの中身と両者の性格に関連性を認めざるを得
ない。


ならば、たとえお爺さんが大きなつづらを選んだとしても、その善良な性
格にふさわしい「宝物」が入っているのではないか。雀もきっとそうする
はずだ。


お婆さんも同様だ。小さなつづらを選らんだとしても、雀の舌を切ってし
まうような性格にはつづらの大きさに関係なく、「ガラクタ」がふさわし
い。雀が宝物を入れるとは思えない。


ただし、である。知り合いは「ひどく印象に残った」ということでこの話
をしてくれているわけであり、なおかつ「僕は正解でした!」とわざわざ
言うぐらいである。「フツウ」の解答ではないはずだ。僕の考えはあまり
に「フツウ」すぎる。


思考は巡る。お爺さん=宝物、お婆さん=ガラクタ、という考えから抜け
出せない。もし、お爺さんが大きなつづらを選んだら「ガラクタ」が入っ
ているのだろうか。そんなことは考えにくい。


もし、そうだとしたら、なぜ、お爺さんの選んだつづらに「ガラクタ」が
入ってなくちゃいけないのだ。


思考は止まる。降参・・・・。


知り合いが嬉しそうに語ってくれた。そのお坊さんはこんなふうに語った
そうだ。


つづらの中身は最初から決まっている。お爺さんが大きなつづらを選んだ
としても、中身は変わらない。お婆さんが持ち帰ったものと同じものが入
っている。お婆さんが小さなつづらを選んでも同じである。


ここで疑問。では、お爺さんが大きなつづらを選んだら、「ガラクタ」が
入っているということなのか。


実はそうではない。ここからが「なるほど!」と思わせるところだ。


『お爺さんは、きっと「ガラクタ」を見ても、それを「宝物」だと感じ
るだろう』ということらしい。


どういうことか。同じつづらに入っている「A」というものを見たとき
に、お爺さんは「宝物」と感じ、お婆さんは「ガラクタ」と感じる、と
いうことだ。


もし、お婆さんが帰る途中で大きなつづらを開けてしまわず、お爺さん
と一緒につづらを開けたとしたら、お爺さんはきっとこう言うだろう。
「これはたいそうありがたい!」と。


中身は変わらない。受け取る側の人間の感じ方で、それが時に「宝物」
になり、時に「ガラクタ」になるのである。


結果、お爺さんは何を選んでも「宝物」が入っており、お婆さんが選ん
だものは全て「ガラクタ」になってしまうのだ。


自分の受け取りよう、心のありようで、世の中の事象、物事は良いほう
にも、悪いほうにも変わる。


お坊さんのお話だけあって、実に深く、自分の生き方を振り返って考え
させられる内容である。


あなたの解答はどうだっただろうか。生徒は、お子さんは、どのような答
えを出されただろうか。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
================================
最後まで読んでいただきありがとうございました。もしよろしければ
他の人にもこのマガジンを紹介してください。よろしくお願いします。
ご友人・知人の方への転送は自由になさってください。
転載ご希望の方はご連絡ください。
================================
■□解除の方法□■ 
解除は以下のサイトよりお願いします。
まぐまぐ  :http://www.mag2.com/(0000102025)
E-Magazine :http://www.emaga.com/(コード aruhi)
Melma    :http://melma.com/contents/taikai/(ID 00077243)
メルマガ天国:http://melten.com/(ID 12172)
カプライト :http://kapu.biglobe.ne.jp/(ID 6767)
メルモ :http://merumo.ne.jp/reader/main_nf.html(ID 00119783)
めろんぱん :http://www.melonpan.net/index.html(ID 003727)
ミニまぐ  :http://mini.mag2.com/pc/k/(ID M0039652)

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2002-10-30  
最終発行日:  
発行周期:週刊  
Score!: 100 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。