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ある日の教室

書家詩人である作者が、書道教室での子ども達の様子や、日々の生き方のヒントをお届けします。

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ある日の教室

2008/01/16

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【ある日の教室】〜塾講師から見た子供の世界 Vol.267
   作者:荒木崇
(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ)

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「約束」

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先日、こんな話を聞いて、考えさせられた。


小学5年生の男の子が大好きな習い事をやめることになった。
いや、正確に言えば「やめさせられた」。彼の母親によって。


理由は、約束を破ったから。


彼がゲームを外に持って出たのが見つかった。
ゲームは家の中でやる、という約束だったらしい。
それを彼が破ったのだ。


彼は泣きながら習い事の教室へやってきて、
先生にやめることを告げたそうだ。


確かに、お母さんにとって、息子が約束を破ったことは
許せないことだったろう。


決めたことをきっちりと守るような人間に育てたいという気持ちも
理解できる。約束を破るのは許される行為ではない。


しかし、だ。
(以下、あくまで僕の推測であることを断っておく。)


彼らの約束は、果たして本当に「約束」だったのだろうか。
「大辞林 第二版」(三省堂)で「約束」を調べると、3つある意味の
一番最初には次のように記されている。

【当事者の間で決めること。また、その決めた事。】

当事者とはこの場合、子供と母親である。
この定義によれば、約束はその両者の間で決められたことでなければ
ならないはずだ。


「ゲームは家の中でやる、外には持っていかない」。
これは両者間で決められた約束だったのだろうか。
二人とも納得した上での約束だったのだろうか。
一方からの押し付けではなかったのか。


そして、万一、約束を破った場合の、その取り決めは両者で
なされていたのだろうか。


「約束を破った場合は、習い事をやめる」という取り決めがあらかじめ
二人の間で決められており、二人とも納得しているのならそれは仕方が
ない。約束なのだから、習い事はやめなければならないだろう。


だが、そうでなかった場合、「習い事をやめる」というのは男の子に
とって、約束を破った「罰」にすぎない。今後の見せしめにすぎない。


「約束を破ること」と「習い事をやめること」にどんな関連が
あるのだろう。


お母さんは、彼とどんな約束をしたのだろう。
お母さんは、約束を破ったら、何を取り上げられるのだろう。



「約束なんか全部守れる子供がいると思う?」


こんなことを言う生徒がいた。全く、そのとおりだ。
子供の部分がそっくり「大人」に変わってもそのとおりかもしれない。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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