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ある日の教室

書家詩人である作者が、書道教室での子ども達の様子や、日々の生き方のヒントをお届けします。

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ある日の教室

2007/11/14

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【ある日の教室】〜塾講師から見た子供の世界 Vol.259
   作者:荒木崇
(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ)

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「ある疑問」

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以前から気になっていたことがある。はたして本当なのだろうかと。
しばらく忘れていたのだが、先日、その疑問をまた思い出してしまった。


ある広告を目にしたのがきっかけだ。その広告にはこのようなことが書い
てあった。


『国語は全ての教科の基礎』。


「国語ができないから、算数でも文章題で書いてあることの意味が分から
ない」。例えば、こんな言葉を、先生から、お母さんから、異口同音に聞い
てきた。


「国語ができないから他の教科もできない」というのは、「あぁ、そうだよ
ね」と納得しやすい説でもある。


が、果たして本当にそうなのだろうか。長年、国語を教えていたせいだろ
うが、他の教科ができないのを「国語ができないから」としてしまうのは
どうかと思う。


「だって、文章が読めなかったら、問題が解けないじゃないか!」という
ことをおっしゃる人もいるだろう。そのお気持ちは分かる。


しかし、文章が読めるかどうかは、国語というより「日本語」の問題であ
り、塾での学習以前の話である。漢字の読み書きの指導はもちろん行うが、
一応、日本語は使いこなせるという前提の上での授業であり、学習指導で
あることは言うまでもない。


それに、この理屈でいくと、国語の偏差値の低い生徒は他の教科も低くな
ければおかしいはずだ。国語は全ての教科の基礎なのだから。


僕の経験のみで語ってしまってはダメなのだろうが、抜群に算数ができる
のに、どうしても国語が足を引っ張ってしまうという生徒をこれまで何人
も見てきた。もちろん、逆もある。国語は得意なのに、算数で苦労してい
る生徒も多い。


こんな事例がある。


これは、僕が指導していたときに経験したのだが、国語の物語文で、登場
人物が外国名、例えば、サムエルだとかジェーンだとかだった場合、太郎
などの日本人名に比べ、塾全体の正答率が下がるのだ。


ならば、こんなふうに考えることはできないか。


算数の文章題をしっかりと読み取ることができないのは、普通の文章と異
なり、数字が何箇所も登場するからであり、それは国語的な読み方ではな
く、算数的な文章題の読み方が必要である。


つまり、国語ができないから、算数の文章題ができないのではなく、やは
り、それは「算数ができない」ということなのだ、と。


外国名の登場人物が出てきても、日本人のときのように解けるように国語
の授業で指導する。数字が出てきてもしっかりと文章題が読めるように指
導する。ただ、それだけの話ではないか。


「何を当たり前のことを言ってるんだ!」とお怒りの、特に算数の先生も
いらっしゃるだろう。


僕がここで言いたいのは、まことしやかな、聞こえのいい言葉に左右され
てやるべき指導を怠らないでほしいということなのだ。誰かを責めるつも
りは全くない。


「あの生徒は○○だから」というレッテルを貼ってしまうと、それを言い
訳にして教師が諦めてしまうことがある。僕もそういう苦い経験がある。
「最後まで諦めるな!」と生徒には言っときながら、僕自身が諦めていた
のである。


「国語は全ての教科の基礎」。
それが本当かどうかはよく分からない。よく分からないが、だから、あの
生徒は他の科目もできるとか、他の科目ができないとか、そういうのは
違うと思うのだ。


よく分からないくせに、随分と偉そうなことをぶってしまった。おそらく
僕が国語の教師だからだろう。もしかしたら、図星であるがゆえに必死で
言い訳がしたかっただけなのかもしれない。



(登場する生徒名は全て仮名です。)

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    ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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