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ある日の教室

書家詩人である作者が、書道教室での子ども達の様子や、日々の生き方のヒントをお届けします。

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ある日の教室

2007/05/02

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【ある日の教室】〜塾講師から見た子供の世界 Vol.231
   作者:荒木崇
(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ)

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「連休!」

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ゴールデンウィークなんぞ関係なく、授業を行ったり、特訓を行ったり
する学習塾も少なくない中、ありがたいことに、当時、僕が勤める塾は
一般企業並みの大型連休となっていた。


もちろん、生徒達もこの間は休講となるわけで、それ相応の宿題が課さ
れることとなる。


「課される」と受身形で、まるで他人事のように書いたが、課すのは、
当然、教師であり、その量もコチラのサジ加減一つである。


中学生や中学受験生にはかなりの宿題を課す。


中学生には中間テストに向けて、学校教科書準拠ワークを中心にレポー
ト提出の宿題を、中学受験生には、前学年や春期講習・4月の学習内容
の復習プリント・模擬テストのやり直しなどを、たんまりと、である。


ただし、小学三年生はお手柔らかに、だ。


その当時、1クラスしかない小学3年生、総勢13名は僕に一任されてい
た。とにかく、楽しい授業、勉強が嫌いにならないように、というのを
最優先にしていた。


「楽しいだけで役に立ってない」というようなお叱りをいただいたことも
あったが、以降、楽しく、そして役に立つようにチビッ子たちを指導して
きた(つもりだ)。


彼らには、「漢字練習」と「計算練習」、毎日各30分をGW中の宿題とし
た。


4月29日から1週間分の日付を入れたプリントを、7枚用意した。1枚
のプリントの右半分は漢字練習、左半分は計算練習。


同じ1枚の裏面には、表面で練習した漢字のテスト問題と、順番を入れ替
えた全く同じ計算問題を印刷した。




小3の授業。用意した連休中の宿題を配って、僕は聞いた。


「休み中、どこかへ出かけるひとぉ?」


僕が黒板の前で右手をすっとあげると、


「は〜〜〜い」


とチビッ子たちの大半が元気よく右手を挙げる。


「まだ、どこに行くか分らないひとぉ?」


「は〜〜〜い」


少数ながら、やはり元気よく手を挙げるチビッ子。


「塾で勉強したいひとぉ?」


「は〜〜〜い!」


お調子者の雄介が一人手を挙げる。


「おぉ、素晴しいねぇ!いいよ、休み中、塾に来てもいいよ。でも、カギ
が開いてないけどね」


「はははは!!!!」


この程度で笑ってくれるのが、小3のチビッ子たちだ。小4になると、こ
うはいかない。


「旅行に行っても、みんな、おみやげとか気にしなくていいからね。ホン
トに気にしなくていいからね。ホントにホントに気にしなくていいからね」


「はははは!!!!」


使い古されたこの冗談も、修学旅行前の中3相手に言うのとでは、受ける
度合いがやはり違った。




連休が明け、雄介が職員室へやってきて、「ハイ」と何かを差し出した。
シャーペンだった。


「せんせぃ、おみやげ」。


シャーペンの胴体部分にドライフラワーとなったラベンダーの花びらが詰め
られており、良い香りを発している。旅行のお土産だ。


「買ってきてくれたの?ありがとう!!」


冗談のつもりだったのだが、気にしていたのか。なんだか悪いことをしてし
まった。


「せんせぃ!」


「どうした?」


「宿題、きのう、一気に全部やったよ!!」


悪びれる様子もなく、雄介がそう告げる。お、おまえ・・・。このお土産は
もしや、いや、それとこれとは別なはず・・・。妙な葛藤が僕の胸のうちに
渦巻いてしまった。



授業後、提出された雄介のプリントをチェックした。ご丁寧にも、日付が全
て彼の手で、「5月6日」と直されていた。



(登場する生徒名は全て仮名です。)

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    ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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5月13(日)生徒集客セミナー
初回プログラム「夏期講習集客戦略・戦術」


主な内容は以下のとおりです。


○『生徒が集まる講習設計/生徒が集まらない講習設計』


例えば・・・。


1コマ60分と1コマ90分。あなたが集めたい生徒達はどちらの授業時間を好む
でしょうか?


より多くの生徒を集めるために、講習授業以外に、どんな「講座」や「イベン
ト」を設計に組み込んでいきますか?」


どんなに広告宣伝が上手くいっても、「通いづらいコース設計」では、あなた
の塾は選ばれません。


ゼミナーで、2007年の夏期講習で最適なコース設計を提案いたします。



○『効果的な広告宣伝』


例えば・・・。


夏期講習、チラシはどのようなデザインが好まれるのでしょうか?


また、チラシ以外に、あなたの塾をどのように地域にアピールしていきますか?


効果的なチラシ、地域アピール手法をセミナー内で提案いたします。



○『具体的な生徒集客戦術』


すでに夏期講習の集客は始まっています。


このような意識を持っている塾は必ず成功します。


さて、残り約2ヵ月半。具体的にどのように夏期講習の生徒集客を行っていくの
でしょうか?


ポイントは『接点創造』です。



夏期講習で昨年以上の生徒を集めたいあなたのご参加をおまちしております。



5月13(日)生徒集客セミナー
初回プログラム「夏期講習集客戦略・戦術」

会 場:東京国際フォーラム

時 間:13:15〜16:45(210分)

会 費:一般価格 21,000円
        会員価格 15,750円


*定員まであと5人です。


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045−651−6922 担当:吉田

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