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(〃 ̄ω ̄〃ゞ  なっとく 知っ得 歯の学校

こんにちは 野寺義典です。銀座の開業医(歯科)が、ちょっとした歯のお話しを、短編にてみなさんにお贈りします。


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(〃 ̄ω ̄〃ゞ なっとく 知っ得 歯の学校 平成 24 年 2 月 29 日号

2012/02/29

       平成24年2月28日号です

虫歯 と 酸蝕症(さんしょくしょう)

みなさんこんにちは。

だいぶ久しぶりです

今回は、歯を溶かす二つの病気についてその違いを見ていきましょう!

一つ目は、虫歯。

これは、小さな子供でも知っている有名な病気ですね。

お口の中の細菌、ストレプロコッカス = ミュータンス(俗にいう、
ミュータ ンス菌です)がきっかけをつくり発症する病気です。

ミュータンス菌は、糖を取り込んで、ムタンという排泄物(ウンチ)を出すのですが、
それが歯の表面を酸性にし、pHが5.4を越えて下がると、歯が溶け始めるのです。

ミュータンス菌以外にも、ラクトバシラス菌という細菌が、ミュータス菌から
バトンを受け取って虫歯を進行させるように働きます。銀歯や歯の詰め物が多いと、
ラクトバシラス 菌が多くみられやすくなります。

虫歯はこのように、細菌が出すウンチで歯が溶ける、という仕組みで起こるんですね。


二つ目の酸蝕症は、細菌を介さずに、歯に接する食物、飲料、薬物、あるいは、
胃液などで歯が溶ける病気です。

例えば、皆さんの大好きなコーラは、pHが2.2ですので、お口の中に入ると
歯を少しずつ溶かし始めることになります。

もちろん、歯だってそんなに無防備で、やられっぱなしではなく、お口の中の
唾液の働きで、酸性に傾いたお口の中をアルカリ性に戻そうと、働きかけるんですよ。
唾液の中の、緩衝作用という働きでpHを戻そうとするのです。

お父さんの大好きな缶ビールだって、メーカーで多少の差はありますが、
pH4.0くらいなので長くだらだらと飲んでいるとやはり歯が溶け出しやすくなりますよね。

食べ物では、レモンがpHが低い代表で、2.1 あります。

pHが2というと、塩酸に近い、胃液とほぼ同じくらいです。

最近よく耳にする「逆流性食道炎」ですが、胃液が逆流し、食道内がpH4.0以下
になった状態ですので、お口の中ではレモンの方が歯が溶けやすいということですね。

酸性の強い食べ物や飲みのもを食べた時には、そのまま寝てしまう、なんて怖いことは
しないで、しっかりとうがいをして、歯ブラシで歯をみがくようにしましょう。

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創刊日:2002-10-14  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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