政治・経済

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TontonSystemのメールマガジン

現在、改革が進まないのは国民の「不安と甘え」を解決する「理念と方策」が見つからないからです。民主主義と資本主義の折り合いという観点からこの理念と方策(TontonSystem)を提案します。  

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民主主義と資本主義の折り合いを目指す理念と方策

2003/10/24

――TontonSystemのメールマガジン 第54号―――――――――
   
       ★ 民主主義と資本主義の折り合いを目指す理念と方策
           日本発のグローバルスタンダードへ!

        2003年10月24日号(毎週金曜発行)

---------------------第54号の目次--------------------------
 1 今週のコラム 
   ■「マニフェスト配布制限」
   ■「選挙とインターネット」
  2 今週の一言 
   ■「宗教対立を調停できるのは日本です」
  3 次号(第55号)の予告
  4 TontonSystemとは
  5 TontonSystemのホームページ
  6 利用配信システム
 7 登録・解除・アドレス変更
  8  バックナンバー
 9 注意事項

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1 今週のコラム

■「マニフェスト配布制限」

今回の総選挙はマニフェスト選挙とも言われます。しかし、このマニフェ
ストは配布場所が選挙事務所、演説会場、街頭演説の場に限定されていま
す。しかも、公示前はマニフェストを配布できません。また、選挙期間中
は代表者以外の候補者名の記載を認めないため政権を獲得した場合の閣僚
名簿も書けず、さらにインターネットでの公開もできません。

では何故マニフェストは制限されるのでしょうか。要するに、与党の多く
の議員には、「政策論争を制限した方が現職に有利」との思惑があるので
しょう。自民党の一部は、「インターネットを使えないお年寄りの支持者
が多い党には著しく不利になる」と言っているようです。これもおかしな
話です。言い換えれば、若い人達がインターネットでマニフェストを見れ
ば野党に投票してしまうと言っているようなものです。森前首相は、かつ
て「無党派層は家で寝ていてくれれば良い」という発言をして支持率を下
げましたが、結局それと同じ内容です。インターネットを使う若い人達、
その多くは無党派層と考えられますから、無党派層を選挙に行かせない方
策なのです。要するに、与党は自分達のマニフェストに自信がないのでしょ
う。

また、マニフェストの配布は共産党などの組織型政党が多く配れて有利と
いう声もあるようです。これもおかしな話です。同じ組織型政党である公
明党は小選挙区では自民党の「選挙エンジン」として自民党候補を支援し
ています。さらに政官業のトライアングルで組織選挙をしているのは自民
党です。しかも、共産党は自民党にとっては選挙のとき最大の「協力勢力
(敵の敵は味方)」のはずです。小選挙区では共産党がそこそこ票を取っ
てくれないと自民党候補の「漁夫の利」が減ってしまいます。

今回の総選挙では、具体的な政策が出せない自民党は「小泉・安倍人気」
で無党派層を取り込もうとし、民主党は「菅・小沢人気」では「小泉・
安倍人気」に勝てないため「マニフェスト」で無党派層を取り込もうとし
ています。しかし、投票率を上げるだけの大きな争点が浮上してこないと
人気選挙になってしまう可能性が高いのではないでしょうか。株式市場で
は小泉首相が続投することが織り込まれていると言われます。現時点では
政権交代の熱気はあまり感じられません。

景気回復期に先ず増税を伴わない構造改革を進めることが必要です。その
意味では小泉首相の掛け声は正しいと思います。しかし、看板と中味がね
じれている小泉首相には先送りしかできないと思います。ですから、筆者
は日本でも政権交代が必要だと思います。そのためにも、社民党や共産党
にもっと大きな理念と現実的な政策を取ってもらいたいと思います。自民
党の敵の敵は味方だということを忘れないようにしてもらいたいと思いま
す。

トントンシステム自体は自民党から共産党まで採用可能な方策だと思いま
す。何故なら、それは民主主義(政治)と資本主義(経済)の折り合いを
目指し、安定した社会、しいては犯罪の少ない社会を目指すからです。も
ちろん、トントンシステムの内容には現実離れした方策もありますが、そ
れは「多様性」の中で充分消化できる内容だと思います。

■「選挙とインターネット」

現ブッシュ大統領と予備選挙を争った共和党のジョン・マケイン候補は知
名度、資金量、人脈においてブッシュ候補の足下にも及びませんでしたが、
かなり善戦しました。これはジョン・マケイン候補がインターネットを活
用し、これまで予備選挙に投票して来なかった無関心層を呼び起こしたか
らと言われます。2004年のアメリカ大統領選挙に向けてもインターネッ
トを特に活用する候補者がいます。前バーモント州知事のハワード・ディ
ーン氏やオハイオ州選出の下院議員デニス・クシニッチ氏です。彼らはイ
ンターネットで個人から小額の寄付を集めています。それでもかなりの額
が集まっているようです。

アメリカ大統領選挙はまさに金権選挙そのものです。そのような中で、イ
ンターネットは、金持ちでなくても選挙に立候補できるシステムを作りつ
つあります。大金持ち、そして名門一族出身者だけがリーダーになるので
はなく、幅広い国民の中から優秀な人をリーダーにすることは重要なこと
です。貴族は所詮貴族の利益しか考えないからです。

日本では今回の総選挙からマニフェストの配布が条件付きで可能になりま
した。しかし、アメリカ、イギリス、韓国などで認められているインター
ネットによる選挙運動は認められませんでした。IT立国を目指している
わりにはお粗末な結果です。

そもそも、公選法自体インターネットなど想像もしなかった時代にできた
法律であり、時代遅れであることは明白です。同法の趣旨は、金のかかる
選挙を防ぐということらしいですが、インターネットは情報コストが従来
と比べると格段に安いものです。ですからインターネットに反対する人は、
選挙に金がかかる方が本当は都合が良いと思っているのではないでしょう
か。

ホームページは自分から見に行かなければ見ることはできません。購読を
申し込んだ人しか配信されないメールマガジンも同じことです。郵便ポス
トに無断で入れられるビラとは本質的に違います。電子メールの方が問題
になりますが、そもそも、個人でメールアドレスを一般に公開している人
は少ないでしょうから、狙い撃ちで来るメールは少ないはずです。ですか
ら問題になるのは電話番号をメールアドレスにしている場合です。これは
普通の迷惑メールと同じように防げば被害は限定されるでしょう。仮に受
け取っても開かないで消してしまえば良いわけですから簡単です。なお、
筆者の使用する携帯では電話番号がメールアドレスの場合(同じ会社の携
帯どうしの場合)受信料は無料です。

郵便ポストと郵便物の宛先は狙う地域を限定できますが、逆に電話番号で
ないメールアドレスは着信地域を限定するのが難しいでしょう。いずれに
しろ、「迷惑メール」の場合は罰則や防止措置を取れば良いわけで、これ
は選挙だけに限った話ではありません。

当メールマガジン第23号「民主主義とインターネット」でも述べたよう
にインターネットは「分割統治」を打破する可能性を持っています。各政
党とも固定支持層を持っていますが政権党といえども3割程度でしょう。
ですから選挙に来る無党派層が重要です。逆に選挙に来ない無党派層はど
うでもよいのです。これを小泉首相やそのブレーンは知っていますからパ
フォーマンスを大事にします。しかし、それでも無党派層の動向は怖いも
のです。選挙のとき票が読めないからです。よって多くの与党議員は従来
型の選挙にこだわることになります。自分の強みと弱みは当事者が一番知っ
ているからです。すなわち、時代の流れであるインターネットを使えない
ということは、時代の流れに自分自身が取り残されつつあることを感じ取っ
ているからでしょう。この結果、色々理由を探して反対することになりま
す。しかし、インターネットはこの先さらに普及しますから「不利だから
禁止する」ということはいずれできなくなるでしょう。

最後に、参議院選挙中でも発行されていた「小泉内閣メールマガジン」で
すが、さすがに衆議院選挙期間中は発行されません。野党にとってチャン
スかも(笑い)。

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2 今週の一言

■「宗教対立を調停できるのは日本です」
 
●モーゼの十戒石碑夜間据え付け 

2003年8月22日の毎日新聞HPには次のような記事が掲載されてい
ました。

「米アラバマ州のロイ・ムーア最高裁長官が州裁判所庁舎に「モーゼの十
戒」を刻んだ石碑を設置した問題で、連邦最高裁は20日、米憲法の政教
分離原則に違反するとして石碑の撤去を命じた1、2審判決を支持し、撤
去命令の差し止めを求めたムーア氏の訴えを即日却下した。

裁判所は21日午前0時を撤去期限に指定し、それを以降は1日5000
ドル(約60万円)=2週目以降は倍の1万ドル=の罰金を州に科すとし
ている。しかし、ムーア氏は20日夜、撤去には応じないという声明を発
表し、連邦最高裁の判断を州最高裁長官が無視するという異例の事態に発
展した。

州裁判所庁舎には21日、ムーア氏を支持するキリスト教保守勢力の人々
が撤去を阻止するために詰め掛けた。しかし、ムーア氏以外の8人の州最
高裁判事は同日、連邦裁判所の判断に従って石碑を速やかに撤去するよう
庁舎管理者に命じる決定を下す一方、州司法長官も「最高裁長官といえど
も『法の支配』を無視することはできない」と批判。"十戒判事"の異名を
とるムーア氏は孤立無援の状況に追い込まれつつある。

「十戒」は旧約聖書に出てくる道徳律。「神は我々の法律の道徳的基盤だ」
と主張するムーア氏は州最高裁長官に選ばれて間もない01年7月、州都
モンゴメリーの裁判所庁舎に「十戒」が刻み込まれた重さ2・5トンの石
碑を夜間こっそりと運び込み、円形広場に据え付けた。

これに対し、全米市民自由連合(ACLU)などが「政教分離を定めた米
憲法に違反する」と提訴していた。連邦地裁は昨年11月、違憲判決を下
し、石碑の撤去期限を今月21日午前0時に指定。連邦高裁も先月、1審
の判断を支持したため、ムーア氏側が連邦最高裁に緊急の撤去差し止めを
申し立てていた。

宗教的価値観を重視するブッシュ政権下の米国では、政治と宗教の境界が
あいまいになるケースが目立っている。」


●ブッシュ大統領は「神が任じた」

2003年10月18日の毎日新聞HPには次のような記事が掲載されて
いました。 

「米国防総省高官が軍服姿で宗教的な集会に出席し、ブッシュ政権の推進
する「テロとの戦争」をキリスト教とイスラム教の宗教戦争と見なす趣旨
の発言をし物議を醸している。

この高官は国防次官代理のウィリアム・ボイキン中将。01年の米同時多
発テロを指示したとされるウサマ・ビンラディン氏や、イラクのフセイン
元大統領らの追跡に関わる諜報活動の指揮が任務とされる。

ボイキン中将は熱心なキリスト教徒で、今年6月にオレゴン州で開かれた
集会に出席した際、「我々の敵はサタン(悪魔)だ」「彼らが戦いを仕掛
けてくるのは、我々がキリスト教の国だからだ」などと軍服姿で発言。昨
年には米軍を「神の軍隊」と呼び、ブッシュ大統領は「神が任じた」と語っ
たという。米メディアが16日に報道して表面化した。

発言は「イスラム諸国への配慮に欠ける」などとの非難を呼んだが、ラム
ズフェルド国防長官は「立派な軍歴の持ち主で、私見を披露しただけのよ
うだ」などと擁護に回っていた。

批判に対し中将は17日、声明を発表し「私の発言で不快な思いをした人
たちに謝罪したい」と述べたが、発言そのものは撤回しなかった。」

●ユダヤ人は代理人を使って世界を支配 
 
2003年10月17日の朝日新聞HPには次のような記事が掲載されて
いました。

「マレーシアのマハティール首相がイスラム諸国会議機構(OIC)首脳
会議で「ユダヤ人は世界を支配している」と発言し、欧米などから激しい
非難を受けている。首相は同総会を政界引退の花道とする考えだったが、
大きな影を落とす結果となった。 

問題の発言は16日の開会演説。「ヨーロッパ人は、1200万人のユダ
ヤ人のうち600万人を殺した。しかし、今日、ユダヤ人は代理人を使っ
て世界を支配している。彼らは他の国を(イスラムと)死ぬまで戦わせる」
と述べ、イスラエルと対抗するためにイスラム教徒の団結を求めた。 

「ヒトラー以来、こんな発言は記憶にない」。マレーシアを管轄する在シ
ンガポールのイスラエル大使館は17日、厳しくとがめるショハム大使の
声明を出した。 

「代理人」は米国を指すと見られるが、エアリー米国務省副報道官も「扇
動的なコメント。軽蔑(けいべつ)でこの言葉を受け止めた」と述べ、マ
レーシア政府に抗議したことを明らかにした。 

このほか、欧州連合(EU)議長国イタリアのベルルスコーニ首相やオー
ストラリアのハワード首相も批判の声を上げ、ドイツ政府はマレーシアの
大使を呼んで抗議を伝えた。 

AP通信などによると、マレーシアのサイドハミド外相は「誤解を与えて
申し訳ない。論争を引き起こす意図はなかった」と謝罪した。 

一方、OICに参加中のエジプトのマーヘル外相は「(首相発言の)批判
者は文脈全体を読んでいない」と指摘。イエメンのアブバケル外相も「1
00%支持する」と語るなど、「西欧対イスラム」の亀裂も浮き彫りになっ
た。 

同総会は17日、イラクの主権の早期回復などを求めた声明を採択して閉
会した。」 

以上3件の記事を読んで感じることは、普通の日本人には想像できない世
界があるということです。日本にもキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ
教徒はそれぞれいると思いますが全体からみればかなり少ないでしょう。
では大多数の日本人は仏教や神道を信じているのでしょうか。そんなこと
はないと思います。身上書の宗教欄には多くの人が仏教と書き、さらに
( )の中には○○宗と書くでしょう。しかし、それは多くの場合、檀家
宗教であり信者を意味するわけではありません。多くの日本人の宗教観は
「八百万の神」であり、それは自然崇拝に近いものだと思います。また、
無神論者もたくさんいると思います。ですからキリスト教やイスラム教、
ユダヤ教などの一神教は多くの日本人には感覚的にわかりずらいのではな
いでしょうか。

しかし、イスラエルとパレスチナの紛争、そしてイラク戦争、各種国際テ
ロ事件などは宗教的対立がその根底にあります。そしてそれは歴史的にも
経済的にも複雑にからみあっています。このまま宗教対立が進み、互いに
憎悪が増幅していけば世界はますます危険な状況になるでしょう。この危
険性を日本人もよく理解する必要があります。

この状況を止めることは難しいですが、その可能性があるのはアメリカ、
イスラエル、イスラム世界と友好関係を築いて来た日本しかないのではな
いでしょうか。宗教的にも中立が保てます。小泉首相はこのチャンスを何
回も逃しています。世界中の平和を求める人々は日本の勇気と調停を望ん
でいると思います。日本発の「サプライズ」が人類の歴史に今求められて
いるのです。

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3 次号(第55号 2003年10月31日発行予定)の予告
  「前回の衆議院選挙」等を掲載します。
  ご期待ください。

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4 TontonSystemとは
    TontonSystemとは民主主義と資本主義の折り合いを目指す理念と
  その具体的方策です。TontonSystemを理解するには、現状の民主主
  義と資本主義の問題点、そして経済原則とは何か、市場原理とは何
  か、を理解する必要があります。TontonSystemは、現状ではハード
  ルはかなり高いですが、やるだけの価値はあると思います。
  ★TontonSystemの全文はホームページに記載してあります。

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5 TontonSystemのホームページ
  TontonSystemのホームページも是非ご覧ください。
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