自然エネルギー発電の現状と展望/経営改善談論録75
発行日:9/9
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おはようございます。
9月も2週目に入りました。民主党圧勝の浮かれムードもいくらか
おさまり、世間にもマスコミにも落ち着きがやや戻ってきたようです。
既得権益に漬かっていた組織や団体の人たちは、きっと不安感を高めて
いることでしょう。何はともあれ大切なことは、こうした状況や環境の
下で今自分がなすべきこと、自分のことをきちんとやることが、他者に
とっても社会にとっても最善だとの意識を強く持つことだと思います。
これからもどうぞ、最高の心身状態をもってお進みください。
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☆☆ 経営改善談論録:考房レポート☆☆
------第75号(2009年9月9日)------
◆自然エネルギー発電の現状と展望◆
10数年にわたり、自然エネルギー発電の活用分野の開拓と市場開拓
に携わってこられた方のお話を聴講しながら、質議応答と意見交換を
行いました。
・12年前、太陽光発電の売り込みの際に、各家庭の屋根を借りると
いう発想で大規模な太陽光発電の提案を大手電力会社に提案したこと
があった。それに対する回答は「安定供給できないものは商品には
ならない」というものだった。この見解は今も変っていない。
・工業用電力は安定供給されなければならない。電源変動が激し過ぎる
場合、生産の自動制御ラインが停止してしまう。また、バッテリーを
使っての安定化が考えられるが、激し過ぎる電源変動の下では充電
そのものがうまくいかないようだ。そんな訳で、風力発電を工業用に
使う計画は成功しているとは言えない。
・不安定な電源がある場合、電力を安定供給しようとすれば、安定供給
のための発電所が必要になる。現状では結局のところ、化石燃料の
発電所や原子力発電所をその目的で持たなければならない。
・風力や太陽光のような変動のある電源を、電力の安定供給システムの
中に組み込もうとすれば、最近注目され始めた「スマートグリッド」
と呼ばれる電力供給システムの実用化に向けた開発が必要だ。
・太陽光発電に先がけて風力発電が広がったが、風切り音や駆動音に
よる訴訟問題が発生している。人間の居住地域に近い所では風力発電
は困難なようだ。
・風力資源として利用できそうなのは、北緯40度以北の偏西風地帯と
赤道周辺の貿易風地帯だけだろう。ヨーロッパで話題になっている
大規模風力発電設備も北緯40度以北にある。
・風力発電事業は、日本では恐らく成り立たないだろう。日本の風力
発電機メーカーも数社あるが、皆外国向けを中心に据えている。
・風力発電機には、現在最高の機械技術と流体技術が使われている。
そういったところに日本のメーカーの参入余地があるということだ。
・太陽光発電パネルは、メンテナンスフリーであるかのように受け止め
られているようだが、そうではない。パネル表面の汚れは変換性能に
大きく影響する。大規模太陽光発電所などでは、パネルの清掃に
大量の時間と労力を要することになるだろう。
・グリーン電力証書なるものが、ある機関から交付される仕組みがある。
有料でこの証書の交付を受けた買い手は、電力会社から電力を購入
するのだが、電力会社が各所で調達する風力や太陽光による電力の
枠内での供給を受け、一般電力料金より或程度高い価格で買うことに
なる。
即ち、コスト上のメリットはないが、自然エネルギー活用の普及に
協力し、地球環境保護に力を尽くしているという証を手にすることに
なる。企業なら、環境に優しい企業という称号を得られる訳である。
・大手電力会社は、相変わらず自然エネルギー発電には消極的だが、
最近の政治情勢から、電力会社自体が協力とか計画の段階を越えて
実施する段階に入った。堺市の太陽光発電所や淡路島の風力発電所
などが具体化しつつある。
・太陽光発電や風力発電の現状から言えることは、「自然エネルギーは
金なり」ということだろう。即ち、金持ちでなければ設置できない、
ゆとりのある国が高いお金をかけてやっている、というのが現実だ。
・自然エネルギー発電のこれからの普及に期待できそうなのは、
*税制や政策による普及の後押し
*安定供給がネックにならない使い道の開拓
*これしかないという環境条件での活用 といったところか。
例えば、
*農業地帯のほうが自然エネルギーを使いやすいことを考慮して、
北海道は食糧供給とエネルギー供給で立県する
*水処理設備のばっ気、屋外の散水装置などの利用分野を開拓する
*離島などで蓄積の可能な水資源確保のために、海水淡水化装置の
電源として使う
といったことだ。
・いずれにしろ、自然エネルギー発電は主とはなれず、あくまでも副の
地位で普及していくのではないか。
まだ普及が充分でなく、まだまだ発展途上のものなので、若干雲を
掴むような感覚がありましたが、マスコミが騒ぐようなバラ色の世界と
受け止める訳にはいかないことがよく解りました。
しかし、地球環境のことを思えば、生産者としても生活者としても、
この分野で力になることを何かしなければならない、と思った次第です。
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◎次回の考房の予定は下記の通りです。
9月度のテーマは、日本の産業界の発展に大きく貢献した改善活動の
これからの在り方について、意見交換と討論をおこなってみようと
思っています。
『これからの改善活動の方向性と在り方』
9月の開催日と会場を下記にご案内します。このテーマに関心をお持ち
の皆様、ご自身のテーマをお持ちで他者の意見や考え方も聞いてみたい
と思われる皆様、どうぞお運びください。
日 時:09年9月24日(木)午後6時30分〜8時30分
テーマ:これからの改善活動の方向性と在り方
会 場:神戸市勤労会館303号室(神戸市中央区雲井通5−1−2)
(JR三宮駅浜側を東へ徒歩で約5分)
ご案内サイト:
http://homepage1.nifty.com/koken_pat/kowbow.html
ご連絡先:
メールアドレス <hiro.oshima@nifty.com>
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★開発技術者の仕事力を倍増することを目指しています。
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・開発技術者のための目標達成手法が解ります
・開発の推進に心を砕いておられる人たちの3つの悩み
設定機能と品質の実現、設定期限の遵守、開発品の業績貢献
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・会社の将来の命運を決める開発を成功に導く道が見えてきます
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◆貴社の事業展開や経営管理にOB人材が貢献します◆
地域には能力の高い産業人0Bが大勢います。この人たちの能力を
どのように活かすかが、地域の中小企業、さらには地域全体の発展を
左右すると言われています。
当NPO:産業人OBネットは、地域中小企業と地域全体の発展を願い、
こうしたOB人材を活用して頂くための活動をしています。
・貴社の事業展開や経営管理に産業人OBの活用を考えてみませんか。
・検討してみようとのご意向をお持ちでしたら、下記メールアドレスに
ご一報ください。ニーズの詳細を伺いに当NPOのメンバーがお訪ね
致します。
産業人OBネット理事 大島啓生
Eメール <hiro.oshima@nifty.com>
・当NPOは神戸商工会議所経由で、
国の事業である「新現役チャレンジ支援事業」
に関するニーズ調査活動を受託しております。
まずはお気軽にご相談ください。
------------
特定非営利活動法人 産業人OBネット
〒650-0013 神戸市中央区花隈町7−16 保健会館3階
電話:078-362-4680 FAX:078-341-3052
http://homepage2.nifty.com/sangyoujin-obnet/
E-mail <sanobnet@yahoo.co.jp>
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http://homepage1.nifty.com/koken_pat/岩手県北上生まれの東京育ち。大学卒業後は、自前の人生を神戸で創ってきた。そして今も。 神戸製鋼所勤務後、機械設計技術者出身の中小企業診断士として独立し、経営改善支援会社を設立。得意分野は、目標達成のマネジメント、開発推進のマネジメント、組織横断型活動による経営改善と人材育成、など。講座やセミナーのインターネット配信を行うネット配信塾、誰でも自由参加できる改善実践考房を、主催/運営している。 仕事以外に好きなことは、万葉集、ジャズピアニスト/キース・ジャレットの演奏、ジョギング、日本ハム・ファイターズの野球、といったところ。



