政治・経済

参議院議員森元つねおの国会だより

自由民主党参議院議員森元恒雄の国会での活動報告です。現在の国会の情勢、地方分権や教育問題などに関する情報を、原則週1回配信します。

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【参議院議員森元恒雄の国会だより】

2007/06/12

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 参議院議員 森元つねおの国会だより  2007/6/12--No.269
                http://www.t-morimoto.com/

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● 年金記録問題


 5,000万件という膨大な数にのぼる国民の年金記録が、基礎年金番号
に統合されず、宙に浮いたままの状態になっていることが明るみに出て
以来、社会保険庁の杜撰な年金管理に対する国民の憤りは頂点に達した
感があります。それと同時に、自分の年金記録は果たしてどうなってい
るのか、本来もらえるはずの年金がもらえなくなる畏れはないか。社保
庁への問い合わせが殺到するなど、国民の間に不安が大きく拡がってい
ます。

 基礎年金番号が導入されたのは平成9年1月のことであり、既に10年が
経過しています。にもかかわらず、いまだに5,000万件もの記録が不突
合なまま放置されているのは一体どういうことでしょうか。更に先週、
それ以外にも、昭和29年以前に厚生年金を脱退した方の、1,430万件の
保険料納付記録が電子化されておらず、一部は基礎年金番号とも統合さ
れていないことが明らかになりました。

 社保庁はこれまで何をしていたのか。国民が疑問に思い、不信感を募
らせるのは当然です。30年間役人生活送って来た私から見ても信じられ
ない事態です。しかも、今回の件は、最近新たに発生した問題ではあり
ません。社保庁は、基礎年金番号導入当時、年金記録口数は3億口にの
ぼり、そのうち1億口に基礎年金番号を付し、残り2億口のうち1億5千
万口は基礎年金番号に名寄せしたと言っています。
 国民の将来の生活の糧である年金記録の管理がこのような状態にある
ことは、これまで一度も公表されたことがありません。3年前の年金改
革の際も、未納問題が大きな社会問題になりましたが、今回の件は話題
にもなりませんでした。

 今、政治が取り組まなければならないことは、原因の究明、責任の追
及、そして本来受け取るべき年金額は間違いなく受け取れることを国民
に確約することです。

 年金記録の管理が、今日このような状態にあるのはなぜか。その原因
はどこにあるのか。私が考えるには、その原因は、一つは社保庁の職員
の体質に由来するものであり、二つは年金が申請主義を採っていること
によるのではないかと思います。

 平成12年、地方分権改革の一環として機関委任事務が廃止され、それ
に伴い地方事務官も純然たる国家公務員に移行されました。それまで地
方事務官であった社保庁の職員は、国が任命する国家公務員でありなが
ら、都道府県知事の指揮監督下にあるという特殊な身分であったため
に、国も都道府県も十分目が届かず、いわば組合主導の職場環境が出来
上がっていたのではないか。このため、世間の常識では考えられないよ
うな職場慣行が横行し、非効率な業務運営が行われていたのではない
か。社保庁の職員組合が当局と結んでいた労働協定を見ると、余りにも
ひどいその勤務実態が浮かび上がってきます。

 しかし、この点は、今国会で社会保険庁改革関連法案が成立すれば、
職員の非公務員化を含む社保庁の解体的出直しが行われ、状況は大きく
改善されるものと思われます。

 次に、これまで年金は国民の側から請求があって初めて事務処理が開
始されるという申請主義を基本としていました。このため、年金記録が
宙に浮いているのはむしろ国民の側に非があるとでも言わんばかりに、
事態の改善を永らく放置し、社保庁が年金記録の突合作業を怠って来た
のではないかと思われます。

 しかし、果たしてこのような年金制度の基本的な考え方が広く国民に
理解されていたかというと、甚だ疑問です。特に、企業や役所に勤務し
ている人の場合、年金に関する手続きは企業や役所が本人に代わって全
て行い、年金保険料も給与から天引きされるため、本人は何もしなくて
よいものと思い込んでいるのではないでしょうか。職業や勤務先が変わ
る都度、また結婚や離婚する都度、その旨社保庁に届け出る必要がある
ことを知っている人はどれだけいたでしょうか。この点でも、現在の年
金制度は国民に対して余りにも不親切なしくみになっていると言えま
す。

 今回の問題が明るみに出たことを契機として、社保庁は国民の立場に
立って、未統合年金記録の解消に努めると言っていますが、当然のこと
ではないかと思います。

 今回の問題の解決方法は、宙に浮いた年金記録を速やかに解消し、年
金保険料のかけ捨てが起こらないようにすることです。年金受給権が5
年の時効にかかって消滅しないようにするための法改正が今国会で成立
し、政府が約束しているように今後1年以内に5,000万件の未統合の年金
記録が全て統合でき、さらに1,430万件のファイル分が速やかに確認で
きれば、国民の不安は払拭され、不信感をぬぐうことができると確信し
ています。


                    参議院議員 森元つねお


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