政治・経済

参議院議員森元つねおの国会だより

自由民主党参議院議員森元恒雄の国会での活動報告です。現在の国会の情勢、地方分権や教育問題などに関する情報を、原則週1回配信します。

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【参議院議員森元恒雄の国会だより】

2006/12/08

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 参議院議員 森元恒雄の国会だより  2006/12/8---No.242
                http://www.t-morimoto.com/

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● いじめ問題(3)


 去る11月29日、教育再生会議の有識者委員から「いじめの問題への緊
急提言」が示されました。8項目の提言について、教育委員会、学校、
教員には早急に対応策を具体化して、実行することを望みたいと思いま
す。

 ただ、緊急提言も述べているように、いじめ問題は、学校、教育委員
会だけで解決し、解消することはできません。保護者、地域を含むすべ
ての人々が社会総がかりで取り組まなければならない課題です。こうす
ればいじめはたちどころに無くなるというような即効薬、万能薬はあり
ません。少々大袈裟に言えば、戦後教育やわが国家庭、地域社会の変貌
が子供達に及ぼした総体の結果が、悪い形で集中的に現れたのが、いじ
め問題であるとさえ言えます。いじめ問題に効く即効薬、万能薬がない
のであれば、机上で議論しているだけでなく、現場で試行錯誤を繰り返
しながら対応策を見出していく以外に方法がないのではないでしょう
か。

 これまで余り語られていないことで、今私が考えつくことを、何点か
ご紹介したいと思います。

1. 上級生と下級生でペアを組み、普段から相談相手になってくれる
人を作っておくのはどうでしょうか。いじめられている子供の最大の問
題は、悩みを1人で抱え込んでしまうところにあると言われています。
親や兄弟、友達にも話せないことを上級生なら話せるか、私にも確信が
ありませんが、イギリスのパブリックスクールではこのような試みが功
を奏しているとも聞きます。

2. 授業参観の日を特定せず、父母であればいつでも学校に出かけて
教室で授業参観できるようにするのはどうでしょう。いじめ問題につい
て、特に学校の閉鎖性、隠蔽体質が指摘されています。開かれた学校づ
くりを進めるため、学校、保護者、地域の代表者からなる学校運営協議
会の設置が奨励されていますが、どうしても形式的になりがちです。そ
れよりも、父母が授業中教室にいつでも自由に出向くことができるよう
にする方が、学校や子供達に緊張感を持たせることになるのではないで
しょうか。

3. いじめを放置、助長した教員を懲戒処分して、その責任を明確化
することは必要です。しかし、同時にいじめ問題の解決に全力で取り組
んだ教員を表彰し、評価することによって、いじめ問題に真正面から取
り組む意欲をかき立てることが重要です。私学や塾に比べ、公立の教員
には学校や生徒・児童に対する情熱、愛着心、心意気が薄く、そのこと
がいじめられている子供を救うにも、また、いじめている子供やそれに
加担している子供を指導し、改心させるにも、今ひとつ熱意が足りない
原因になっていると言われています。公立の教員は公務員として身分が
保障されており、人事異動で次々と学校を転勤すること、また、教育や
生徒指導等の実績が給与等の待遇に十分反映されないことが問題ではな
いかと思います。

4. 学校から帰ってから、家の近くで子供達が遊ぶ場所、機会をもっ
と作る必要があります。昔は、小学校から塾通いする子供はほとんどい
ませんでした。また、家の周りには子供が遊べる空間が十分ありまし
た。私なども、小さい頃は日が暮れるまで走り回って遊んだものです。
それが、近頃は都市化が進み、住宅事情も悪くなったこともあって、街
の中で遊んでいる子供達の姿をほとんど見かけなくなってしまいまし
た。昔から「遊ぶ子は育つ」と言いますが、遊びを通じて人が人として
成長していく上で身に付けなければならない多くのことを体験的に修得
することができました。最近は、そのような機会が極端に少なくなって
いるところに問題があります。

5. 子供の能力は多様であり、1人1人の特性を引き出し、それを大
きく育てることが一つの理想の教育の姿です。しかし、残念ながら、今
なお高学歴・高収入を得ることが人生のすべてであるかのような雰囲気
が根強い状況です。そうした単純とも言える価値観から生じた歪みが子
供達の意識や行動にも陰を落としているのかもしれません。子供達が1
人1人の違いを認め合い、尊重し合い、また、物事を様々な角度から見
つめ、判断できるようになることが重要です。そのためには、親も学校
も、まず自分達から変わらなければいけないと思います。

6. 家庭での子育てや教育のあり方を根本的に考え直さなければなり
ません。いじめ問題に限らず、最近顕著になってきたわが国社会の様々
な歪みの多くは、家庭の姿が大きく変わってきたところにその根源があ
るように思います。教育再生会議の最大のテーマは家庭のあり方につい
てその方向を示すことではないかとさえ思います。しかし、それだけ
に、今ここでそれを語り尽くすことはできません。これからも折に触れ
て家庭について考えていきたいと思います。


                    参議院議員 森元恒雄

< 参考 >
教育再生会議「いじめ問題への緊急提言」(2006年11月29日)
http://www.t-morimoto.com/files/20061129ijime.pdf

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