政治・経済

参議院議員森元つねおの国会だより

自由民主党参議院議員森元恒雄の国会での活動報告です。現在の国会の情勢、地方分権や教育問題などに関する情報を、原則週1回配信します。

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【参議院議員森元恒雄の国会だより】

2006/07/10

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 参議院議員 森元恒雄の国会だより  2006/7/10---No.221
                http://www.t-morimoto.com/

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● 歳出・歳入一体改革(2)


2 地方財政

 地方財政については、今回その削減規模が明示されなかったことは良
かったと思います。地方自治体も引き続き行政改革を断行し、歳出削減
努力しなければならないことは言うまでもありません。しかし、地方自
治体は、既にこれまで国を上回る歳出削減を行っており(国の1.6兆円
に対し、地方は4.7兆円)、基金も底をつき、予算編成に四苦八苦して
いる状況です。

 国と異なり、財政の枠組みを自ら決定できない地方自治体は、まさに
与えられた財源の範囲内でしか歳出予算を組むことができず、赤字地方
債の発行一つとっても国や県の許可がなければ自分の意思だけではまま
ならない状態です。その中で、必至に事務事業や組織定数を見直し、何
とか収支尻を合わせ、持ちこたえている状態です。国の基礎的財政収支
は依然赤字である中で、地方のそれは既に黒字に転じているとの理由
で、さらに厳しく地方財政を切り込むようなことがあれば、地方の反発
を招くことは確実です。そんなことをすれば、これからはどこも自己努
力しなくなることは必定です。もし強行すれば、地方自治体の国に対す
る信頼感はすっかり地に落ちてしまうでしょう。

 そもそも、地方自治体の仕事の多くは、国によってその枠組みが決め
られており、地方が自らの判断でその規模、内容、手法等を勝手に決め
ることができません。国庫補助負担事業がその最たるものですが、地方
単独事業に分類されるものの中にも、同様のものが沢山あります。ま
た、地方の単独事業の中には国庫補助負担事業の足りないところをそれ
で補完しているものも数多くあります。このため、地方の歳出をこれ以
上削減しようとするなら、地方自治体に歳出削減を求める前に、国自ら
が地方に強制している制度や施策を見直し、事務事業の実施基準を引き
下げるなどの措置を講ずることが必要です。そのような努力をしないま
まに地方自治体に歳出削減を無理強いすれば、極端な場合、地方自治体
は財源が足りないために、不本意ながら国の法令等に違反せざるをえな
いという事態に立ち至らないとも限りません。

 さらに、地方財政規模の削減は、地方自治体間の格差の拡大をもたら
すことに留意する必要があります。しかし、残念ながら地方財政規模削
減論者のほとんどがこのことに気づいていないのではないかと思われま
す。その具体例は不交付団体です。地方交付税がいくら削減されても不
交付団体である東京都は全くその影響を受けません。むしろ、景気回復
の流れの中で税収が伸び、財政規模は拡大しています。

 また、交付団体において、比較的税収の割合が大きい豊かな団体とそ
うでない団体との間の格差が拡大します。なぜなら税収の25%は留保財
源として地方交付税による財源調整の対象外とされているために、税収
が多いほど留保財源が多くなるからです。

 つまり、地方財政規模、即ち地方交付税が削減されればされるほど、
地方自治体間の財政格差が拡大し、貧しい団体により大きなしわ寄せが
行くことになることを忘れてはいけません。これを解消するには、地方
交付税の配分基準を調整するか、地方税の税目や課税標準の配分基準を
変更する必要があります。


                    参議院議員 森元恒雄


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創刊日:2002-05-26  
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