政治・経済

参議院議員森元つねおの国会だより

自由民主党参議院議員森元恒雄の国会での活動報告です。現在の国会の情勢、地方分権や教育問題などに関する情報を、原則週1回配信します。

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【参議院議員森元恒雄の国会だより】

2006/06/26

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 参議院議員 森元恒雄の国会だより  2006/6/26---No.219
                http://www.t-morimoto.com/

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● 公共放送とNHK


 先週、これからの通信・放送のあり方について、政府・与党間で合意
が成立しました。

 その中で、NHKについては、ガバナンスの強化、衛星放送の削減、
製作部門の子会社化、外部調達の拡大、番組アーカイブの有料公開、国
際放送の開始、受信料支払いの義務化・罰則化の方向が示されました。

1.NHKのチャンネル削減

 竹中大臣の私的懇談会「通信・放送の在り方に関する懇談会」は、N
HKのチャンネル数を現在の8チャンネルから5チャンネルに削減すべ
しとの報告書をとりまとめました。しかし、NHKのチャンネル削減に
ついては党内に慎重論が根強く、党の通信・放送産業高度化小委員会
は、地上波と難視聴解消のための衛星チャンネルは最低限維持すべきで
あるとした上で、その他の衛星チャンネルについても、削減後のチャン
ネルがこれまで以上に有効活用されるよう十分詰めた検討が必要である
としています。

 NHK内部で不祥事が相次いで発生したことから、NHKに対する批
判が高まっていることは事実です。しかし、わが国の公共放送を担って
いるのは唯一NHKしかない訳ですから、NHK憎しとも言うべき一時
の感情論だけで結論を出すことは決して褒められたことではないと思い
ます。NHKには失われた信頼を一日も早く取り戻すべく猛省を促し、
総点検、組織の建て直し、経営改善に全力で取り組んでもらわなければ
なりません。しかし、NHKがダメだから新たにNHKとは別の公共放
送の担い手をつくれるかといえば、そんなことはありえない話です。こ
こはNHKの建て直しとわが国の公共放送のあり方は別の問題であると
して、両者を切り離して考えるべきだと思います。

 欧州各国と比較しても、わが国の公共放送のチャンネルは決して多く
ありません。特に、わが国の民間放送の実情からすると、これ以上民間
放送のチャンネルを増やすことにどのような意味があるのかとさえ思い
ます。何か世間の耳目を集めるような事件が起こると、いずれの局も一
斉に同じ番組を流すような民放をこれ以上増やして一体何の意味がある
のでしょうか。不祥事を抜きにすれば、わが国の放送分野で今問われる
べきは、世界的に見てもレベルが低いといわれる(数字で客観的に比較
できないのは残念ですが)わが国の民間放送の番組の質をいかにして向
上させるかということではないかと思います。

2.NHK受信料の引き下げ

 竹中大臣の私的懇談会の報告書は、NHKの受信料について、大幅に
引き下げるべきであるとしています。しかし、この点についても党内で
は異論が多く、先の小委員会は「妥当な引き下げにより番組の質の低下
につながらないよう十分な注意が必要である」と釘をさしています。そ
して、政府与党合意では「NHK内部の改革を進めた上で、受信料引き
下げのあり方」の「検討を早急に行い、必要な措置を取る」として、含
みを残した形になっています。

 NHK受信料が高いか低いか、それは何を基準にして考えるかにもよ
ります。無駄なコストは極力省かなければいけないことは言うまでもあ
りません。しかし、安かろう悪かろうでは公共放送の質、公共放送の役
割が問われます。

 ともすれば視聴率競争に走り、視聴率至上主義になりがちな経営を
行っている民放に、質の高い多くの番組を期待できないのは残念なこと
です。民放各局としても、視聴率が取れさえすればよいというのではな
く、もっと質の高い番組作りをめざそうというインセンティブが働くよ
うにするためにはどうすればよいのか。具体策を真剣に考えるべきでは
ないかと思います。民放に自主的な努力を期待できないのであれば、あ
とはスポンサーになっている企業各社に、質の悪い番組にはお金を出さ
ないようにしてもらうしかないのかも知れません。


                    参議院議員 森元恒雄

< 参考 >
通信・放送の在り方に関する懇談会 報告書
http://www.t-morimoto.com/mmfiles/20060626-1.pdf
今後の放送・通信のあり方について
(自民党通信・放送産業高度化小委員会)
http://www.t-morimoto.com/mmfiles/20060626-2.pdf
通信・放送の在り方に関する政府与党合意
http://www.t-morimoto.com/mmfiles/20060626-3.pdf


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