政治・経済

参議院議員森元つねおの国会だより

自由民主党参議院議員森元恒雄の国会での活動報告です。現在の国会の情勢、地方分権や教育問題などに関する情報を、原則週1回配信します。

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【参議院議員森元恒雄の国会だより】

2006/04/17

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 参議院議員 森元恒雄の国会だより  2006/4/17---No.209
                http://www.t-morimoto.com/

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● 小さな政府、効率的な政府


 「歳出削減策を党でまとめてほしい」との小泉総理の要請を受けて、
先週歳出改革に関するプロジェクトチームが発足し、総勢百余名の議
員参加の下、5つの班に分かれて作業を開始しました。

 財政再建については、基本的に次の手順で進めていくことで概ね党内
の合意が成立しています。
 第一、名目成長率4%の達成をめざして景気浮揚、生産拡大を図り、
税の自然増収を確保する。
 第二、政府の資産を売却し増収を図る(ただし、これは金額的にはせ
いぜい10兆円程度にとどまり、しかも1回限りのものなので、余り多く
を期待することはできません)。
 第三、小さな政府をめざして、全ての歳出項目にわたってその削減の
可能性を追及する。
 第四、その上で、以上3つの手段だけでは財源不足を解消することが
できない場合には、国民の理解を得て増税を検討する。

 なお、財政再建の目標については、まずは依然として現在14兆円の赤
字である基礎的財政収支(プライマリーバランス:歳出項目から債務の
元利償還費を除いたものの収支)を、2011年度目途に均衡を図ることと
しています。しかし、これはあくまで財政再建の一里塚にすぎず、この
ままでは債務残高は利払い費相当額だけ増え続けます。したがって第
二、第三の目標は、利払い費を含めた財政収支の均衡、そして元金償還
費も含めた財政収支の均衡、黒字化にあることは言うまでもありませ
ん。

 第一、第二の目標については異論がないと思います。問題は第三の目
標です。小さな政府をめざすことについては、国民の大半がこれを支持
しているように見えます。行政改革推進法案では民主党も与党案を上回
る人件費等の削減を対案として提出しているほどです。
 しかし、小さな政府をめざす基本的な方向は間違っていないとして
も、果たしてどこまで歳出を切り込むことができるのか。一つ一つの施
策の内容に踏み込んで削減案を提示すれば、多くの項目について国民か
らノーと言われかねない気がしてなりません。総論賛成、各論反対の典
型的なケースになるような気がします。

 例えば、最大の歳出項目である社会保障費については、2年前の年金
改革、昨年の介護保険及び医療保険制度の改正の過程で既にやれること
はやって来ました。しかも、年金については、あの程度の負担増、給付
減でも国民からはノーの意思表示があり、現に自民党は直後の参議院議
員選挙で敗れました。

 人の健康や命に直結する医療について、小さな政府をめざすとは具体
的に何を意味しているのか。それは健康保険が適用される疾病や治療行
為の範囲を限定するとか、自己負担の割合を引き上げるとか、診療報酬
や薬価基準の単価を引き下げる以外にない訳ですが、現行制度を大幅に
変えることに国民が納得するでしょうか。

 他にも、治安が悪化している中で警察官の数を減らしたり、教育の充
実が叫ばれているのに、学級編成基準を40人から例えば50人に増やすこ
とに国民は同意するでしょうか。

 不要、不急な仕事を止め、無駄を省き、競争原理の導入等で執行コス
トを下げること、即ち効率的な政府をめざすことは、いわば当然のこと
であり、ほとんど議論の余地がないと思います。

 しかし、小さな政府については、その具体策となると、国民の理解、
納得を得ることは容易なことではありません。それだけに、歳出削減策
についてはアバウトな削減幅、削減額の総額を示すにとどまらず、まさ
に個別具体の施策がどう変わるのか、どう変えざるをえないのか、それ
を分かりやすく国民に提示することが何より重要な作業になると思いま
す。

 そのことを丁寧にやらずに荒っぽい議論で終わってしまうようであれ
ば、歳出削減にしろ増税にしろ、再び国民から我々は手痛いしっぺ返し
を受けるに違いありません。


                    参議院議員 森元恒雄


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