政治・経済

参議院議員森元つねおの国会だより

自由民主党参議院議員森元恒雄の国会での活動報告です。現在の国会の情勢、地方分権や教育問題などに関する情報を、原則週1回配信します。

全て表示する >

【参議院議員森元恒雄の国会だより】

2006/04/10

■□■===============================================■□■

 
 参議院議員 森元恒雄の国会だより  2006/4/10---No.208
                http://www.t-morimoto.com/

■□■===============================================■□■


● 靖国参拝問題


 中国及び韓国との外交上の最大の懸案事項が、靖国参拝問題であるこ
とは間違いありません。靖国神社への参拝は、先の大戦で日本及び日本
国民のために犠牲となって命を落とした多くの人の御霊の安寧を祈り、
再びあのような悲惨な戦争を引き起こさないことを誓うものです。ま
た、政府の見解は、昨今の総理及び閣僚の参拝は私人としての行為であ
り、他国から干渉され、非難される謂れはない、というものです。

 しかし、相手国がそれを理解せず、受け入れない限り、事態打開が儘
ならないのが外交関係です。さりとて、事が心の問題であるだけに、日
本側が無原則的に譲歩することも、足して二で割ることもできません。

 そこで、過日の参議院予算委員会において、このような問題において
こそ解決の糸口を見出すために知恵を出すのが外交のプロ集団たる外務
省の仕事ではないかと麻生外務大臣に問い質したのですが、残念ながら
妙案は示されませんでした。妙案があるぐらいなら既に実行していると
言えばそれまでですが、私としては質問を通じてさらに外務省はじめ政
府が努力することを願ったつもりです。

 靖国問題が両国との関係、外交のみならず経済や文化交流、あるいは
観光をはじめとする人的交流など様々な分野でどれほど悪影響を及ぼし
ているのか定かでありません。それを数量的に検証することも不可能な
ことです。また、仮に靖国問題が解消しても、両国のわが国に対する態
度が変わらない限り、すぐに別の問題が浮上してくるだけだとの意見が
一部にあるのも事実です。

 しかし、靖国問題がネックとなって日中、日韓の首脳会談が開けない
というのはどう考えても正常ではありません。いつまでもこのような事
態が続くことは何とかして避けなければなりません。

 そんな中で、先週読売新聞社の渡辺会長・主筆に党の国際局の外交勉
強会に講師としておいでいただき、1時間半にわたってお話をお聞きす
る機会がありました。話題は多岐に亘りましたが、靖国参拝問題に関す
る渡辺会長の見解は、(1)靖国参拝問題のポイントはA級戦犯の合祀
にある。(2)我々は極東軍事裁判が下したA級戦犯をそのまま受け入
れることは出来ないが、幾多の同胞の尊い命をむざむざと失わせた当時
の指導者の戦争責任を日本人自らの手で改めて追求する必要がある。
(3)その作業を行えるのは国権の最高機関である国会をおいてない。
(4)そこでA級戦犯とされた人の霊は分祀すべきである。(5)それ
に靖国神社が従わないのであれば法的措置をとるべきである。(6)国
会の作業が終わるまでの間は、総理はじめ閣僚の靖国参拝は見合わせる
べきである、というものでした。

 このように手続き面まで踏み込んだものではありませんが、同様の考
え方は、既に昨年9月石原東京都知事も産経新聞への投稿の中で述べて
おられます。「あの裁判の非正当性にかまけて我々があの戦争の真の責
任者について確かめることなしに過ぎてしまうなら、他国からいわれる
までもなく、我々はあの戦争という大きな体験を将来にかけてどう生か
すことも出来はしまい。そしてそこにこそ、隣国たちは居丈高につけこ
んでくるのではないか」と。

 確かに、誰に戦争責任があったかを問うことなしに、多くの人の命を
みすみす失わせることに手を貸した責任者と、その犠牲となった人を同
列に祭ることは考えてみればおかしなことです。日本人自らの手で先の
戦争責任を検証し直す作業を開始する。そして、そこに靖国参拝問題解
決の糸口を見出すとの提案は、十分に検討に値するものではないでしょ
うか。

 昭和53年春、靖国神社がA級戦犯を合祀したことが報ぜられて以来、
天皇・皇后両陛下の靖国参拝が途絶えています。それは、合祀に対し両
陛下が不快の念を抱いておられることの消極的な意思の表れであると言
われています。
 これが意味することは、私達としても重く受け止めなければならない
ことではないでしょうか。


                    参議院議員 森元恒雄


◆=====================================================◆

☆参議院議員森元恒雄事務所☆
〒100-8962東京都千代田区永田町2-1-1参議院議員会館325号室
TEL 03-3508-8325  FAX03-5512-2325
ホームページ
http://www.t-morimoto.com/
メールアドレス
tsuneo_morimoto01@sangiin.go.jp

――――――――――――――――――――――――――――

● メルマガの解除は、
http://www.t-morimoto.com/mm.htm
(「まぐまぐ」でご登録の方)
にて、解除の手続きをよろしくお願いいたします
(「melma!・メルマ」でご登録の方は最後尾で↓)。

手続きをしても解除されない場合等は、
アドレスの転送設定等をご確認の上、
tsuneo_morimoto01@sangiin.go.jp
までご連絡ください。

● メルマガの新規登録は、
http://www.t-morimoto.com/mailform/mmm.htm
にて受付中です。

=========================================================
  【「参議院議員森元恒雄の国会だより」の著作権は、
    森元恒雄事務所に帰属します。】

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2002-05-26  
最終発行日:  
発行周期:週刊  
Score!: 92 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。