フィンランドからサウナ通信
発行日:12/22
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■ ◆フィンランドからサウナ通信◆ 第56号 2004年12月22日発行
□ ・・美容と健康に、楽しい団欒に・・
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■ 目 次
1.フィンランドはこんな国---フィンランドのメディア その2 新聞と雑誌
2.フィンランドサウナ--サウナの健康効果
3.トピックス
(1)経済協力機構(OECD)の2003年の学習到達度調査 フィンランドが世界トップに
(2)竹MEETSフィンランドデザイン展
4.季節の便り
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1. フィンランドはこんな国---フィンランドのメディア その2 新聞と雑誌
フィンランドには、210紙の日刊から週刊の新聞があり、総発行部数は約350万部。人口当たりでは、ノルウエ―、日本に次いで世界で3番目に多い。最大の全国紙はヘルシンギン・サノマット紙。全国ネットでは、テレビ・ラジオ局のフィンランド放送公社(YLE) と民放テレビ局のMTVがある。(フィンランド大使館広報部「FINLAND FACTSHEET」2004/6より)
<新聞>
フィンランド初の新聞は1771年にトゥルクで発行されましたが、定期発行は1809年にロシアから自治権を認められてからでした。現在も発行されている最古の新聞は1824年に創刊されたスウェーデン語の「オーボ・ウンデルラッテルセル(Abo Underrattlelser)」です。また、最も長い歴史を誇るフィンランド語紙は、1847年に創刊された「ウーシ・スオミ(Uusi Suomi)」です。
現在フィンランドには、210紙の日刊から週刊の新聞があり、総発行部数は約350万部と言われています。全紙の3分の1は、予約制で家庭に届けられます。新聞の収入は購読料と広告料とで半々です。
最大の「ヘルシンギン・サノマット(Helsingin Sanomat)」紙は、ヘルシンキ市民の4分の3が読んでいますが、発行部数50万を越える全国紙で、フィンランド全土で読まれ、推定読者は100万人といわれています。その夕刊紙「イルタ-サノマット(Ilta-Sanomat)はフィンランド第2の全国紙です。
タンペレとトゥルクの日刊紙はヘルシギンの4分の1の発行部数に過ぎません。
<雑誌>
フィンランドでどれほどの雑誌が発行されているかを知るのは殆ど不可能とのことです。従来の定期刊行雑誌の他に、膨大な数のパンフレットや「読み棄て」印刷物が出回っているためです。誌数を調べる指標の一つは郵便局経由で送られる雑誌数ですが、1100種を超えるものと推定されます。このうち約1000種は商業ジャーナルや専門分野、専門職関係の雑誌です。
<書籍>
毎年驚くほど多くの本が出版されます。少々古い数字ですが、1997年に8000のノンフィクション、1000のフィクションが出版されました。殆どはフィンランド語ですが、スウェーデン語も多くあります。翻訳本も約2000を数えました。
精々500万人の国で、こんなに多く出版されるのは、市場が競争市場でないためと言われます。フィンランド語の本は、英語やスペイン語に比べ価格が高い。作者は余り金にならなず、出版物の半分は収支トントンといわれます。それでも、美術書、教育図書或いは教科書から生み出され利益で、他の分野を補填しているからです。
<メディア>
フィンランド最大のメディアは、サノマ-WSOY(Sanoma-WSOY)で、2大新聞、「ヘルシギン・サノマット」と「イルタ・サノマット」、第2位のビジネス紙「タロウス・サノマット(Taloussanomat)」のオウナーです。また19のマガジンを発行し、フィンランドの約半数の図書の出版を手掛けています。更に、全国ネットの民間TVの1チャネルとケーブルTV数社を擁しています。
第2のメディアはアルマ・メディア(Alma Media)で、スウェーデン資本系です。民間TVとラジオ放送を所有する一方、フィンランドでトップの日刊ビジネス紙と3大地方紙のオウナーです。
第3位が公共放送のフィンランド放送公社(YLE)です。
2.フィンランドサウナ---サウナの健康効果
サウナの健康効果は、日本でお風呂の効用を縷々述べるようなもので、フィンランドでは余り詳細なものはありません。フィンランドサウナ協会の会長の「サウナと健康」(注:本紙第50号で発信しております)が唯一のものと思います。今回は、数あるフィンランドの或るホームページから、一般的な解説を紹介します。
<サウナの良さとは>
サウナに入ると、熱によって皮膚に近い血液の循環を促がされ、発汗が進みます。それは身体から不要な物質を取り除き、全体の循環を促進します。中世においては、医者(healers)は病気を治すのにサウナに頼り、神官(priests)はその熱気を、悪霊を追い払うのに利用しました。
発熱は病気の兆候ではありますが、実際には身体の自然な治癒反応の一部です。サウナの熱は身体の自然の熱と同様、治癒反応を引き出し"人工熱"と呼ばれます。
サウナの発汗入浴は、自律神経、脳下垂体や副腎を活性化させるのに役立ちます。
<インフルエンザと風邪>
サウナが風邪の予防的役割を果たしているとの研究は有りませんが、1989年ドイツ人の研究で、1週間に2度サウナ入れば、入らない人より半部の人しか風邪を引かないことを発見しました。サウナに入れば、風邪やインフルエンザのビールスが生存できない80℃の熱い空気を吸い込むことになるからです。
<心臓病の予防>
"若しも高血圧(またはその傾向がある時)や心臓病が有る場合には、サウナは役に立ちます。"最近、日本の科学者の研究で、"サウナ入浴は心臓には適度な運動と同じ効果がある"と結論づけました。"サウナ治療を繰返すことは血管の機能を改善し、心臓機能の改善をもたらし、またその兆候が見られる"と鹿児島大学と南風病院の木原貴士・医学博士のグループが学会で発表しました。(注:本紙第26号の「サウナの温熱療法」で詳細を発信しております)
<解毒作用>
サウナの発汗入浴は、広範囲な解毒作用をします。サウナは人為的な"熱"を発生させ、身体の色々な器官の運動を促します。外面上リラックスしていても、内部の器官はあたかもジョッギングしたり芝刈りをしているように働いています。同時に、皮膚から汗と共に多くの不要な物質が排泄され、身体の内部よりクリーンになります。
身体から毒物を除去するため熱気ストレスを利用する方法は、古代まで遡れると言われます。サウナ治療、食事療法、また物理的処置のような様々な解毒様式によって、残った毒は身体から除去することは可能です。しかしサウナは、最近の食事、医療、そしてバイオケミカル文献において、残余の毒物を科学的に安全に排出すると証明された唯一の解毒方法であると、環境保全庁の科学顧問のDr. David W Schnara,は述べています。サウナの20分は、腎臓の24時間の仕事に匹敵すると言われます。
<免疫システムの改善>
サウナの人為的な熱は、身体の白血球の数を増加させ免疫システムの改善します。
熱治療の効果に関する1959-レヴュウ誌には、Mayo Clinicの研究者が発見したものですが、人為的な熱により血液中に58%増の白血球が確認された言われます。研究者は更に人為的な熱は白血球そのもの活動を増加させると言っています。白血球が作られ、免疫システムの本来の働きが増加するに従い、その血流への投下率もまた上昇します。そのため、抗体の発生はスピードアップし、インターフェロン、癌攻撃性質を持つ抗ビールス蛋白も増加します。
加えて、人為的な熱により上昇した身体の温度は、免疫システムにそれ自身の力を持つまでの時間に、殆どのバクテリアとビールスの増加率を減少させます。勿論、多くのサウナ入浴者は、快適な長い発汗入浴が風邪やインフルエンザの初期には、実際の兆候が現れる前に、病気を防ぐことに役立っていることを経験で知っています。
<皮膚に現れる効果>
サウナに入り、血流(血圧ではありません)が増加しすると、皮膚の毛穴は広がり、脂肪、死んだ皮膚細胞、化粧品、にきび、更ににきび発生バクテリアなどが除去され、皮膚深くまた完全にクリーンになります。皮膚は、より健康に、よりフレッシュに、またより若返る様に見えます。血流の増加はまた、赤血球と白血球を身体の表面により多く供給することにより、皮膚の切り傷の治癒を促進します。
<運動選手やボディービルダーに対する効果>
激しい筋肉の活動は、筋肉の疲れを引き起こします。これは筋肉に大量の乳酸と二酸化炭素が作られるからです。この消耗が早ければ早いほど、筋肉の疲れは早く回復します。
サウナでは運動の時に作られた過剰な乳酸は除去され、疲れて痛んだ筋肉はリラックスされ、関節の凝りは軽減されます。運動選手は激しい運動の後でしばしばサウナを利用するのはこのためです。
<注意> 皆さんは、かかりつけのお医者さんと常に健康チェックをすべきです。お医者さんはサウナに関する注意事項を教えてくれるでしょう。(以上文責:当社)
フィンランドには、"サウナは貧乏人のドラックストアーである"と古くから言われています。今ではお医者さんが頼りになっており、ホームページでも最後にこのような断り書きが書かれています。
3.トピックス
(1)経済協力機構の2003年の学習到達度調査 フィンランドが世界トップに
経済協力開発機構(OECD)12月7日、国際学習到達度調査(PISA)の結果を発表しました。これは、加盟国を中心とする41カ国・地域の15才以上の男女計約27万6千人を対象に実施し、2002年に続く2度目の調査です。
この調査の結果、フィンランドは数学的応用力、科学的応用力、読解力、および問題解決能力の分野において上位の成績をおさめました。
フィンランドは数学的応用において香港に次いで2位となりました。同じく韓国、オランダ、日本もまた、上位に入っています。学識の平均値の観点から見ると、フィンランドの数学的応用力はこれまでの学習到達度調査に比べ向上しました。
フィンランドは科学的応用力、読解力においては、他の上位国である日本や韓国を押さえ、1位となっています。また、フィンランド人の科学の学習能力は、調査に参加した他の国々に比べ、レベルが高く、またレベルにばらつきがないという特徴が見られます。
今回の調査では、新しく問題解決能力の調査が行われ、フィンランドは上位に入っており、フィンランドの問題解決能力を達成しなかった成績下位者(5%)は相対的に最も少なかったと言われます。
フィンランド教育委員会は数学、科学の成績が夫々第1回より向上した理由として、96年に始まった「数学・自然科学における技術向上プロジェクト」の影響を上げています。企業やメディアを巻きこんで、数学、科学への関心を高め、小学校の教師でも数学を専門に教える資格を取れば特別給が加算される制度が出来ました。
またフィンランドの7〜14才児の総標準授業時間は、2001年のOECD調査によると、加盟国で最短であったと言われます。
一方、日本は、前回8位だった「読解力」が加盟国平均に相当する14位に低下。「数学的応用力」も1位から6位に下がりました。「科学的応用力」は前回と同じ2位を維持し、初調査の「問題解決力」は4位です。日本の文科省などによると、成績上位のフィンランドや韓国などは教師の質の高さが共通しているとコメントしています。
<数学的応用力の上位ベスト10>
1. 香港、2.フィンランド、3.韓国、4.オランダ、5.リヒテンシュタイン、6.日本、7.カナダ、8.ベルギー、9.マカオ、10.スイス
<読解力の上位ベスト10>
1. フィンランド、2.韓国、3.カナダ、4.オーストラリア、5.リヒテンシュタイン、6.ニュージーランド、7.アイルランド、8.スウェーデン、9.オランダ、10.香港、…14.日本
(2)竹MEETSフィンランドデザイン展
フィンランドを代表する中堅、新進のデザイナー、建築家、クリエーター、ウッドアーティスト10人が、山口県・萩産の竹を使って作った家具、衣服、生活用品などを展示した「竹のイルミネーションと竹MEETSフィンランドデザイン展」が、東京・西新宿の新宿パークタワー1Fアトリウムで開催されました。
会場全体を竹空間とし、展示品には、椅子やランプ、トレーやテーブル小物、靴べら、サウナポットなど60点、天井には竹と灯りを組合せたイルミネーションもあり、来場者の関心を集めていました。期間は11月29日から12月26日。
主催者の萩商工会議所によると、山口県は日本有数の竹林面積を誇り、とくに萩地域の良質の竹は、その集積度が日本一だそうです。同会議所は、この竹素材を活用した事業化に取組み、昨年度から萩ブランド確立のために、萩の竹にフィンランドデザインを付加した、日本にはない斬新な発想による竹製品の創作を始めました。
フィンランドデザインは、人間工学、または人間生活工学に立脚したデザインの良さ機能性・耐久性に優れ、シンプルで優しい曲線を生かした安らぎ、落着きを与え、自然素材や色使いの気持ち良さなどが、国際的に評価されています。
今回のイベントは、フィンランドには叢生しない竹の素材に挑み、今までにない竹の魅力・可能性を引き出すことにより、「新しい竹の存在感」と「素材としての竹の素晴らしさ」をアピールしています。
4.季節の便り
ヘルシンキ発21日の東京便に急遽、貨物の搭載を依頼しましたが空きがありませんでした。日本へのクリスマスプレゼントで一杯だったのでしょう。
フィンランドではクリスマスは最大の祝祭です。そして、クリスマス前の最後の日曜日は、クリスマスツリーを見付に行く日です。クリスマス・イブの前日に飾り付けをし、ツリーのロウソクも、前日に始めて点されます。サウナもフィンランドのクリスマスには欠かせないものです。田舎では今でも、クリスマス・イブには殆ど全てのサウナ小屋から煙が立ち昇ります。
クリスマスは、家族とくに子供達を中心としたお祭りです。そのため、お店やレストラン、ホテルなども閉鎖される所が多く、また交通機関も殆ど動きませんので、旅行者には不便な時期でしょう。
しかし、フィンランドの北極圏ラップランドなどクリスマスシーズンに観光客が多い地方ではそんなことはありません。
ところで、このラップランド屈指のリゾート地・サーリセルカが、日本の讀賣新聞(夕刊)の「いぶにんぐスペシャル“レジャー&趣味”の旅欄」に掲載されるそうです(12月27日)。当地はホテルやスパ、スキー場などの各種施設が整っており、冬はスキーの他、スノーモービルやトナカイ、犬ゾリも体験でき、オーロラ観測にも適している所です。期待しております。
■登録/解除の方法
http://www.izumikosan.co.jp/top11.html
「フィンランドからサウナ通信」はこのURLで何時でも登録/解除が可能です。
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◆「フィンランドからサウナ通信」◆ 2004年12月22日 第56号発行
・発行責任者:フィンランドサウナの輸入販売元の泉興産株式会社
〒166-0011東京都杉並区梅里2−40−19(ワールドビル2階)
TEL03−5305−3477 FAX03−5305−3488
・E-mail :misa@izumikosan.co.jp
・URL:http://www.izumikosan.co.jp
・「フィンランドからサウナ通信」の転載複写は発行者の承認が必要です。
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