語学・言語学

法話「暮らしの中の仏教語」

日本語は仏教語に取り囲まれている。
仏教語を使わずには一日も暮らせない。どんな言葉があるか吟味してみよう。

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暮らしの中の仏教語  今日の法話 第214話

2008/04/10

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-----------------暮らしの中の仏教語 第214話---------------

*******今回のお話は「絶後 再甦(再生) 更生」***************
                     毎月10.20.30日発行
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 第214話 通算873話 絶後 再甦(再生) 更生
 
 禅語に「絶後再甦・ぜつごさいせい」という言葉があります。
禅学辞典によれば「大死一番して後、初めて真に生きること。
煩悩を絶断しつくしたところに、真実の生き方があること」だと
出ていました。
絶後は、「空前絶後の事件」などと使われ、
将来二度と起こらないことに用いられる語となっていますね。
でも元々は、息が絶えた後ということです。

 夏目漱石は禅に詳しいお方でしたから、
〈我が輩は猫である〉の中で
「絶後に蘇る底の気魄がなければ駄目だ・・」と、
本来の意味で用いております。

 また再甦の甦は、更と生が合わさった字でソとも読み、
蘇と同義です。
再甦の字義からしても、漱石の言う〈絶後に蘇る底の気魄〉は、
禅語の絶後再甦を踏まえて表現した文だと言えるでしょう。

 禅で言う絶後の再甦とはあくまで精神的なことで、
「煩悩だらけの貴方は死にました。
そして本来の貴方として生まれ変わってきました。
そのようなつもりで、今後しっかりやりなさい!」
ということだと思います。

 ちなみに近年では、再甦とか再蘇という語はあまり使われず、
再生とか更生という語に置き換えられて来ました。
また、再甦を置き換えた再生も、甦を二字にした更生も、
蘇生と違う意味を表すことになりましたね。

 一度死んだ者が、使い古しの体に甦っても、
そんな体では、また死ぬしかないでしょう。
新しい体・新しい気魄に変わってこそ、
再生した甲斐があろうというものです。
 録音・録画されたものの再生のように、
同じものの繰り返しは仏教的再生ではありません。
再生紙のように、
新しく別のものになって生き返るのが本来の再生です。

 私達の体の再生はともかく、
心くらいは生前のうちに「絶後の再生」をして、
向上の一路を辿ることに致しましょう。

    終わり
 
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編集後記
  
 桜前線がドンドン北上し、
日本中が花盛りという季節を迎えました。
皆様には如何お過ごしでしょうか。 
 
〒567-0854   大阪府茨木市島1−18−26 
電話 072-630-6201   【 青 山 社 】     より

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今回もお読みいただき、ありがとうございました。
                                                 A.K.
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