語学・言語学

法話「暮らしの中の仏教語」

日本語は仏教語に取り囲まれている。
仏教語を使わずには一日も暮らせない。どんな言葉があるか吟味してみよう。

全て表示する >

暮らしの中の仏教語  今日の法話 第96話

2005/01/20

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

-----------------暮らしの中の仏教語 第96話---------------

*******今回のお話は「塵も積もれば山となる」***************************
                     毎月10.20.30日発行
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

=======広大寺からの ご 案 内 ==========
テレホン法話
 毎回皆様にお届けしている
広大寺「暮らしの中の仏教語」の最新のお話を
電話でもお届けしております。
ぜひこの機会にダイアルしてみては如何でしょうか?
 3分弱でお聞き頂けます。
※普通通話料のみご負担下さいませ。

電話番号は  0250−23−1155  こちらまで!

 
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
第96話 通算755話 塵も積もれば山となる
 
 今回は、「塵も積もれば山となる」という句が、
大智度論という仏教書からきていることを知って頂きたいと思います。

鳩摩羅什訳「大智度論」巻94に
「此の業の果報を受くれば、則ち度を得べきこと難し
 譬えば微塵を積みて山と成さば、移動するを得べきこと難きが如し」
とあります。これに典拠しているということですね。

 「微塵」は、文字通り、微細な塵のことです。
仏教では煩悩を塵垢に喩えますから、
この文言で言う微塵は、貪欲・瞋恚・愚痴の三毒煩悩に他なりません。

 今では良いものが集まる意味でも使われる「積もる塵」ですが、
本来は悪いものの喩えでした。

 こんな話があります。
お釈迦様のお弟子の一人に、パンタカという方がおられました。
頭が弱く、何度教えを聴いても覚れません。
そこでお釈迦様は彼に箒をあずけ、
「塵を払い 垢を除かん」と唱えながら掃除するようにと
指導なさったのです。

 ある日、パンタカは掃除をしながらハッと気づきました。
そしてお釈迦様のところへ跳んで行き、こう申しました。
「塵とは私達の煩悩のことですね」。

 お釈迦様は彼が覚ったことを証明し、
彼は以後、皆から「パンタカ尊者」と敬われるようになりました。

 私達の煩悩は、塵が降り積もるように、
いつの間にか我が身に降り積もります。
そして降り積もった煩悩は、
覚ることを阻害する困った存在にまで膨れていきます。
 更に大きな山になって我が身にのしかかり、
はねのけることができなくなります。
ついには、山を移動することができないように、
どうすることも出来ないものになるでしょう。

 気分良く暮らせるようにと毎日部屋を掃除するように、
心にかかる煩悩も払いましょう。
仏道修行を続けることによって、煩悩を払い続けたいものです。

 私達の心は、本来汚れていない明るいものですが、
塵垢に覆われて暗いものになってしまっています。
塵垢を取り去れば、また輝き出すはずです。

 塵が心に積もって山とならないうちに早期にこれを取り除き、
常に綺麗な心、煩悩のない明るい心で暮らすことが
肝心ではないでしょうか。

 
    終わり
 
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 編集後記

 1月も もうすぐ終わりですね。節分を過ぎれば立春です。
 
 今冬の寒さははあまり厳しくなかったようですが、
皆様のところはどうでしたでしょう。
 
 春が目の前まで来ているとは言え、まだまだ寒さは続きます。
ご自愛してお過ごし下さいませ。

 今回もお読み頂き、有り難うございました。

                           A.K.
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

     
   サイトに記載されている法話は、
   既刊している「暮らしの中の仏教語」四冊セット
   (送料とも7520円)から抜粋しているものです。
   もし、お手元に「暮らしの中の仏教語」を
   お持ちになりたい方は、
   お気軽に下記メールアドレスまで
   ご連絡ください。
   折り返しご連絡いたします。


   なおご不明な点は、ご遠慮なさらず、メールを
   いただけたらと思います。
   【メール】
    koudaiji@khaki.plala.or.jp


      【お知らせ】
   http://www.koudaiji.com/osirase.html
   【広大寺へのメール】
      koudaiji@khaki.plala.or.jp


    次回のメールマガジン配信予定日時は、10日後です。
    次回の「暮らしの中の仏教語」更新日も同日です。

    ぜひお立ち寄りください。
    【サイト】
    http://www.koudaiji.com

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


    「暮らしの中の仏教語」公式サイト

        
    広大寺ホームページには
    広大寺住職の法話が、随時更新されております
    ぜひ、皆様お立ち寄りになり、読破してみては
    如何でしょうか?

    暮らしの中の仏教語メールマガジンを読んでの
    ご感想お待ちしております。


    広大寺「暮らしの中の仏教語」公式HP
    http://www.koudaiji.com

        暮らしの中の仏教語 掲示板
    http://www.koudaiji.com/cgi-bin/bbs.cgi?bbsid=k1

    広大寺へのメール
    koudaiji@khaki.plala.or.jp


    メールマガジンの変更解約などは当サイトよりお願い致します。

    http://www.koudaiji.com


毎日使う言葉の中に「仏教語」が存在しているのはご存知ですか?
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


















規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2002-05-06  
最終発行日:  
発行周期:隔週  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。