語学・言語学

ローマから吹く風

ローマの日常コラムを読みながら、イタリア語の単語を無理なく覚えましょう!

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ローマから吹く風 77

2004/07/02

:その77:


RAGAZZO(ラガッツォ・/少年)

音声はこちら→

イタリアの小学校は5年で終わり、卒業試験がある。
11歳の子供達は、初めての試験を経験して夏休みを迎え、BAMBINO (バンビーノ/子供)から、
RAGAZZO(ラガッツォ・/少年)へ羽化して行く。

イタリアでもRAGAZZO(ラガッツォ・/少年)の世界は、危険に満ちている。
性虐待、麻薬、など、RAGAZZO(ラガッツォ・/少年)が被害者、加害者になる、暗い事件のニュースは後を絶たない。
文明社会であるが故に、物欲を刺激されて、それが不満足を生んで行くのも哀れだ。
身の内から出てくる望みと、属する家庭が与えられるものと噛み合わない事も多々ある。

それでも
RAGAZZO(ラガッツォは、持ちまえの子供の柔軟性に、学んだ大人のずるさを身につけて、与えられた環境を受け入れ、うまく隙間を見つけて、するりと入り込んで自分の場所を見つける。

行く末はわからないけれど、柔軟性を忘れずに、どんな事にも立ち向かえる大人になってくれるだろうか。

そのために親としてできる事ってなんだろう?
世間の世知辛さ、生きにくい世の中を、あきらめ顔に
RAGAZZO(ラガッツォ)に押し付けて、知らん顔してしまうのではなくて、真剣に彼に向かう事、そんなシンプルな事が、実はあらゆることの原動力になるのではなかろうか。
そして、ついつい日常の義務に流されてしまうと、一番難しい事でもある。


そしてこれは親子だけではなくて、全ての人間関係で有効なのだと思う。


:今日の言葉:
RAGAZZO

RAGAZZOは男性名詞ですから、少女と言いたいときは最後の「O」が「A」になって、RAGAZZA(ラガッツァ)となります。

複数はそれぞれ
RAGAZZI(ラガッツィ)、RAGAZZE(ラガッツェ)です。

 例:じゃあね!(みんなに)
  "CIAO, RAGAZZI!!"
「みんな」が「少年」の年齢でなくても、友達や仕事の同僚仲間では、おじさん同士も普通に使います。

もともとは表題のように「少年」の意味ですが、「恋人」の意味もあります。
 例:あたしの彼よ。
 "E' MIO RAGAZZO".


:今日の写真:

ローマから北西へ80キロほど行ったところにある「CIVITAVECCHIA/チビタベッキア」の港です。
古代ローマの頃から(イタリアで古代ローマの息吹がないところって、探すのが難しいのですが)港として栄えたところです。

現在でもイタリア有数の大きな港で、タンカーや大型客船、貨物船が出入りします。
長崎の日本人殉教者に捧げた教会があったり、かつて新潟からの巡礼者が入港して、その記念像があったり、日本とのつながりも形として残っているところです。


市としてはそれほど大きくなく、港界隈に繁華街が集中してます。
当然、チビタベッキアの若者もその一ヶ所に集中します。
10代から20代にかけての生態を観察するにはもってこいです。

というか、嫌でも目に着きます。
思春期から20代って、生物的な発情期なんだなぁ、と、改めて思わされます。
男の子も女の子も、とにかく異性を意識して、着飾ったり、異性が近づくと、視線が落ち着かなくなったり、突然笑い出したり、歌ったり、バイクの前輪を持ち上げてみたり…自らのアピールに執念を燃やしています。

うるさいほどの情動が、眠っていた「今を生きる」という感覚を思い出させてくれるようです。


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