語学・言語学

ローマから吹く風

ローマの日常コラムを読みながら、イタリア語の単語を無理なく覚えましょう!

全て表示する >

ローマから吹く風 76

2004/06/26

:その95:


ATTIVITA' DELL'UOMO(アッティビタ・デッルゥオーモ/人間の営み)

音声はこちら→

ローマの北西70キロに、こじんまりした避暑地があって、毎年顔を出す。
今年来てみて
ATTIVITA' DELL'UOMO(アッティビタ・デッルゥオーモ/人間の営み)を思った。

こじんまりした避暑地に似合いのこじんまりした港があるのだが、その敷地内に大きなテラスができ、その下にレストランができていた。
レンガ色の大きなパラソルをいくつも並べ、レンガ色のついたて。同じレンガ色を貴重にしたテーブルクロス。
給仕は白いシャツに濃いグリーンの前掛けをしている。
客もある種のスノッブさを身につけていないと、雰囲気を壊してしまう。
このレストランがなかった去年まで、この港は釣り人や海水浴を楽しみにくる人達の、庶民の場所だった。

ATTIVITA' DELL'UOMO(アッティビタ・デッルゥオーモ/人間の営み)と言うのは、こういう事なんだろうな。

「なにもなかった所」に、人間が作り出した形式と秩序を具現するものを構築する。
「なにもなかった所」には、何もなかったのではなく、実は自然があった。
自然をつぶして
ATTIVITA' DELL'UOMO(アッティビタ・デッルゥオーモ)を加える。
自然からかけ離れれば離れるほど。形式度が増して「高級」になる。
人は、人が作ったこの「幻想」に浸るために、喜んでお金を出す…

この「幻想」は便利だし魅惑的。
否定して葬り去る必要もないし、できない事だけれど、時々、高みから眺めて、
ATTIVITA' DELL'UOMO(アッティビタ・デッルゥオーモ)、その前にあったものの事を考えるのは「幻想」に目隠しされない方法だと思う。



:今日の言葉:
ATTIVITA' DELL'UOMO

ATTIVITA' は「活動」「仕事」の意味。
「仕事は何をなさってますか?」の質問にも使えます。
独立して、店を持ってたり、フリーでなにかしてるニュアンスの「仕事」です。
Aはアクセント付きで、最後の「TA」を強く発音します。

DELL'UOMO
は、DIと定冠詞Lが合わさった「DELLO」にUOMOが続いて、DELLO」の「O」が落ちた形です。
一つの単語のように「デッルゥオーモ」と発音します。

「UOMO」は「男」と言う意味ですが、定冠詞がつくと「人類」と言う意味になります。
他の動物の名前も定冠詞が着くと、その動物全体の「種」を意味するようになります。

「指輪物語」の「王の帰還」で、「ローハン」の王女がサウロンの手下と闘い、「L'UOMO(人間)には殺せないのだ」に「私は殺せるわ、DONNA(女)だから!」と言うところがあります。日本語でどう訳したのか、興味があるところです。


:今日の写真:

サンタ・マリネッラはローマの避暑地です。
初めてここを訪れた時、街路樹のヤシの木の美しさに目を奪われました。

街路樹にヤシの木と言うのも初めてでしたし、こんなにたくさんのヤシの木を見るのも初めてだったのです。

サンタ・マリネッラはローマより北なのですが、海のそばのせいか、気候はトロピカルに近いようです。
街路樹のヤシの木もよく育ってますし、庭にブーゲンビルもよく見られます。
どれも鮮やかなマゼンダ色をしてます。


海に添った国道、アウレリア沿いにできた避暑地ですが、夏だけでなく、住み着く人も増えているようです。
通勤に時間がかかっても、環境の良いところ…というのが昨今の空気なのかもしれません。
家賃や売り値はそれほど安くないのに住宅が増えています。



----------------------------------------------------------------------
このメールマガジンは、『メルマ!』を利用して発行しています。

■メールマガジン・アドレス登録
メールアドレス(半角):

■メールマガジン・アドレス削除
メールアドレス(半角):


Powered by melma!


ご感想、ご意見は<
jamadait@inwind.it>やまだまで
----------------------------------------------------------------------

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2002-04-15  
最終発行日:  
発行周期:10日ごと  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。